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アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

「サラエボの花」

2008-01-12 16:51:41 | 映画一般
 ども。
 「サラエボの花」。今日から京都シネマで公開、さっそく行ってきました。

 Grbavica/2006/ボスニア・ヘルツェゴヴィナ=オーストリア=ドイツ=クロアチア/
 95分/アルバトロス・フィルム、ツイン
 監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
 出演:ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ

 12:45からの初回で、20分前にチケットを買って、60番台でした。(京都シネマは全席自由に座れますが、チケット購入順に番号が入っていて、この順番に入場します)シネマ2で60番台ですから、ほぼ満席状況。

 映画は一時間30分程度と短めの尺ですが、内容が濃かった。そして、怖かった。エスマのサラとの二人暮らしの日常が淡々と描かれていくのですが、そこら中に“戦争”の影が漂っているのが怖い。

 壊れたビル。
 子どもたちの会話。
 ジャヒードの言葉。
 過去の記憶におびえるエスマの表情。
 サラが持つ銃の怖さ。

 それだけに、最後のシーン。バスの中で歌を歌い表情が明るく変わっていくサラを見てホッとした。

 子どもが子どもらしく明るく歌を歌う。そんな当たり前のことが、戦争の影の中ではできない。そして戦争が終わっても、傷は残り続ける。そして傷を抱えたままその中で人間は生きていく。
 この映画は女性の監督にしか撮れない。
 すごい映画を観た。