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定員割れの私立大学:補助金を最大50%削減へ 私大・短大の淘汰が一層加速

2008-02-12 23:46:08 | Weblog
文部科学省は、今年度から私立の大学、短大、高等専門学校への補助金制度を大幅に見直す。
定員割れの学部・学科がある大学などへの補助金削減率を現在の最大15%から毎年徐々に拡大し、
2011年度には最大50%にまで引き上げる。

 文科省は補助金の差別化を図ることで、大学側に経営安定化に向けた努力を促したい考えだ。

 学部・学科の在籍学生数が定員に占める割合を表す「定員充足率」が低い私立の大学や短大に
とって厳しい内容で、今後、私大・短大の淘汰(とうた)が一層加速する可能性がある。

 新制度は定員充足率が50%~60%未満の場合、現行の補助金削減率の15%を毎年徐々に拡大し、
2011年度に最大50%にする。定員充足率が60%~69%未満では現行の補助金削減率12%を
今年度は15%にする。定員充足率が50%以下の私大などに補助金を支給しないことは変わりはない。

 文科省によると、今年度、定員充足率が50%~69%未満の学部・学科がある大学や短大などは
196校あり、1校あたり224万円の減額になるという。


▽News Source YOMIURI ONLINE(2008年2月12日22時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080212-OYT1T00516.htm
▽文部科学省
http://www.mext.go.jp/


定員割れのうえに、補助金50%削減ではやっていけないこと確実。少子化になることがわかっていたにも関わらず粗製乱造になるようにほいほい新規の設立を認可していた文部省が責任を取らないのはおかしい。