一昨日から開会しておりました蕨市議会5月臨時会が本日閉会しました。
主な議題は5月1日付人事院勧告に基づいて提案された市職員の夏期賞与減額を求める条例案についてでした。
一昨日本会議後に開かれた総務常任委員会では原案可決となっていました。今日の本会議でも総務常任委員長から委員会での審議状況につき報告がなされた後、採決が行われ賛成多数で可決となりました。
民主クラブは人事院の調査方法が不十分であった点、職員の士気に及ぼす影響等について苦言を呈しましたが、公務員の労働基本権が認められていない現状において、人事院勧告がその代償措置である以上、勧告は尊重すべきとの立場から賛成させていただきました。
埼玉県内では宮代町で賞与の引き下げは行わないと決定したとのことです。今後、地方分権が進んでくれば、各々の自治体の判断で人事院勧告とは異なる決定もできてくるものと考えます。また、公務員の労働基本権についても検討が必要と考えます。
市長のマニフェストにある「管理職20%削減」の先にあるものは、市民の皆様と向き合う現場の職員の待遇改善、増員ではないでしょうか?