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 巷間の話題をだらだら論評。

YouTube創業者からも好評…はてなが“Rimo”で狙うこと

2007-02-21 22:52:52 | Weblog
株)はてなが先週リリースした動画試聴サービス“Rimo”(http://rimo.tv/)。
YouTubeの人気番組を自動的に抽出し、テレビのようにエンドレスに流し続けるという
“ありそうでなかった”サービスだ。

最大の特徴は、YouTubeに登録された膨大な数の動画のうち、おいしいところだけを
“つまみ食い”できる点。RimoはASP型のYouTubeビューアーという位置付けで、動画データは、
ユーザーのアクセス状況などを考慮して、YouTubeのサーバーから“人気の高い”と
判断された動画が順番に呼び出される仕組みである。

いわゆるプッシュ型のサービスのため、目的の動画をいちいち検索しないでいいのがウリ。
テレビのような“だらだら見”ができる新しいタイプのメディアとして、注目を集めている。

編集部では、はてな取締役の輿水宏哲(こしみず ひろのり)氏を電話取材。
開発の背景やサービスの特徴について聞いた。

サービス名に“はてな”がない理由
Q1 Rimoが誕生したきっかけは?
A1 昨年12月3日の社員旅行で行なったコンペ大会で、このアイディアが生まれた。
   ネットで動画を見る人が増えている一方、テレビは見るが、ネットは使わないという人も依然多い。
   テレビのように“くつろいで”見られるサービスを作れば、ネットユーザーを増やせると思い、開発を始めた。

Q2 サービス名に“はてな”の文字がないが。
A2 弊社のサービスは、これまで“はてなブックマーク”や“人力検索はてな”など、ユーザーが
   主体的に参加してコンテンツを作り上げていくものが多かった。テキスト主体で難しい印象を与えていた。
   今回のRimoは今までとは真逆のシンプルなサービスだ。“これまでとは違う”という意味を込めて、
   あえて名前に“はてな”は付けなかった。今まではてなを使ったことがない人や、普段ネットをあまり
   使わない人にもぜひ利用してほしい。

Q3 リモコンには4つのチャンネルがあるが、それぞれどのような動画が流れているのか?
A3 チャンネルはYouTubeのカテゴリーに基づいていて、大まかに分けると“音楽”“お笑い”“アニメ”
   “動物”の4種類の動画が流れている。

Q4 動画の更新頻度は?
A4 1日に1回更新し、1度見た動画はその日のうちは再表示しない仕組みになっている。

Q5 検索機能は装備しているか?
A5 キーワード検索機能などはない。テレビのように“かけ流し”で楽しんでもらうのをコンセプトに
   しているので、早送りや巻き戻し機能もつけていない。

Q6 見たくない動画に当たったら?
A6 スキップ機能で、気に入らない動画は飛ばすことができる。

ネットであってもだらだらながら視聴に堪えうるという稀有なサイトがはてなの新サービス。TVよりも流される動画の幅は広いし予測もつかない。意外と大ヒットの予感??


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