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看一看電影

アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

硬座の旅3

2007-09-12 20:02:55 | 中国情報
 ども。
 杭州⇒上海、硬座の旅のその3です。

 喫煙コーナーで煙にまみれつつ列車は走ります。外は田園風景。草取りの人などちらほら見えますが、機械化されていないようで全部手仕事のようす。池では蓮の間を手漕ぎの木造船がゆっくりすすみます。のーんびりした風景を見ながらの旅となりました。

 調子の悪い配偶者はトイレの横のデッキのところにもたれかかってひたすら我慢の旅だったようです。ただそこで知り合いになったのは揚州大学の女子学生。揚州に帰るところらしい。袖すりあうも多少の縁と話はじめて、彼女のお姉さんが大学で日本語を学んでいたとかと話が弾む中で、隣の男性からも「日本語を教えてくれ」と頼まれ、「再見」は「さようなら」などと話しているうちに何とか上海に列車は到着したとのこと。この男性は上海でいっしょに列車を下りて「さよなら」と手を振ってくれました。なかなか人懐こい人たちです。

 何とかたどり着いた上海駅。ドタバタの旅でしたが、深く印象にのこる硬座の旅となりました。
(この列車はなんとチチハル行きでした。ビックリです)

硬座の旅2

2007-09-09 18:22:12 | 中国情報
 ども。
 今回は硬座の旅その2。

 列車はゆっくりと動き始めて、私は出入り口の通路に陣取りました。立ちっぱなしも予想されたので、背中を壁にもたれさせて、進行方向を前に入り口の扉のガラス窓を横手に眺める体制をとりました。
 反対側の入り口のところには行商の旅らしい3人連れ。50を超えたおっさんに、16か17くらいの女の子2人の組み合わせ。娘さんらしい。結構な荷物を日本でも買い物に使う車輪つきの台車に乗せていましたが、動き始めると荷物をばらして3つにしてその上に各自座り込んでいました。

 この場所で落ち着いたところで、もやもやと煙が流れてくるので「おやっ」と思うと、この場所は喫煙場所に指定されていることが判明。私の横の通路のところに灰皿が設置されています。客車から人が来てはここでタバコを吸っていく。背は低いがちょっと怖そうなおじさんが足を広げ踏ん張ってタバコを吸い、足元にタバコを投げつけて踏み潰していきました。私は4年前から禁煙しているので正直煙たくて参りました。しかし、この場所以外に休めそうな場所もなく我慢です。
 動き始めてしばらくすると車掌がやってきて、ガチャガチャとトイレの鍵を開けていきます。車掌の権限は絶大で、トイレの使用権限もにぎっていることがわかりました。このあと駅に近づくとまた車掌がやってきて、トイレに鍵を掛けていきます。たまたま使用しているトイレでは車掌が大声で「早く出ろ!」とわめいて追い出して鍵を掛けていきました。
 びっくり!

硬座の旅1

2007-09-06 19:28:43 | 中国情報
 ども。
 
 杭州駅にまで早めに戻り、列車を待ちます。
 中国の駅は、列車が入ってくる時間までプラットホームには行けません。待合室で待ちます。この待合室はいつでもどの駅でもいつも人が溢れています。大きな荷物を抱えて、横になったり、縦になったり。老若男女がごちゃごちゃとしています。最初は我が家も、開いている席を見つけて座っていましたが、改札時間が迫るとともに、改札の前に列ができます。体調のよくない配偶者は「上海まで座れるなら前に並ぶ」と決めて早くから列に並びました。当然私もその後ろに陣取ります。待つこと30分。いよいよ列車がやってきて、改札が始まる気配に回りも立ち上がって準備する人がいっぱい。改札が始まると我先に狭い改札口へ殺到します。
 押し合いへしあいして、改札を抜け、列車に急ぎます。

 上海を越えてまだまだ先までひた走る列車は長い長い客車をつないでいます。寝台車も何両もつないでいます。入り口の係員に切符を見せると、「もっと向こう」と指差しでしめします。

 硬座の入り口で切符を見せて、列車に乗り込む。「早く来た甲斐があった。どれ座ろう」と空いている席に座り込む我が家。向かいの女性が何か聞いてきましたが、よくわからない。そのうち人がドンドン乗ってきて、なんだか「ここは私の席だ」と主張する。頭に「???」とクエッスチョンマークが飛ぶがよくわかんない。何時しか向かいの女性も席を離れている。だんだん分かってきたのは、硬座も全部座席指定だということ。文字通り「無座」は「座席無し」の意味らしい。日本のように自由席で早い者勝ちルールは無いのね。と判明。

 んじゃ、なんだそれならあせることなかったとがっくり。
 仕方が無いので、列車の真ん中あたりに立っていたが、配偶者が隅に行こうというのでトイレ前当たりに移動。

 やっと列車が動き始めた。(その2へつづく)

