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アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

「銀色のシーズン」追加エントリ

2008-01-17 11:44:26 | 日本映画
 ども。
 前回のエントリは田中麗奈ちゃん賛美に終わって、つらつら考えると均衡を失していると思えるので追加です。

 この映画で中心的に描かれているのは瑛太さんと町の人々の関わりです。小さな町のヒーローの栄光と挫折。町の期待と失望。町の人と瑛太の距離。田中麗奈ちゃんの登場をきっかけとする瑛太の再生と町の人との交流の再生など。
 それを見守り、歯がゆく思いつつ、再生を期待する役どころが、サトエリちゃんでこの意味でも彼女の役割は光っていました。

 瑛太さんが、麗奈ちゃんの捜索に向かおうとして町の人と対立する場面では、「俺は失敗をみんなのせいにしたか。勝手に期待して勝手に離れて行ったのはそっちじゃないか」と叫ぶシーンが秀逸です。
 なかなか世間が世知辛いだけに、町の人すべてを温かく描き(杉本哲太演じるパトロール隊の面々を含め)、映画の中で瑛太と周囲の人間としての交流が再生するのを見るのは気持ちのいいものです。

 そういう意味でもさわやかな映画となっています。