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看一看電影

アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

Sunny 永遠の仲間たち

2013-11-15 13:06:03 | 韓国映画
ども。

 私の配偶者は年間100本近くの映画やDVDを見ているが、自分からお勧めの映画を語ることはほとんどない。
 私が「この映画が良かった」といっても「ふーん・・・」という感じ。
 「この映画どうだった?」と聞いても「うーん、特別にいいこともなかった」とあっけない。

 そんな配偶者が珍しく「この映画はいい。わざわざ大阪に見に行ったし、こんどまたDVDも借りてきた」と私に勧めてくれた映画が「Sunny 永遠の仲間たち」。
 なかなか見ることができなかったが、昨日夕食のカレーを食べてから見ることにした。

 良かった。
 中年となり、高校生の子どもをもつ女性が、病気のリーダーと再会し昔の仲間を探してみんなの人生を一つに結んでいくお話。
 笑って、楽しくて、1986年の空気を思い出して、2時間があっという間に過ぎた。
 最後の場面もユーモアが効いていて秀逸。
  
 「Time after Time」はいつ聞いても感情をゆり動かされる。
 こういう映画を家族とみられるのは幸せである。

韓国版「火車」

2013-02-28 16:51:50 | 韓国映画

ども。

 

 昨日は、配偶者とキムチ鍋をつつきつつ、日本酒を飲み、韓国版「火車」をDVDで見る。

 「火車」は宮部みゆきの傑作小説。

 韓国版でも、日本原作の「火車」と同じく、消費者金融の韓国における暴力的取立てとその悲劇を描き、引き込まれた。婚約者の行方を追うのを、刑事から身内の元刑事にして、ラストも変えてあるが、このラストも印象に残る点では原作といい勝負だ。

 実際に、韓国では消費者金融が跋扈しており、悲劇が広がっている。このことも、この映画が韓国で210万人を動員したというヒットの背景にあるのだろう。

 ヒロインの婚約者・ムンホには、イ・ソンギュン、ヒロインのソニョンはキム・ミニが熱のこもった演技を見せている。元刑事チョ・ソンハ役はチョ・ヨンハが演じている。

 見ごたえのある一本だった。


「楽しき人生」

2009-06-20 23:36:33 | 韓国映画
 ども。

 今日は配偶者お勧めのDVD韓国映画「楽しき人生」を見ました。

 ストーリーは、失業して先も見えない40代オジサンが、バンド仲間のリードボーカルの死をきっかけに学生時代のバンドをリードボーカルの息子と再結成するというお話。
 こう書くとベタですが、映画は結構カラッと明るくあまり悩まず「楽しき人生」を描き出します。

 40代後半、突如ベースに狂っている身としては、何だか身につまされるというか、身近に感じる映画です。(それで配偶者が借りてきたのかも?)

 でも、主人公が語る「苦しいときほど楽しい人生を」は、こんな苦しい時代にはピッタリかもと、考えながらベースを爪弾く私です。(お気楽?)

「小猫をお願い Take Care Of My Cat」

2009-02-19 22:53:52 | 韓国映画
 ども。

 昨日のブログに書いたように借りてきた「小猫をお願い」をちゃんと見ました。
 見終わって思いました。
 「わたしこの映画大好きです!」

 テヒ、ジヨン、ヘジュ、オンジュ、ピリュ。

 20歳の青春を美化もせず、また、ことさらに悲惨さを強調するわけでもなく淡々と描きます。
 ぺ・ドゥナファンの私には堪えられない映画です。
 ぺ・ドゥナはインタビューでこの映画出演の理由を「ありきたりの映画じゃないので出演を決めた」と。

 イ・ヨウォンさんも若いですね。
 しかし、持ち味はポン・ダルヒさんと何ら変わりません。
 双子ちゃんのおもしろさ!

 ジヨンには泣かされます。
 それだけに、テヒとジヨンの二人の旅立つ姿にグッとくるんです。

ソン・ヘギョ映画新作

2008-09-02 18:44:41 | 韓国映画
 ども。

 福田首相は先代に続いて政権をぽーんと投げ出しました。

 おいおい・・・。

 私は自民党に何の期待もしていませんが、こんな辞め方2人も続けていいんでしょうか?

