涼麻が行く ~白犬ウエスティの のんきな生活~

ウエストハイランドホワイトテリア(ウエス、ウエスティ、白犬)の涼麻(りょうま)のことを中心にいろいろと

庚申塔ウォーク#35

2021年05月08日 10時28分09秒 | 庚申塔

長遠寺」を出て、国道1号線を北へ渡り歩いていると、風変わりな景色に遭遇

「馬込給水所」の2基の給水塔(1951年、1954年)で現役だそうです。この日は屋根しか見えませんでしたが、本体部は重厚で力強い意匠のようです。戦前に建設された「駒沢給水塔」(1924年)は重厚さに加えて優美さも備えていましたが、馬込はどうなのでしょうか、一度、訪れてみたいスポットです。

高層ビルの展望フロアでもないのに、このように遠くの建設物を眺められるのは、地形のうねりのおかげです。

 

元祖コンビニ

 

JRの跨線橋を北へ渡ります。ちょうど、湘南新宿ラインが走ってきました。

ここは、蛇窪信号場より新川崎方なので、山手貨物も走ってくると思います。

また、この写真の右側の線路は東海道新幹線なので、しばらく待っていると、

 

ヒューーーンとカッ飛んでゆきました

 

しばらく新幹線に沿って西進していくと、なんと富士山を拝むことができました

これまた地形の妙です。

11時頃だったので、普通なら霞んでしまう時間帯ですが、この日はGW中で空気が澄んでいたのでしょう。

 

長遠寺」から約30分で「東雪谷庚申」

変形六叉路

 

2基の庚申塔のうち、左側は風化を受けて、だいぶ丸くなっていますが、青面金剛像。

上方に日月、六臂、下方に二鶏、三猿。

 

右側はかなり保存状態が良いといえます。

六臂合掌青面金剛像。

上方に瑞雲つき日月(逆様)。持物は法輪、戟、弓矢、ショケラ、宝棒。

 

邪鬼を踏む。

 

下方の二鶏と三猿が、互いに遊んでいる様な配置になっているのは珍しく、鳥獣戯画を思い起こさせます。

 

三猿は求心フォーメーション。中央は聞かざるですが、左右の横向きの猿は腕の位置が似ていて、見ざる、言わざるの判別がつきません。

「奉」、「帝釋天王為二世安禾」、「右 瀬田ヶ谷道」

「享保七壬寅三月吉日」(1722年)、「左 九品仏道 雪ヶ谷村」

ちなみに「二世」とは「現世」と「来世」です。「安禾」は「安穏」の略でしょうか。

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