この間、終業後にラオス人の同僚と酒を飲むことになりました。当たり前のようにビールを注がれたのですが、実は私、ビールは飲まないんです。ビールに限らず醸造酒すべてを敬遠しており、その代わりウィスキーとか焼酎などの蒸留酒だったら何でも大好き。
そしたらその同僚が「ちょっと待ってろ」と言ってバイク飛ばして買ってきてくれたんです。蒸留酒の小瓶を数本。
おお、悪いね、サンキュー。と受け取ったその酒は中国製。ラベルには「珍棒酒」と書かれております。しかもサブタイトルのように小さな文字で「男人的自信」とか「精力自然棒」とか「青春活力不老」などと、小さいながらも威勢の良い文字が躍っており、こ、これはいかにも効果ありそうだーっ。
ラオス人の同僚は漢字が読めないから知らずに買ってくれたんだろうけど、オレ、こんなの飲んだことないし、飲んだ後、もしかしてそっち方面にコーフンしちゃったら、なんかちょっとヤバいよなぁ・・・。
などと、ラベルを見ながらちょっと照れつつニヤニヤしていたら、同僚が不思議そうな顔で、
「そのお酒、おいしくないの買って来ちゃったか?」
いやいやいや、そんなことないの。せっかく買ってきてくれたんだもの、きっとウマいはず。
というわけで飲んじゃいました、遠慮なく。
ちょっと甘めのお酒で、ま、この際味はどうでも良い。「本品力独特」だから「毎次飲用125cc上限」と書いてあるのに、その倍の量の250ccも飲んじゃった。ひょっとして下半身がどうにかなっちゃうかと心配したのですが、結局何の変化も認められませんでした。あー、良かった。
しかし、まったく何の変化もないというのも・・・、いいのかなぁ?
安心の後に湧き上がる初老の不安。