 自民党はいよいよ末期的です。
 また、テレビで自民党総裁選挙などとテレビジャックしてマスコミは必死に自民党を持ち上げるんでしょうが、国民が見る視線は冷たいでしょうね。

 そんなことを考えながら夕刊を見ていたら目に留まったのが、今日のNHK教育テレビの「ハングル講座」。

 11:30 ハングル ソン・ヘギョ映画新作

 とあります。

 これは興味あり。
 ただし、蒸し暑くて、冷房と夜の扇風機でどうも鼻水が出て体調が良くない。この時間まで起きていられるかどうか?

「カンナさん大成功です」

2008-08-08 19:31:42 | 韓国映画
 ども。

 いよいよ北京オリンピック開幕ですね。
 報道を見ていると、中国人のオリンピック開催でのお祭り騒ぎと厳戒体制の報道一色です。さて、どんなスポーツの祭典となるやら。娘は非常に楽しみにオリンピック報道を見ています。

 昨日は夜仕事から帰って、配偶者と一緒に見た映画が「カンナさん大成功です」。
 配偶者が「面白いよ」と言っていたので見始めたら、最後まで見てしまった。

 日本のマンガが原作だそうですが、美容整形の盛んな韓国ならではのリアリティを感じました。人間の外見が、人生を左右することをコミカルに描いていますが、それだけに終わらない映画に仕上げています。最後の友人のエピソードも皮肉に面白いです。
 韓国では日本よりよっぽど美容整形が一般的で受け入れられているようです。
 これも「整形」を肯定的に受け入れる韓国となんでも素のままを良しとする日本の文化の差ですね。どちらの善し悪しも問えないと感じます。

 ともあれ映画は楽しめる仕上がりでした。

グエムル

2008-07-12 09:17:47 | 韓国映画
ども。

 昨晩みたDVD.いささか時期ハズレですが韓国映画「グエムル―韓江の怪物」。
 原題は「괴물」で「怪物」。

 そのものです。

 冒頭から米軍基地で毒物を下水から捨てる場面。
 韓江で釣り人が奇妙な動物を目撃するシーン。
 そのあと、いきなり日常生活に怪物が襲い掛かってきます。
 連れ去られて殺された中学生。
 
 父親(ソン・ガンホ)は怪物の血を浴びたため家族で隔離されてしまいます。
 そこに、死んだと思っていた娘からの電話。
 父親、祖父(ビョン・ヒボン)、叔父(パク・ヘイル)、叔母(ぺ・ドゥナ)は娘の救出に立ち上がる。

 ストーリーは単純ですが、スピード感いっぱい。
 怪物は動きがすばやく、「ここで来るな」と思っていてもその場面で「ドキイ!」とさせられてしまいます。「殺人の追憶」でもそんな場面があったなと思います。

 情けない父親ですが、娘の救出に必死に立ち向かうソン・ガンホ。この人は本当にどんな役をしてもうまい。

 健気にアーチェリーで立ち向かう叔母=ぺ・ドゥナ。
 ぺ・ドゥナファンの私ですが、この一本は見逃していました。
 ポン・ジュノ監督は「ほえる犬は噛まない」「殺人の追憶」と話題作をつくっていますが、この「グエムル」でも大ヒットを飛ばしています。どの映画も背景に韓国社会をきちんと描いていることがすばらしい。

 スピード感あふれ、一気に楽しめる映画でした。

 ぺ・ドゥナはハングルでは「배두나」と表記し、BAE Doo-na とも表記されることを初めて知りました。ハングルをちょっとかじって読めてうれしい。
 ぺ・ドゥナのオフィシャルサイトはこちら。

 気丈な中学生をコ・アソンが熱演。

大きな衝撃 「光州5.18」

2008-05-14 16:31:02 | 韓国映画
 ども。

 今日はお休み。
 朝一番から京都シネマへ。お目当ては「光州5.18」。
 10時からの上映で20分ほど前にチケットを購入。その後もゾクゾクと人が入り、平日の一番最初の上映にもかかわらず、7割ほどのお客さんで席が埋まりました。

 映画は今年一番の衝撃でした。(配偶者は「ユゴ 大統領有故」を今年一番の衝撃だと言いますが私は残念ながら未見です)
 「血の光州事件」として、私はちょうど大学入学の年にキャンパスで抗議の呼びかけが盛んに行なわれていたことを思い出します。朴大統領の暗殺、全斗煥クーデターと学生・市民の民主化要求。それを軍が武力で弾圧する。こうしたあらすじは知っていましたが、実際にどのような事件だったのかは良く分からないままでした。

