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 巷間の話題をだらだら論評。

今も海に沈み続ける国「ツバル」

2009-05-04 09:56:18 | Weblog
海面上昇で沈む国」として、地球温暖化の脅威の象徴となっている南太平洋の島国ツバル。
海水に浸食され国土が狭くなっていく中、飲料水の確保、ごみ処理など、ライフラインに
かかわる問題の解決策すら見えない危機的状況だ。 (フナフティで、熊倉逸男、写真も)

航空機上から見た本島、フナフティ島は細い三日月の形状。実際に島内を歩くと
両側を海に挟まれ、幅が五十メートルに満たない所もあった。政府のテキネネ環境局長(47)は
「昔は学校帰りに、ビーチで遊んだものだった」と振り返るが、今はもうビーチは見当たらない。
だが原因は温暖化による海面上昇だけではないようだ。

現地に在住し、ツバル首相府アドバイザーを務める
小川和美さん(49)=国際協力機構(JICA)専門家=は、かつて湿地だった所への
居住や、生活排水による汚染で海岸の砂のもとになっていた有孔虫の死骸(しがい)が
減少したこと-などの要因も指摘した。

ツバルは与那国島とあまり変わらぬ総面積約二十六平方キロの小さな島に約一万一千人が
生活する。一九九〇年代後半以降の人口増加で、従来の自給自足経済も崩壊。
上下水道は整備できず給水は雨水頼り。焼却施設も無いためごみは野積み状態だ。
総額約六十三億円の政府開発援助(ODA)による日本の無償資金協力で、
政府はインフラ整備を進めるが、将来像が描けない状況に“国外脱出”を望む声は
少なくない。船員派遣仲介業の男性(47)は「海面上昇問題に解決策はない。
自分が生まれた美しい国を愛しているが、市民権が得られるなら、オーストラリアに行きたい」と漏らした。

*+*+ 東京新聞 2009/05/04[09:33] +*+*
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009050402000099.html

海面上昇も問題かもしれないが、どちらかと言うとそれ以外の廃棄物処理や水の供給とか人口増加の副産物の問題のほうが大きくないか??いずれオーストラリアに救済合併とかありそう。

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