戸塚の旧東海道、神奈中「大坂台」バス停近くに8基の石塔が並んでいます。
少なくとも向かって右側の7基が庚申塔です。
最も右側に庚申文字塔。上方に青面金剛の種字ウーン、その下に瑞雲付き日月。下方に三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)
「庚申講中」「正徳四甲午年」「正月十七日」(1714年)
その左に、六臂青面金剛像。上方に瑞雲付き日月、下方に三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)
その左に六臂青面混合像。上方に瑞雲付き日月(向かって右側は欠失)
足下に邪鬼、下方に三猿(言わざる、見ざる、聞かざる)、その左右に二鶏。
「奉新造立為庚申供養」「峕元禄八乙亥祀十一月二日敬白」(1695年)
その左に、六臂青面金剛像。足元左右に二鶏。下方に三猿(言わざる、見ざる、聞かざる)
「奉建立庚申供養宝塔□白」「元禄六癸酉天十月吉祥日」(1693年)
その左に、笠付き、上方に瑞雲付き日月。
下方に三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)
その左に、笠付き、笠の下部に注連縄が巻き付けられている点がたいへん珍しいです。
「奉彫□庚申講石塔」「□延宝五天」「丁巳九月□□」(1677年)
その左に、六臂青面金剛像。上方に瑞雲付き日月、足元左右に二鶏、足下に邪鬼。下方に三猿(言わざる、聞かざる、見ざる)
「元禄四辛未年」「八月十日」(1691年)
最も左側は、一面十二臂。千手観音像でしょうか。