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携帯の番号ポータビリティ、手数料千円以下ならNTTドコモとauのシェア逆転の可能性も 

2005-06-05 19:35:20 | Weblog
日経BPコンサルティングは,「携帯電話利用動向調査2005」の調査結果を基に,携帯電
話の番号ポータビリティ(MNP)実施後の通信事業者(キャリア)のシェア変動を試算した。

 調査結果では,MNPでユーザーが支払う手数料が1000円以下になった場合,au 以外
のキャリアからauへの乗り換えが最も多く発生する。その結果,auのシェアはNTTドコモに
並ぶことが分かった。MNPは一定の手数料を支払うと,契約している通信事業者(キャリア
)を変更してもそれまでの携帯電話番号を継続できる制度。手数料はまだ決まっていない。

 試算の条件は,MNPの手数料が1000円以下になった場合。この条件下で,調査対象者
である携帯電話ユーザーの57%が,「MNPを利用してキャリアを乗り換えたい」と答えた。
キャリア別に見ると,NTTドコモ・ユーザーの55%,auユーザーの50%,vodafoneユーザ
ーの72%,TU-KAユーザーの63%が他キャリアへの乗り換えを希望しており,au以外の
キャリアでは,現在のキャリアを継続するより乗り換える意向のほうが強かった。

乗り換え希望先として多かったキャリアはau。NTTドコモの全ユーザーの39.5%,vodafone
全ユーザーの36.9%,TU-KA全ユーザーの29.6%が,auに乗り換えたいと回答した。
 一方,auユーザーでは,乗り換え希望先のトップはNTTドコモで33.1%。しかし,auを継続
したい人が41.9%で最も多かった。auは乗り換え先として最も注目を集め,現auユーザー
のロイヤルティもほかのキャリアより高い。―最近のau人気を裏付ける結果となった。

 このようなユーザーの乗り換えが全部起こったとして試算した結果,MNP実施後のキャリ
アのシェアは,NTTドコモが40%,auが41%,vodafoneが17%,TU-KAが2%になった。
社団法人・電気通信事業者協会(TCA)が発表した2005年4月のシェアと比較すると,au
のみが大躍進する一方,“ガリバー”の NTTドコモが16ポイント落ちてauとほぼ並び,
vodafone,TU-KAもそれぞれシェアを落とすという大移動が起きることになる。

■ソース(全文)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20050525/161499/

番号ポータビリティーが始まるとシェアの大移動は避けられないだろうなあ。今の固定客?維持のために、いろいろ各キャリアもインセンティブを設定してくるかもしれないし。今ならauが有利なのは間違いないな。ボーダフォンは苦戦を免れまい。


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