「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

世界平和アピール七人委員会2010年講演会 武力によらない平和を 日米安保・沖縄・核

2010-11-12 18:00:00 | Weblog
1955年に有志で結成された「世界平和アピール七人委員会」では、不偏不党な立場から「国際間の紛争は絶対に武力によらず、平和的な話し合いで解決すべき」と考え、国内・国外に意見表明を続けてきた平和運動であります。創設メンバーには「湯川秀樹」、「平塚らいてう」といった私にとっては歴史上の人物ともいえる人物が並ぶ。現在のメンバーも詩人、写真家、国際政治学者、物理学者、病理学者、翻訳家等々多様なバックグラウンドを持つ人たちから構成されています。今晩はこの委員会の講演会があり参加してまいりました。

平和憲法の意義、領土問題が世論を過剰に右傾化させていくことへの懸念等々が講演者の口から語られました。私自身「一つの思想や理念に外交が引っ張られるとロクなことはない」という立場の人間であり、こうしたリベラルな思潮というものは必要だると考えます。また、大学の国際法ゼミでは「対人地雷全面禁止条約」をテーマに学習していたこともあり、軍縮・平和を希求することが大切な取り組みであることも理解をしているつもりです。

しかし、一方でこうした「伝統的平和運動」が世に浸透をしていない、特に若年世代に広まっていないという印象を受けます。奇しくも委員メンバーの一人から「反中デモに若い女性が子どもの手を引きながら参加する姿が散見された」と言うように、若年世代はむしろ、委員会の考えとは逆の方向を志向しているのではないか。

別の委員メンバーが主張したように、「日本も江戸時代までは日本中で戦争をしていたが、現在の日本で内紛があろうか。欧州でも独仏は血みどろの戦争を続けていたが、今では国境も開かれ通貨も一つである。平和の希求は決して空想論ではない」という説にうなずくことができます。

でも、一昔前までは「自衛隊海外派兵」や「日本は中国・韓国にいいこともした」などと言おうものなら袋叩きだったのが、今では「日中友好」を訴えると「売国奴!」という変わりようである。この辺りに、平和運動の広がりに限界を感じてしまうのは私だけでしょうか?

誤解のないように申し上げるが、私は憲法は時代に合ったものに変えていくべきだし、尖閣・北方領土・竹島は日本の領土と毅然と主張すべきという立場です。拉致などもってのほかであります。しかし、こうした主張即「右翼だ!」という「平和運動原理主義」ともいえる論調にも違和感を覚えます。スイスは徴兵制を引いていますが永世中立国です。北欧諸国は平和・人権外交を標榜していますが、自国の軍隊を平和維持活動に出しています。

日本も平和を語ると「非国民!」、安全保障を語ると「右翼!」という古めかしい浅薄な論議からいい加減脱却する時では?なんてことを思った講演会でした。

西川口駅西口駅頭

2010-11-12 07:00:00 | Weblog
毎週金曜早朝恒例の西川口駅西口での活動を行いました。党機関紙と併せて11月28日(日)に、上田きよし埼玉県知事を招いて開催する県政セミナーのご案内を配布させていただきました。

おかげさまで配布物は完配でした。