トンポーロー

2007-09-03 21:09:38 | 中国情報
 ども。

 配偶者がダウンした杭州旅行。

 歩け!歩けのうぇいうぇいファミリーにしては珍しく、仕方なくタクシーでの観光地巡りとなりました。

 岳飛さまの墓をお参りし、西湖天地へもタクシー移動。
 若いけど結構おしゃべり好きな「しーふ」
 「日本人か?」「ドゥイ」の会話から「日本人がよく杭州に来る」との話。
 「韓国人は?」と聞くと「韓国人もいっぱい来る」との答えで、片言でも会話になりました。

 西湖天地では、これまたうぇいうぇいファミリーに似つかぬオシャレなお店で「トンポーロー」などをチンタオビールとともにいただきました。ちょっと高めのお値段ですが、柔らかくてオイシイ!
 ダウンした配偶者は「龍井茶(ろんじんちゃ)」をポットでいただきすすってます。

杭州駅

2007-08-31 20:49:17 | 中国情報
 ども。

 杭州駅にほぼ時間通り11時前に到着。トイレに行って、帰りの上海行きキップを買いに窓口へ。もうこの時には配偶者はかなり調子が悪く歩くのも辛そう。そこで出来るだけ早く帰る列車の切符を求めようとするもこれが大誤算。

 駅には列車待ちの人があふれてそこら中で座り込んでいるし、窓口も大混雑。時刻表を写して、列車番号を書いて、軟座の売場で見せるとパソコンをカチャカチャ叩いて「メイヨー」。次の列車も次の列車も「メイヨー」。結局夜20時の列車まで和諧号の席がないことが判明。

 そこで今度は軟座売場を離れて、硬座売場で急行と普通列車の時刻を確かめて、また長い列へ。日本との差はまず列車そのものの本数の少なさ。和諧号は5本ぐらいしかないし、急行や普通を入れても一時間に1本ほど。やっと窓口で順番になり、急行の14時の便を示すとこれもメイヨー。「ヒエー」と叫びつつ、15時の普通列車を示すと、これはパソコン画面がでて来た。「ヤッタ!」と思いつつ、「コレコレ」と買う意思を示すと窓口のシャオジエが何だか早口でこれでいいのかと訊いているらしい。席があればいいやと、激しくうなずくとチケットを発券してくれました。一人30元。和諧号の軟座の半値です。チケットを手に入れてほっとして良くチケットをみると「無座」と印字されている。席はないけど列車には乗れるということかと納得しました。夜8時まで待つのも大変だし、列車に乗り込めば2時間。床に座り込んでも帰れると考えました。

 とにかくチケットは入手したし、15時まで具合の悪い配偶者のことを考え、タクシーで見れるところを観光しようとタクシー乗り場に移動しました。(続く)

和諧号

2007-08-30 15:47:52 | 中国情報
 ども。
 これは私たちが利用した「和諧号」の車体。
 近代的デザインです。

 車内には向かい合わせの2列座席に細長いテーブルがある座席もあり、液晶モニターではテレビ放送を流していました。席は清潔で、オシャレな女性の車掌さんが車両に一人います。上海ー杭州は一人60元。軟座、指定席です。

 実は、このとき配偶者はおなかに風邪のウイルスが入って腹痛と発熱に襲われていました。けれども上海南駅でトイレに行ったあと、「まあ、大丈夫でしょう。行けるところまで行きましょう」と出発したのでした。

 和諧号の乗り心地は快適でうつらうつら眠りにおそわれつつ杭州に列車は向かったのです。上海ー杭州1時間18分の旅です。

上海南駅

2007-08-29 18:20:55 | 中国情報
 ども。
 上海から戻って10日過ぎました。日常のドタバタが戻ってきました。

 今回の旅での一つのハイライトは杭州への日帰り旅でしょうか。
 いつもながらのドタバタ家族、「行きはよいよい帰りは・・・」を地で行ったような旅行でした。

 写真は杭州旅行への出発点となった、中国の威信をかけて建設された上海南駅(上海南站)です。円形のドーム型の駅舎。超近代的な建築で、まるでエアポートのよう。びっくりです。

 ここから8月17日午前9時35分の「和諧号」で杭州に向けて出発しました。

上海影視楽園

2007-08-18 16:56:28 | 中国情報
 ども。
 上海のウェイウェイです。

 日本は猛暑らしいですね。
 私も昨年の蘇州で気温40度を経験したもので、人事とは思えません。
 それに比べて今年の上海は今日もピーカンで30度を超えていますが、日陰に入ると風も気持ちよく過ごしやすい毎日です。

 今日は朝から、上海影視楽園に行ってきました。上海の映画村です。ここでトニー・レオンとリーホンの「色・戒」も撮影されたと貼ってありました。(写真参照)
 「雨のシンフォニー」「華麗なる一族」などここで撮影された映画やテレビドラマは数多いものです。
 詳細はまた後日報告ということで、写真は「色・戒」の宣伝をどうぞ。