今晩は、標題の学習会に参加しました。「現在の尖閣問題をめぐる日本国内の報道は偏っているのではないか?」という視点からの企画だそうです。この立場での集まりは珍しいのではないでしょうか?
講師は村田忠禮氏(横浜国立大学教授)。中国史が専門の方です。講師からは「日本側の尖閣列島は歴史的に日本固有の領土であるという主張は、歴史的事実からすると疑いあり。江戸時代までは中国側も日本側も久米島から東を琉球と認識しており、尖閣列島は日本ではない(琉球国管轄下ではない)という認識であった。」と指摘。
その一方で講師からは「1895年以降、日清戦争での勝利を受けて尖閣列島を日本が領有してきたことは事実。大事なことは、双方が利益を得られる形で共同開発をする等の智恵を出すことが必要」との指摘がありました。ロシアと中国の珍宝島(ダマンスキ-島)を巡る紛争の解決方法を事例にあげる。
最後に、日中間で具体的な交流を進めることでお互いを知ることが重要との提起がなされ、閉会となりました。
歴史学者である講師が、流失ビデオの中身に詳細に解釈を加えたりするのはいかがなものか?とか「中国は国内問題で手いっぱいなので、軍事的に海外へ拡張していく余裕なんてない」という説は少々楽観的すぎるのでは?と思う部分もありましたが、事実を多面的に理解しておくということは必要だと思いました。特に、「中国と関係を断ち切るなどということはできないのだから、中国の経済発展を自国に取り込むぐらいのしたたかさが必要では」という指摘には共感でした。
平和を語ると売国奴!安全保障を語ると右翼!こうした浅薄な議論が早く日本からなくなることを期待して止みません。
講師は村田忠禮氏(横浜国立大学教授)。中国史が専門の方です。講師からは「日本側の尖閣列島は歴史的に日本固有の領土であるという主張は、歴史的事実からすると疑いあり。江戸時代までは中国側も日本側も久米島から東を琉球と認識しており、尖閣列島は日本ではない(琉球国管轄下ではない)という認識であった。」と指摘。
その一方で講師からは「1895年以降、日清戦争での勝利を受けて尖閣列島を日本が領有してきたことは事実。大事なことは、双方が利益を得られる形で共同開発をする等の智恵を出すことが必要」との指摘がありました。ロシアと中国の珍宝島(ダマンスキ-島)を巡る紛争の解決方法を事例にあげる。
最後に、日中間で具体的な交流を進めることでお互いを知ることが重要との提起がなされ、閉会となりました。
歴史学者である講師が、流失ビデオの中身に詳細に解釈を加えたりするのはいかがなものか?とか「中国は国内問題で手いっぱいなので、軍事的に海外へ拡張していく余裕なんてない」という説は少々楽観的すぎるのでは?と思う部分もありましたが、事実を多面的に理解しておくということは必要だと思いました。特に、「中国と関係を断ち切るなどということはできないのだから、中国の経済発展を自国に取り込むぐらいのしたたかさが必要では」という指摘には共感でした。
平和を語ると売国奴!安全保障を語ると右翼!こうした浅薄な議論が早く日本からなくなることを期待して止みません。