林家とんでんへい 落語家であり議員であり

「林家とんでんへい」という噺家がいます。先代林家三平最後の直弟子で、現在は民主党所属の札幌市議会議員という異色づくめの噺家です。ご子息が障害をお持ちで、ご子息に合った医療環境を求めて札幌市に住むようになったとのことです。

そんな「とんでんへい」師匠が高座に上がるということで、（社）落語協会事務所2階の黒門亭へと行ってまいりました。本人いわく「実子より、師匠（先代林家三平）にそっくり」とのこと。確かにそっくりでした。ネタは天神祭に子どもを連れて行った父親が、子どもからのおねだりに苦労するという、私も寄席で何度か聞いたことのある噺でした。ただ、表現力といい、低音の響き方といい、絶妙でした。「林家とんでんへい」議員のご活躍を期待します！

トリは金原亭伯楽師が。「江島屋」を披露。有名な怪談話です。しかも初演だそうです。今日はじめて噺すことになったいきさつも詳しく仰っていただきました。


＜写真：今日の根多表です。＞