やっつけ映画批評!

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ミッドサマー 2020 75点

2021-01-25 22:07:36 | 映画
ミッドサマー 2020 147分
75点


スウェーデンの田舎の祭りに
参加することになった大学生たち...




あの
ヘレディタリー のアリアスター監督作品です

旅行のつもりで田舎に行ってみたら
とんでもない目にあった

と簡単にあらすじを話してみると
すごくシンプルなんですが

美術もさることながら

自然崇拝的なスウェーデンの田舎の
なんだかヤバそうな祭りに
じわじわ参加させられて、
組み込まれていってしまう恐怖

え、そろそろ逃げたいんですけど

っていう
ものすごい嫌な生々しさのある祝祭
村人の土着信仰的、だけど底が見えない生活の

一部のディテールから醸し出される
激ヤバ感

そんで

あれ、この映画、楽しいこと
何も起きないんじゃね?

っていう緊張感というか
むしろ
諦めに近い絶望感は

ちょっと他の映画じゃ味わえないもんが
ありました


祝祭ディテールのハード面の情報量も
さることながら


主人公の内面の変化
おもに
植物、花による感情の解放

無数の花に囲まれていくことで
感情が溢れ出ていく内面描写のソフト面の

情報量もとんでもなくて


いくらでも
考察可能というか

映画を観る度、振り返る度に
新たな気付きがあるような
ものすごい奥深さ
不気味さ魅力のある映画だったと思います

とんでもないことになってるのに
なんか清々しい後味ってのも
この映画ならではかなあと思います


ただ
普通に人体破壊的グロいシーンや
倫理観ぶっとびすぎたシーンもあるので

なんかオシャレぽいし
流行ってるし

なんていうミーハーなモチベで見ると
途中棄権なんてこともあるので

ちゃんと覚悟を決めて見て欲しい
お花の魅力溢れる
祝祭スリラーホラー映画でした〜