看一看電影

アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

ショートムービー『箒星』がこんなに心打つこと!

2006-07-31 22:43:50 | 音楽

 息子は以前からの大ファン。今回も『箒星』を早々に手に入れていて「いいよ」と言っていた。今日、テレビも見るものもないのでミスチル『箒星』のDVDを見たけどホント、マジに感動モン!

 今の社会そのもの。若者はコンプレックスをかかえ、単純作業や清掃作業に従事して自分に自信も持てずに、他人とつながれない。その姿を正直に、気取らずに、普通の声で、なおかつオシャレに踊って訴えているこのビデオ、ただモンじゃありません。

 思わず2回連続で観てしまいました。ハッキリ言って、下らない受け狙いの映画より百倍中身の濃い18分のショートムービー。

 やっぱり桜井クンは対象のとらえ方、描きかた、それをメディアに乗せて発信する方法まですべてに、超一流です。もう一度言います。感動しました


『灌籃高手』と高校総体

2006-07-30 17:58:40 | 
灌籃高手=SLAMDUNK
 
 わが家は一家中みんなマンガの大ファン。中でも「スラムダンク」は家族全員のお気に入りです。
 私も3.4ヶ月に一度ぐらいスラムダンク全巻を読み返しています。写真は去年の大連旅行で書店で入手した「灌籃高手」第31巻、7.5元で購入しました。ニセモノコピーがはびこる中国ですが、これはちゃんと版権取得の証明が印刷されています。

 「スラムダンク」はほとんどのセリフも覚えているので「どう訳されているのか?」と言う興味もあって買いました。
 
 例えば、ゴールを決めたところの「よーしっ!」は「好球!」。桜木くんのあだ名の「赤頭、または赤坊主」は「紅脳殻」。キャプテン「ゴリ」は「大猩猩」と言う具合です。

 あの名セリフ「左手は添えるだけ・・・」は「左手只要托住球就行了・・・」となります。

(ちなみに、ここでの中国語表記は、本来簡体字で書かれているものを日本語の漢字に当てはめたものです。中国語の簡体字表記は異なりますので念のため)

 今年も、8月1日から高校総体が始まります。その昔、京都で高校総体が開かれたとき、たまたま宇治市がバスケットの会場でした。私たち一家は、山王工業のモデルとなった能代工業を観るために仕事をさぼって予選から決勝まで生でそのプレーを見ました。本当に「スラムダンク」の世界そのもの。私たちのお目当ては能代工業の三年生だった田臥 勇太くんでした。能代工業は圧倒的強さで優勝しましたが、田臥くんのスピードあふれるプレーは強く印象に残りました。
 それからというもの、私と配偶者はずーっと田臥くんのファンであり、その活躍を期待しています。

 田臥、加油!

チャングム

2006-07-29 23:22:13 | ドラマ
 私は流行にいつも一歩遅れて参加している。
『冬のソナタ』も配偶者が夢中で観ていて、DVDを購入してから観ました。

 そんな私が、今日たまたまNHKで観たのが『チャングムの誓い』第38話。もう大分話は進んでいてその間のストーリーがまったくわからないのだけれど、評判になることはある面白さ。韓国宮廷の作法やしぐさなど興味津々で観ました。イ・ヨンエさんは好きな女優の一人ですが、澄んだ瞳が印象的です。
 これで第1話からレンタルして見始めると『ハマル』んでしょうね。

原点・・・というもの

2006-07-28 22:41:09 | 日本映画
何十回も何百回も観る映画ってあるんです。
私と家族にとっては、今やっている『となりのトトロ』。
ひとつ一つのシーンをすべて覚えていて、今17歳になる息子と何十回も観て、そして、観るごとに感動する映画があるなんて奇跡です。
 この映画は全世界に流されて、多くの人が見て、同じように感動して、ファンを広げています。私たちはみな同じ人間で、同じように心を揺り動かされるんですね。
 トトロに感動する心の輪が広がりますように。
 世界が平和でありますように。
 家族を思う心がメイちゃんのように真直ぐでありますように。

オシャレに哲学する『ハッカビーズ』

2006-07-27 23:24:24 | 映画一般

無事に神戸から舞い戻り、家に着いたら夕立がありました。

 一眠りして、南京町の和記の炭火焼ブタを肴に『アイラブハッカビーズ』を観ました。何の情報も先入観もなく観始めたら最初は頭の中に「?」「?」とマークが飛び交いました。そのうち映画の世界に入り込み、最後はオシャレで哲学的な映画に拍手!

