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2008初映画 「sadistic mica band」

2008-01-06 15:17:08 | 日本映画
 ども。

 2008年初映画に行ってきました。
 選んだのは「sadistic mica band」。京都シネマで10:35から。これなら昼からの仕事の前にと行って来ました。

 シネカノンが製作・配給に名を連ねており、井筒監督が「パッチギ」の音楽を担当した加藤和彦さんのつながりでかな?監修を行なっています。企画はシネカノンの李鳳宇サンと加藤和彦さんで“シネカノン”が大変深くかかわっていることがわかります。

 サディステック・ミカ・バンドは1972年デビュー、75年解散間際にイギリスツアー敢行とフライヤーにありますので、その頃小学生から中坊の私は、直接的には「ミカバンド体験」がありません。
 高校時代に高中正義さんの「ブルーラグーン」のコピーに必死になったり、渡辺香津美さんの「キリン・ライブ」で小原礼さんのベースソロに惚れこんだり、Y.M.Oで高橋幸宏さんのデジタルドラムにビックリしたり、という一歩おくれた世代が私です。そのうち「サディステック・ミカ・バンド」という伝説のバンドのメンバーであることを知りました。
 今回、「京都シネマ通信」を見て、その再結成が映画になり、私が絶賛する木村カエラちゃんがゲストボーカルになったとなると「これは行かずばなるまい」とムクムクと行く気が沸き起こったわけです。

 映画は「黒船」の演奏ではじまり、合間に再結成の経過、想い、お互いの音楽観やメンバー評などのインタビューを挟みながら進行します。
 このインタビュー部分結構おもしろかったです。カエラちゃんをミカバンドのメンバーは「自分の歌のときと歌い方を変えてる。自分の見せ方を知ってる人、頭のいい人」とメチャホメ。(何となく娘が褒められたような気分で嬉しいです)
 高中さんには「高中星人。どんなギター弾いても高中の音になっちゃう」など、身近にいる人間でしかいえないコメントに「ふーん、そうなんだ」と納得したり。その高中さんが「昔のどんな曲でも弾けるくらい練習してこのレコーディング合宿に臨んでいる」という小原さんのコメントに、このバンドにかける高中さんの意気込みが伝わったりしました。この他にも小原さんの加藤さんと高橋さんへのコメントなど、切れ味鋭くお互いの特徴を深ーく理解していることがよくわかりました。そして、メンバーがこのミカバンドを本当に大事に思っていることも。

 演奏場面では、久々に高中ギターをしつこく追っかけてくれる画面が嬉しかった。昔はあんなにフィンガリングとかアップにしてくれなかったよね。
 そして最後に「タイムマシンにお願い」。72分はあっという間でした。
 サイコー!!