看一看電影

アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

おじさんは納得したぜ!FLY DADDY  FLY

2006-05-31 23:57:40 | 日本映画
 その昔、配偶者がロードショーに行って「良かったよ」と言っていたこの『FLY DADDY FLY』。結局、私は上映館に行けず今回ツタヤから借りてみました。
 話の筋自体は、えー、ウソー、アリエナイザー(きっこふうに)って感じですが、部分部分のリアリティーに惹かれて、「おじさんは納得したぜ!」って感じです。この強引な話に決着を付ける監督の腕に拍手します。そして、私的には最後にミスチルのエンディングが流れた瞬間に素直に感動しました。アリエナイザーの大逆転ですよね。
 だけど、オヤジは娘には決定的に弱いんです。これはきっとこれからも変らないんでしょうね?

コンセントを抜く!

2006-05-30 23:16:59 | 日々のこと
 えー、今日はお休みで釣に行って来たのでくたくた。こんな日に限って、「今から帰るよ」と家に電話すると、娘が「朝からね、大変だよ。DVD録画機が壊れた!」との報告。リモコンでも本体でもスイッチが動かないとの報告。なおかつ、ツタヤから借りているDVDが中に入ったまま動かないとのこと。

 「こんなときは修理期間中でも延滞料をツタヤに取られるのかなあ?」「入ってんのはどんなDVDやねん?」とかくるくると頭が回る。「えーっと帰ったらまず機械の説明書と保証書を確認して、スイッチ押して動かないなら電気屋へ、けど今日はもう閉まってしもてるから明日の話やなあ。明日は月末でそんなに早いこと帰れへん。えらいこっちゃ」などとりとめなく考えながら家に帰って早速説明書を探すも見つからない。配偶者も帰ってきて探すがない。なんちゅう始末が悪い家や!と怒りつつ、「こりゃもう、電気屋さんか!」と覚悟しながら「一回コンセント抜け!」とコンセントを抜いてしばらくして再度コンセントを入れると・・・。

 普通に動きました!

 イザというときは『コンセントを抜け!』格言になりませんか?

下妻ってサイコー!

2006-05-29 22:14:42 | 日本映画
 今『下妻物語』の途中。

 私土屋アンナさんのファンです。うぇいうぇいとは違う意味で、土屋アンナ・深キョンのコンビってサイコーです。こんなすごい映画がよくできたなあーって漢字、幹事、監事、感じですか!(ちょっと引っ張りすぎ)
 よく観るとこの映画は「タイガー&ドラゴン」と重なってるんですね。阿部サダヲが居て、荒川よしよしがいてね。「有頂天ホテル」の篠原涼子、「美味しいプロポーズ」の小池栄子など今旬の人が大集合です。

 だけどなんと言っても土屋さん。媚びず、群れず、笑顔がかわいい。何度も言います。サイコーです。今度の映画おいらん役も期待してます。けれどこの人はどんな役をしても、誰にも真似できない文字通りの独特の人、「土屋アンナ」です!

表題に偽りあり

2006-05-28 13:44:36 | 日々のこと
 今日、日曜日も私は仕事。

 そんな私を尻目に配偶者と息子は連日映画に行ってます。
 昨日は息子はイオンシネマ久御山で『GOAL』を、「なかなかの感動モンだよ」との感想。今日は京都シネマで『かもめ食堂』と『戦場のアリア』の一人2本立ての予定。配偶者は『間宮兄弟』に。

 このブログの表題は『看一看電影』(ちょっと映画を観よう)と言いながら私が一番観ていない。(哭!)
 配偶者は、4月までに24本を観て、手帳を見ながら「月6本平均!」と少しふんぞり返りました。(少し怒)

 ブログの表題を『私を映画に連れて行って』に変更しようかと真剣に考えています。

北京電影遊城

2006-05-27 19:53:19 | 中国映画
『覇王別姫』途中まで観ました。
 陳凱歌監督の作品でもこれはやっぱり別格です。
 これのロケにも使われたと聞いて北京電影遊城に行ったのは2004年8月。
 確かに観た記憶がありました。あんまり写真を撮ってませんがその一枚です。