 映画は丹念に事件直前の日常生活を描き、その平凡な日常を空挺部隊が暴力的に破壊していく過程をあぶりだします。ミヌとシネが映画を見ていたら外から軍に追われて学生が逃げ込んできて、それを徹底的に警棒で殴りつける場面が象徴的です。同じ民族に対する、武力での容赦ない弾圧、徹底した暴力。道庁前の発砲シーンに息を呑みました。
 それとともに、軍の圧倒的武力に立ち上がる市民の人間としての勇気が胸を熱くします。銃弾飛び交う中で、救急車を走らせる医師。その医師さえも冷酷に射殺する軍隊。女性、子どもにも容赦ない銃弾を浴びせる軍隊。それでも、屈せず立ち上がりついには軍を撤退させた市民。韓国民衆の力を渾身の力で描き出した映画です。

 私はこの映画を見て、パリコミューンを連想しました。カール・マルクスは、パリ市民の武力蜂起の無謀を蜂起以前には戒めましたが、民衆が圧制に向かっていったん立ち上がった時には、その民衆の勇気を「フランスの内乱」で高く賞賛しました。パリコミューンは72日間で弾圧され崩壊しましたが、この光州も5月27日には戒厳軍に鎮圧されました。しかし、その歴史的な意義は消し去ることはできません。
 シネの「私たちのことを忘れないでください」と呼びかけに応えて、この映画ができたと思います。韓国の民衆の誇り高い闘いの歴史は現在も不滅です。
 商業映画ですが、韓国歴史の暗部を正面から描いた韓国映画界とそれをヒットさせる韓国映画ファンの底力に心から敬意を表します。

 カン・ミヌ役のキム・サンギョン。パク・シネ役のイ・ヨウォン。力のある役者さんだと認識しました。(今、スカパーで「外科医ポンダルヒ」をやってます。そのポンダルヒ役ですね。こっちのドラマも面白いです)
 それに、映画にグッと重みを加えているのがアン・ソンギと神父さん役のソン・ジェホ。映画に笑いをもたらしてくれたインボン役のパク・チョルミン、ヨンデ役のパク・ウォンサン。
 ぜひ、多くの人に見て欲しい一本です。
 私は休んでまで見に行った価値がありました。

「フライダディ」

2008-01-19 23:15:20 | 韓国映画
 ども。
 日本全国センター試験。息子もその一人。
 でも、親は関係なく、つたや半額セールで配偶者が借りてきた「フライダディ」を観ました。

 おもしろかった。

 日本版「フライ ダディ フライ」は観てましたが、韓国版のほうが笑いやホロリ度のインパクトが強かった。
 これは、ダディ役のイ・ムンシクによるところが大。日本版の堤真一さんは、カッコよすぎましたね。イ・ムンシクさんの情けない親父役が、この役にピッタリ。そして腹の出具合にも共感するところが大きいです。
 イ・ジュンギはじめ高校生3人も途中で「なんやねん」と思わせておいて、最後にさわやかなドンデンを食らわせてます。
 バスの運転手さんもグッド!

 映画とちょうど同じ高校生の娘を持つ父親として、共感しました。
 涙が出ました。

 そして勇気付けられました。

「Spring Bears Love」

2007-06-17 17:32:01 | 韓国映画
 ども。
 
 久しぶりの休みの日曜日。いつもは日曜日でも朝6時ごろから目が覚めてごそごそと起き出すのに、今日は珍しく午前8時まで寝てました。

 映画に行くのもかったるく、一日中、洗濯や掃除、押入れの片付け、風呂の大掃除などに明け暮れた日となりました。

 昨晩DVDで観たのが「春の日のクマは好きですか? SPRING BEARS LOVE」。昨年映画館で見損ねた一本です。主演は大好きなペ・ドゥナ。始まってすぐ、オム・テウンがペ・ドゥナの相手役で出てきたのにビックリ。オム・テウンの出番はここだけでしたが・・・。

 ぺ・ドゥナは、ちょっと世間の常識からずれた女の子役で、こういう役をやらせるとほんとにウマイ。スーパーの店員もリアリティがあります。
 ただし、恋愛ストーリー自体には強引さがどうも目だって、素直に入り込めない。エピソードや設定自体が不自然に思えました。残念です。

 ま、しかしペ・ドゥナファンは一度は見なきゃという一本でしょう。


 ■今日は父の日。娘から初めてネクタイをもらいました。大事に使います。
  おおきに。