 アジア映画大好きな私ですが、こういう風に、『いかに善く生きるか』というカント・ヘーゲル以来の哲学的テーマを、軽くスマートに扱う手腕はハリウッドの独壇場です。難しく眉間にしわを寄せて考えさせるのは簡単かもしれません。

 しかし、こんな風にこのテーマを映画として面白く見せるのは至難の技です。「実存主義的な探偵」のダスティン・ホフマンらを芝居回しとして、ジュード・ロウ、ナオミ・ワッツなどスターの配役も見事です。何の情報もなく、観る映画も当たれば最高!ぜひ、ハッカビーズをどうぞ。

 


神戸の夜

2006-07-26 01:02:28 | 日々のこと
 神戸は大好きな街です。けれども、京都からは新快速で一時間。すぐ行ける所で泊まることはありません。
 ところが今仕事で神戸に3日間出張。いま、神戸のホテルでこのエントリーを書いています。ホテルに泊まる神戸の夜は新鮮です。
 明日も一日会議で神戸にいます。南京町や百楽苑さんなど仕事の合間をぬって行くつもりです。

おじさん向きではない『NANA』

2006-07-25 08:06:44 | 日本映画
 何でも観るおじさんは『NANA』をDVDで視聴しました。大ヒットしていた時に映画館にはさすがに行きませんでしたが・・・。

 女の子の過剰な思い入れと少女漫画そのもののストーリー。LIVEシーンのスピード感は見もの。けれども、ここはおじさん感覚でストーリーと二人のナナの役柄に思い入れることができませんでした。マンガそのものも読んでません。
 この違和感は何なのかなあ。私は少女漫画そのものは大好きで昔からよく読んでますが、マンガのほうが丁寧に書き込んでいるんでしょうか?本の大ヒットからすると映画のできは「?」という感じです。中島美嘉も頑張ってるのはわかりますがどう観ても素人くさい。

 全体に少女マンガ原作なら『花より男子』の方が数段上ですね。 

『千機変』

2006-07-24 13:10:24 | 香港映画

 また雨が降り出した日曜日。しごとを終えて夜に見たのが『千機変』(邦題はツインズ・エフェクト)。前にツインズ・エフェクトⅡの方から観たので、今回はさかのぼってツインズ・エフェクトを観ましたが、話は何のつながりもありません。

 バンパイアとバンパイアを退治する側の攻防とツインズを主人公にした恋愛騒動。退治する側にイーキン・チェン。その妹がシャーリーン・チョイ。イーキンに恋する女性にジリアン・チョン。そして、バンパイアの王子にエディソン・チャン。アンソニー・ウォンが登場したり、ジャッキー・チェンも出てきて香港映画人大集合のアイドル映画です。イーキンは、こういう軽い役にピッタリ。頑張ってます。

 以前、ツインズ・エフェクトⅡの感想にも書きましたが、香港映画ではアイドルもアクションします。できないと映画になりません。その昔はマギー・チャンもアクションで頑張ってましたね。

 そういう意味で香港映画の王道を行くアイドル・アクション映画です。個人的には、シャーリン・チョイ「阿Sa」のコケティッシュな魅力に魅かれます。広東語の響も可愛らしい。写真はエディソンとコンビニでカップ麺を食べる阿Saです。


『FIST OF FURY』

2006-07-23 15:41:20 | 香港映画

 つたやが旧作100円セールなので、7本ほど配偶者といっしょに借りてきました。

 これはその一本。FIST=握りこぶし。FURY=激しい憤りということで、邦題は『ドラゴン怒りの鉄拳』。もろそのまんま。20数年ぶりのブルース・リー作品です。

 安いテレビドラマ並のセット。ステレオタイプ化された日本人。ブルース・リーも、師匠を殺されて復讐に怒る、手のすぐ出る浅薄な男を演じます。こう書くと実も蓋もないですが、見所はやっぱりブルース・リーの鍛えられた身体とアクション。ヌンチャクも久しぶりでかえって新鮮。

 アチョーの奇声と無表情なブルース・リーは、日本人道場に忍び込むシーンで電話修理工に変装してますが、へらへら笑いを浮かべる中国人を演じていて、「アー、こんな表情もできるんだ」と新たな発見です。久々に観て楽しんだ一本です。