大阪市内の主要な商業エリアのうち、梅田の集客力が突出して高まっていることが日経
リサーチの調査で明らかになった。「また行きたい」と答えた人の割合を10月と4月で
比べたところ、梅田の商業施設の4割以上で上昇した。百貨店などの開業・増床ラッシュ
の効果が同エリアのほかの施設に波及しているとみられる。一方で心斎橋などは集客力の
低下が目立っており、街の勢いの差が鮮明になってきた。
日経リサーチの商圏調査「関西センサス」をもとに、大阪市内の主要な商業施設につい
て利用客が繰り返し行きたいと思っている割合(リピート意向)を集計。梅田、なんば、
心斎橋、阿倍野の4エリアで分析した。
4月と10月で大きな変化がみられたのは梅田だ。利用客のリピート意向は、集計対象の
17施設のうち8施設で上昇した。
4月に全面改装した大丸梅田店は10月のリピート意向が4月より2.5ポイント高い86.3%
となり、ほかの施設よりも高い伸びを示した。阪急梅田本店、阪神梅田本店、ヨドバシ
カメラマルチメディア梅田なども上昇した。
梅田では大丸梅田店の増床に加えて、JR大阪三越伊勢丹、ファッションビルのルクア
が5月に開業した。新たに開業・増床した商業施設が多くの客を引き寄せ、その客が周辺
の施設に流れている様子がうかがえる。
逆に心斎橋ではリピート意向が伸びた商業施設は6カ所のうち1カ所にとどまり、梅田
と明暗を分けた。中核施設の大丸心斎橋店は80.4%で横ばい、心斎橋筋商店街は80.9%か
ら79.6%にやや下がった。
心斎橋では今年、大型商業施設の開業・増床はほとんどなく、若者を中心に顧客の一部
が梅田などに流れたとみられる。心斎橋パルコが9月に閉店したことも響いた。
阿倍野エリアでもリピート意向は伸び悩んだ。4月に比べて上昇したのは7施設のうち
近鉄百貨店阿倍野本店など2施設だけだった。ただ同エリアには4月に「あべのキューズ
タウン」が開業し若者客を引き寄せており、相乗効果で盛り返す可能性がある。
健闘しているのがなんばで、9施設のうち4カ所でリピート意向が上昇した。特に3月
に全面改装を終えた高島屋大阪店は4月より4.4ポイント高い87%になった。
ソース:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819A96E0E2E2E3E38DE0E2E3E0E0E2E3E39E9693E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5
■梅田の中でも明暗、大阪から遠い施設苦戦
梅田の商業施設がすべてバラ色というわけではない。開業・増床が相次いだJR大阪駅
周辺から離れた場所にある施設は、軒並みリピート意向が下がった。利用者のアクセスの
しやすさが明暗を分けたようだ。
一例が梅田ロフトとヌー茶屋町。両方とも若者から人気が高いが、10月の調査ではそれ
ぞれ4月より1.4ポイント低い80.5%、同5.6ポイント低い74.5%と振るわなかった。
とはいえ梅田の人の流れがこれで固定化したわけではない。新たな商業施設の誕生で、
流れは変わりうる。
実際、梅田では2012年以降も大型の改装や開業が相次ぐ。早ければ同年秋に、阪急梅田
本店が全面改装を終えてオープンする。13年春には大阪駅北側に「うめきた」が街開きする。
梅田のなかでも商業施設同士で、顧客を引き寄せるための綱引きが繰り広げられそうだ。
<以下略。省略部分はソース参照>
梅田がいろいろな面で充実しているのは確かだが、東の新宿あたりとくらべると街の回遊性
が低い。街歩きがしにくいというか・・・。
リサーチの調査で明らかになった。「また行きたい」と答えた人の割合を10月と4月で
比べたところ、梅田の商業施設の4割以上で上昇した。百貨店などの開業・増床ラッシュ
の効果が同エリアのほかの施設に波及しているとみられる。一方で心斎橋などは集客力の
低下が目立っており、街の勢いの差が鮮明になってきた。
日経リサーチの商圏調査「関西センサス」をもとに、大阪市内の主要な商業施設につい
て利用客が繰り返し行きたいと思っている割合(リピート意向)を集計。梅田、なんば、
心斎橋、阿倍野の4エリアで分析した。
4月と10月で大きな変化がみられたのは梅田だ。利用客のリピート意向は、集計対象の
17施設のうち8施設で上昇した。
4月に全面改装した大丸梅田店は10月のリピート意向が4月より2.5ポイント高い86.3%
となり、ほかの施設よりも高い伸びを示した。阪急梅田本店、阪神梅田本店、ヨドバシ
カメラマルチメディア梅田なども上昇した。
梅田では大丸梅田店の増床に加えて、JR大阪三越伊勢丹、ファッションビルのルクア
が5月に開業した。新たに開業・増床した商業施設が多くの客を引き寄せ、その客が周辺
の施設に流れている様子がうかがえる。
逆に心斎橋ではリピート意向が伸びた商業施設は6カ所のうち1カ所にとどまり、梅田
と明暗を分けた。中核施設の大丸心斎橋店は80.4%で横ばい、心斎橋筋商店街は80.9%か
ら79.6%にやや下がった。
心斎橋では今年、大型商業施設の開業・増床はほとんどなく、若者を中心に顧客の一部
が梅田などに流れたとみられる。心斎橋パルコが9月に閉店したことも響いた。
阿倍野エリアでもリピート意向は伸び悩んだ。4月に比べて上昇したのは7施設のうち
近鉄百貨店阿倍野本店など2施設だけだった。ただ同エリアには4月に「あべのキューズ
タウン」が開業し若者客を引き寄せており、相乗効果で盛り返す可能性がある。
健闘しているのがなんばで、9施設のうち4カ所でリピート意向が上昇した。特に3月
に全面改装を終えた高島屋大阪店は4月より4.4ポイント高い87%になった。
ソース:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819A96E0E2E2E3E38DE0E2E3E0E0E2E3E39E9693E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5
■梅田の中でも明暗、大阪から遠い施設苦戦
梅田の商業施設がすべてバラ色というわけではない。開業・増床が相次いだJR大阪駅
周辺から離れた場所にある施設は、軒並みリピート意向が下がった。利用者のアクセスの
しやすさが明暗を分けたようだ。
一例が梅田ロフトとヌー茶屋町。両方とも若者から人気が高いが、10月の調査ではそれ
ぞれ4月より1.4ポイント低い80.5%、同5.6ポイント低い74.5%と振るわなかった。
とはいえ梅田の人の流れがこれで固定化したわけではない。新たな商業施設の誕生で、
流れは変わりうる。
実際、梅田では2012年以降も大型の改装や開業が相次ぐ。早ければ同年秋に、阪急梅田
本店が全面改装を終えてオープンする。13年春には大阪駅北側に「うめきた」が街開きする。
梅田のなかでも商業施設同士で、顧客を引き寄せるための綱引きが繰り広げられそうだ。
<以下略。省略部分はソース参照>
梅田がいろいろな面で充実しているのは確かだが、東の新宿あたりとくらべると街の回遊性
が低い。街歩きがしにくいというか・・・。