アヴォカド

良く熟れたアヴォカドはとてもおいしくて、私の大好物であります。

アヴォカドの和名は「鰐梨」だそうです。洋梨のような形をしており、果皮がワニの皮のようにザラザラしていることからの命名だそうですが、そうかな？　そんなにワニっぽくないですけどね。むしろゾウとかカバの皮膚に似ているような気がします。「河馬梨」の方が、ネーミングとしては良さそう。
いずれにせよ、アフリカっぽいイメージが強い果実です。

ケニヤでは「犬を太らせるもの」という異名があるそうで、実際うちのバタコも大好物。旬には毎晩一つのアヴォカドを、私とバタコで半分づつ食べることが習わしとなっております。エサに混ぜてやると食いっぷりが違います。普段に増して食事に集中し、「食い込む」という表現がふさわしいような食べ方を見せます。

人間が食べる時、食べ方は多様です。サラダドレッシングをかけたり、日本では醤油をかけるのが一般的かな？　他の材料と一緒にミキサーにかけてペースト状のデザートにするのもおいしいですね。

私が一番好きな、アヴォカドに良く合う秘伝のソースを以下にご紹介。

フライパンを火にかけてバターを溶かし、二かけほどみじん切りにしたニンニクを炒めます。火が通ったら醤油を回しかけ、粗挽きこしょうをパラリと投入すると、こってりソースの出来上がり。アヴォカドを縦割りにして種を取り除いた穴に注ぎ、スプーンで混ぜながら食べるんです。コレ簡単でおいしいよー。
バターとニンニクの独特の香ばしさの中、アヴォカドの滑らかな舌触りに醤油が絡み、何とも言えない良いお味。長い熱帯暮らしで今まで数えきれないくらいアヴォカドを食べた私もコレよりおいしい食べ方を知りません。
健康に良い植物性油脂が売りのアヴォカドに、動物性油脂のバターをかけて食べちゃうと台無しかも知れませんが、ま、うまけりゃ何でもいい。

機会があればお試しあれ。

おすそ分けを期待してよだれ垂らすバタコ。
ニンニクソースをかけちゃったから、君はもう食べられないよ。

 

いま思ったのですが、こういう食べ方がおいしいんだから、もしかしたら焼肉のタレなんかも意外に合うかも知れません。いつか試してみよう。