陳紅とレスリー・チャン

2006-05-26 21:58:29 | 中国映画
 日中友好新聞という新聞があります。日中友好協会が発行している新聞で毎月5日15日25日に発行されます。中国文学の世界で超有名な先生方の連載や中国の今を伝える記事、各地の協会の行事など読みどころがいっぱい。私は愛読者です。

 一番好きなのが、石子順さんの連載『中国映画〈明星〉物語』。もう459回も連載されている、売れっ子のコーナーです。ここから単行本が2冊でています。1人の俳優を何回かの連載で浮き彫りにしていきます。私はこのコーナーで中国映画のことを本当にいろいろ学ぶことができました。石子順さんは、中国映画界に知己も多く、陳凱歌監督とも旧知の仲です。

 今連載はちょうど陳紅さんの6回目(2006年5/25号)です。陳紅さんは、陳凱歌監督の奥さん。女優であり、映画『無極』のプロジューサーであり、2人のお子さんの母親です。陳凱歌監督の『北京ヴァイオリン』で蓮っ葉なおねえちゃんで、主人公憧れの女性を演じていた美人が陳紅さんです。

 私はたまたま今から1年半程前に神戸で行われた陳凱歌監督と陳紅さんの講演を配偶者といっしょに聞く機会がありました。陳凱歌監督の男らしく、知的な講演とご夫妻がお子さんの詩の暗誦を優しく見つめる姿が印象に残っています。

 話を戻してこの第6回目の連載では「陳紅とレスリー・チャン」と題して、映画『無極』の無歓役には陳夫妻は当初からレスリー・チャンをと決めていたこと、94年以来の知り合いだった夫妻とレスリーは電話も携帯もずっと通じていたのに2002年後半からなぜかそれが途絶えたこと。2003年1月20日に夫妻とレスリーは久しぶりに出会ったが、『無極』のことは話さず、合作する約束も取り付けなかったことが書かれています。

「運命とはこういうものなのか。この時、二人がもっとつっこんでレスリーの予定をたしかめ、この映画のすごさを強調し、『無極』にレスリーが絶対必要なことを主張していたらどうなっていただろうか。『無極』に出演するという約束がもしレスリーの意識にしっかり植えつけられていたとすれば、その心に生きるハリというものも生まれていたのではないだろうかと思えて残念で仕方がない。
 2003年4月1日、陳紅は陳凱歌とともに、来華中のフランス前高官の接待をしていた。『さらば我が愛 覇王別姫』で話がもりあがって、客は機嫌よくレスリーのせりふまでいうほどだった。7時過ぎ、陳紅の携帯が鳴ってレスリーが死んだと伝えた。『そんなのウソよ』と陳紅はいった。」(日中友好新聞06年5月25日号 映画百年と明星―陳紅⑥ より引用)

 こういう話がリアルに語られるので、私は日中友好新聞が来るとまずこの連載を何度も繰り返して読んでしまうのです。

 昨日『覇王別姫』を録画したので今から見ます。おやすみなさい。

『我輩は主婦である』見てます

2006-05-25 19:39:27 | ドラマ
 クドカンの注目のドラマ『我輩は主婦である』が始まりました。『タイガー&ドラゴン』をDVDボックスで買った私としてはこれは見逃せません。ただ、勤め人としては絶対に見れない時間の昼ドラなので、DVDのハードディスクに保存してみることにしました。第1話・第2話を見逃して昨日水曜日分からの視聴です。

 家に帰って観始めるとこれが期待を裏切らない面白さ。斉藤由貴さんが主婦役で相変わらずほのぼのとした味を出してます。ダンナ役がミッチー=及川光博。このコンビが面白い。ミッチーの母親役が竹下景子さん。昨日の回では向かいのヤンキーおばさん、(ミッチーの同級生という設定)に笑わせていただきました。40回シリーズで結構続くので、当面私の楽しみが続きます。

 今晩は夜中にテレビ大阪で『覇王別姫』を放映します。
 この作品は本当に私と配偶者にとって思い入れの深い映画です。撮影ロケ地を尋ねて2004年には北京の電影城にまで行って来ました。このときの写真もまたの機会に公開したいと思います。

