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米ウォール街の著名投資家、中国経済の崩壊を予測

2010-01-10 10:47:28 | Weblog
企業の経営危機を予想し、巨額の利益を得たウォール街の投資家が中国経済の
「バブル崩壊」を予測、注目を集めている。

この投資家は米ヘッジファンド「キニコス・アソシエイツ」の設立者である
ジェームズ・シャノス氏(51)。2001年に不正会計事件で破綻した
米エネルギー大手エンロンの経営危機を察知して株を借りて売却、値下がりした
時点で買い戻す「空売り」を仕掛けたことで知られている。

昨年、4兆元(約53兆4千億円)の景気対策を実施するなど、8%の高度成長を
維持した中国経済については、多くのエコノミストが今年も9%台の成長を見込んでいる。

しかし、8日付の米紙ニューヨーク・タイムズの特集記事「中国を空売りする」に
よると、シャノス氏は中国経済が「ブームを続けるよりも、崩壊に向かっている」との
警告を投資家向けのメールやメディアを通じて発信。過剰な投機資金が流入する
中国の不動産市場は「バブル」であり、その規模は昨年11月に信用不安を引き起こした
アラブ首長国連邦のドバイの「1000倍かそれ以上だ」という。

そのうえで、シャノス氏は中国政府が発表する経済指標について会計操作や虚偽もある
と疑い、「売ることのできない量の製品をつくり続けている」などと強調。昨年12月、
中国経済の破綻を見込んで建設、インフラ関係の株式を物色していることを明かした。

シャノス氏が真剣に中国経済の研究を始めたのは、昨年夏。無謀な経営計画による
企業の利益の誇張を見抜くことを哲学としてきたシャノス氏だけに「中国株式会社と
いう最大の複合企業の神話の崩壊」(同紙)が的中するか、話題を呼びそうだ。

◎ソース
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100109/chn1001091829001-n1.htm

 バブル気味なのはある程度折り込み済みではないか??あとはそれがいつどれくらいの規模で破裂するか。規模によては日本も返り血?