「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

2016年のもお世話になりました。

2016-12-31 18:09:43 | Weblog
丁度1年ぶりのブログ更新となります。

本年1年は現在の職場での仕事に没頭(?)した一年でした。

失職してから1年半。同じ世界で禄を得ることができていることに、感謝するばかりです。

7月の参議院選挙では、埼玉県選挙区から2度目の立候補をされた「大野もとひろ」候補が見事に当選をされました。

民進党が対案を持っている政党であること(領域警備法等)が示された選挙戦だったと思います。

近隣諸国との危機をあおり、自国の安全を守るかの言説を駆使しながら、自衛隊を海外に出すことだけに腐心した安保法制。

本来経済成長の成果として導き出される「株価」を上げること自体が目的化した経済政策。

その結果としての格差拡大。

現政権への支持率は依然として高い数字が示されていますが、個々の政策では決して国民の支持が集まっている訳ではありません。

参議院選挙での1人区での可能な限りの選挙協力による成果、新潟県知事選挙等首長選挙での自公推薦候補の敗退等からかんがみるに、有権者の皆様が「もう一つの選択肢」を渇望しているのではないかと考えます。

しかし、民進党が「もう一つの選択肢」となりえていないのも事実であります。

先進民主主義諸国では、概ね10年単位で政権交代が繰り返されているようです。

我が民進党も政権陥落から3年ほどです。

風頼みの選挙はもう望むべくもありません。厳しい声に負けずに地道に政策を訴えていくしか方法はないと思います。

前市議として蕨市政についても、細々と相談をいただいております。

蕨駅東口の喫煙所撤去。当方は「徹底した分煙」推進との考えですが、JRの協力が得られない現状では撤去もやむを得ない選択でしょう。

しかし、アメリカの禁酒法の事例を見ても、嗜好品が根絶されることはありません。むしろ建前で根絶しようとすると、違法不適切な形で世に広まっていくようにも思えます。

政治の役割は理想を求めつつ、本質的に人間に内在している欲求も、合法適切な形で「制度化」していくことにあるのではないでしょうか?

東京五輪の開催に向け、欧米並みに禁煙を徹底すべきとの論調が強いですが、喫煙者が世界から居なくなることはありません。日本独自の「徹底した分煙」を目指すことは、「欲求の制度化」という政治の役割を果たすことでもあるはずです。

ちなみに私は煙草を吸いません。

非喫煙者が訴える「分煙」。我ながら面白い立ち位置だと思ってしまいました。

年末に、学童保育(蕨市では留守家庭児童指導室)の預かり時間延長についてもご相談をいただきました。

蕨市は近隣市と比較しても、預かり時間が短い(早く閉まってしまう)という現状にあります。当方が現職市議の頃にも幾度となく、一般質問等で提案がなされていました。

ご相談をいただい方は、市長面会でこの点の改善を求めようと考えていたようですが、市担当の回答は「児童福祉課に行ってくれ」とのこと。。。

市長面会は、当初と比較して、敷居が高いものになってしまったのでしょうか?市長自身のご判断ではないことを願うばかりです。

長期政権はどうしても「硬い」政権をもたらしてしまうのでしょうか?

市長面会が、「市長が市民の声を直接聞く場」から「(政治的な)陳情・要請の制度化」になってしまわないことも祈るばかりです。

待機児童問題に注目が集まっていますが、就学児童を預かる場の学童保育の環境整備。意外と目が向けられていないようです。

「子育てをしたこともない人間が、何を言う」的な論調に負けずに、この点についても訴えていきたいと考えます。

そして議会改革。

今年は蕨市議会初の議会報告会が開かれました。当方も傍聴させていただきました。

議会改革先進事例とされる議会でも、一回目の報告会は「陳情大会」になる傾向があるようです。

蕨市議会の議会報告会は、いい意味で抑制の効いた会となっていました。議会の役割についての説明も分かりやすかったですし、参加者からの質問も個々の課題についての陳情ではなく、議会全体としての意思、意思決定の過程について尋ねるものが大半であったと記憶しております。

第2回3回とこの企画が開かれることを期待してやみません。

開かれた市議会を推進する仕掛けと合わせて、議会自体の権能の今日か、議会の政策提言能力の向上(議員同士の討論推薦等)についても、進展を期待します。期待しますが。。。

やや改革の動きが停滞しているようにも見えます。

失職してからの1年半は、市民目線に立ち返る良い機会でもあったようです。

地域では、引き続き町会役員、消防団員、公園樹種管理団体理事、桜並木保存会会員及び交通安全協会会員として、活動に取り組ませていただきました。

正直、失職後は「手のひら返し」に遭うのでは?という不安を覚えました。

しかし、失職前と変わらず地域での活動に受け入れて頂けたことに、感謝の言葉しかありません

蕨市の生まれ育ちでは「ない」自分ですが、首都圏の自治体というのは、同様の属性の人たちで成り立つ街でもあります。

「よそもの」の効果を発揮する政治を実現すべく、2017年も汗をかかせていただきます。

本年もお世話になりました。そして、新年が皆様にとって実り多い年となりますように!!

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