玉=『シンデレラマン』

2006-05-24 18:39:02 | 映画一般
 昨日は玉石混交の石の方の話でしたが、今日は「玉」の話を。

 今回、配偶者が借りてきて異口同音に「良かった」と評価を受けたのが、今年1月に公開された『シンデレラマン』。配偶者のみならずあまり映画に縁のない配偶者の母親(たまたま遊びに来ています)も「あのボクシングのづらー。よかったよー」と静岡弁でほめておりました。
 ラッセル・クロウと、レネー・ゼルウィガーが夫婦を演じています。映画の宣伝文句は「実在した男、実在した奇跡」でした。
 時は1929年、大恐慌時代。腕を故障したボクサーが家族を支えに再び復活する話。とまとめてしまえば簡単ですが、家族のためにプライドを捨ててでも生きるその姿は逆に凄みを感じさせました。

 レネー・ゼルウィガー(この名前がすぐに覚えられずに何度も「なんだっけ?」と聞いて家族にひんしゅくされたのがシャクの種、今回はちゃんとHPをチェックして書いてます)が良かった。この時代にピッタリの姿かたちで、配偶者は「美人じゃないけどいい俳優」だと評価。これは私も同感です。

 ボクシングを描く際には映画でも、漫画でも、その背景に貧困の問題がどう描かれるかで深みが異なる気がします。「ロッキー」も第1作では、貧しいことが一つのバネとなっていましたし、「明日のジョー」も貧困・貧しさが丹下ジムにあふれていました。それゆえに、スポンサーがつき別の立場に立った力石徹がライバルとして成立します。
 「シンデレラマン」も背景の恐慌と貧困を描いたことで成功したと思います。

 ぜひご覧ください。

マイ ラブ リンリン!韓国の中国女優

2006-05-23 16:39:28 | ドラマ
 相変わらず配偶者は大量にDVDを借りてくる。これが玉石混交。
この前みた『マイ ラブ リンリン』は韓国のテレビドラマのDVD版らしい。2話完結の物語で、中国から歌手をめざして韓国にやってきた女の子の物語。ストーリーは単純。歌手を諦めて売れっ子作曲家になっている主役を『パリの恋人』『クァンキ』のイ・ドンゴンが演じてます。
 ヒロイン役をハン・シャオ。実際に中国の女優さんで韓国語は話せないらしい。劇中でしゃべっているのは丸暗記したらしい?イ・ドンゴンとの日常のやり取りはボディー・ランゲージだと言ってました。

 このDVDはハッキリ言って「石」の方ですが(なにせ歌手になるというドラマなのにヒロインが歌がまずいのは致命的ではないでしょうか、まるっきりリアリティーがありません)、現実に中国女優が韓国のドラマに出演する時代になっていることは、韓国と中国の経済的・文化的結びつきを実感しました。

『ER』とアメリカの現実1

2006-05-22 22:38:41 | ドラマ
 一時期、『ER』の世界にドップリとはまっていました。結局、最後のシーズンまでは見ていませんけれど、シカゴカウンティー病院をめぐるアメリカの医師・看護士など病院群像は鮮烈に意識に刻み込まれました。アメリカの病院でのすさまじい医師の研修のあり方、医療をめぐっての保険会社の圧力、アメリカの貧困の姿、その中での医師や病院関係者の苦悩など、生死をめぐって人間のあり方を真剣に追求する良質のドラマを味わうことができました。

 アメリカのドラマや報道、映画は確かに日本のドラマや映画よりその現実をリアルに見せることがあります。なかなか主流にはなりませんが。そして、その質の高さで私をうならせてくれることも多々あります。ジョージ・クルーニーの新作もその点で期待が大です。

 けれども、アメリカの現実はもっとシビアで、救いが乏しく、けれどもその現実の中で必死にもがいていることを知らせてくれる本にたまたまめぐり合いました。
『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命 なぜあの国にまだ希望があるのか』
著者は堤未果さん。あの9.11の際、野村證券に務めていて世界貿易センタービルの20階から泣きながら逃げてきた女性。
 フリーのジャーナリストとして、アメリカの姿を教えてくれる女性。
 この本は多くの人に読んでほしい。

 堤さんのプロフィールやこの本の一部をブログで公開されています。ぜひ閲覧ください。