パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

仮象の声 (自作詩)

2021-03-01 11:20:48 | パソコン相撲
憂悶の空は語らず
たまに雷光 光るのみ
実体のない裳抜けそこに
空疎な風は吹き過ぎる

永久まで続くか懈怠の雲
求むは光の暖かさ
シニカルな嘲笑の渦
美神は笑う

実在への憧れを
夢見る仮象の蒼き声
・・・・トム トム トララ トララ ララ・・・・

敗残の徒の歩み
せめて追い風救えよと
・・・・トム トム トララ トララ ララ・・・・
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共に旅へ (自作詩)

2021-03-01 10:57:27 | パソコン相撲
ランボーは呪縛を解くために旅に出た
私は帰依するため 旅に出る
そこで何が待っているのか
知るや良しなに歩は進む

シャルルヴィルを後に
偉大な放浪者は野に消えた
手に持つ懐疑
そこかしこに漂った

流れる雲と共に
そうする事によって忘れようと
一縷な望みに縋った

そぼ降る秋雨のなか
私も向かおう
未知の国で 明日を見よう
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中也の故郷 (自作詩)

2021-03-01 10:45:58 | パソコン相撲
湯田の空は悲しく
汽笛  唄 ものの音伝える
そこ吹く風は
泣き声を運んでくる

そこには駄々っ子いて
ピエロの様な駄々っ子いて
お前の身空を思うとき
天空の鐘が鳴る

ああ お前はこの空を愛し
一度は地団太にし
けれど帰って行った

今は何もない
嘗ての名残は何もない
・・・・その時 影が横切った
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いとなみ (自作詩)

2021-03-01 10:20:20 | パソコン相撲
やはり私も弱いので
しがない文字を連ねるしかないのです
何が昇華なものですか
悲しい空疎な営みです

青葉揺れ
春が来たと騒いでますが
なんだか晩秋のような
暮れなずみが覆うのです

何を言おうとしてるのか
何をすればいいのか
それがわかれば いいのですが

どうしてこうなるのか
なぜそうなのか
わかれば いいのですが
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思慕 (自作詩)

2021-03-01 10:12:37 | パソコン相撲
昔惚れてた女を
想い出の中に閉じ込め
綺麗にしたまま閉じ込め
オブラートに包めたら幸せだ

見たいように見え
空ろ幻惑ではなく
目と目で語れる
実在に近い夢を見たい

すべての飾りはいらない
あるがままの
点と点

その心が化粧したとき
その時は泣けた
何かが散った その時散った
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淫窟 (自作詩)

2021-03-01 10:04:38 | パソコン相撲
吹き荒ぶなか
襤褸をまとい黙然と
仰げば空
そこには妖女 我を呼ぶ

混沌たる宴
遊惰の国 待ち侘びる
艶美の嵐
蕩けよと 空は言う

生なるもの 生汁吸われ
蕾は育つ
この快楽

淫虐の日々
乳繰る夜もすがら
その子十五 この快楽 
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ある物語 (自作詩)

2021-03-01 09:19:26 | パソコン相撲
物語と言っても
それはつまらない事です
ありし夜の
ただの一齣です

そう よくある事です
私には綺麗に見えました
浮気女の薄笑い
ただ それだけです

それでも暮れなずみ
歯車廻ります
・・・・

それでも朝が来て
歯車廻ります
・・・・
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桜桃忌 (自作詩)

2021-03-01 09:19:11 | パソコン相撲
梅雨 最中 六月
一人の男の為に
集う者達の数々
香煙の漂う中で

墓前には桜桃
恥じらいの実
黒石と赤玉
草葉で笑う声

泣くような空
過ぎる風
あの人は そこに

遠きの日々
行く末に光るもの
一つの御霊
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外つ国の二人 (自作詩)

2021-03-01 09:04:32 | パソコン相撲
ネーデルランドの恋人は
二人の夜 ともに夢を見ます
そこでも互いに見つめ合い
そして誓いをするのでした

メアリーの瞳は潤んでいます
その涙は嬉しさからです
零れるにまかせ
彼の胸を濡らします

チャペルの鐘がなるとき
これからの道 照らされます
・・・・祝福の喝采の中で

空響く音のもと
天使は舞います
行く末に 幸あれと
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バイロン死す (自作詩)

2021-03-01 08:41:16 | パソコン相撲
なぜ 追われたのか
人はそう問うのですが
そうではなく
帰って行ったのです

一人になる為に
そして時流の為に
これからを夢み
異国に散ったのです あの人は

「バイロン死す」・・・・
この事は
何かを語る

「バイロン死す」・・・・
この事は
ある意味の 光る鋲となる
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せめての声 (自作詩)

2021-03-01 08:25:50 | パソコン相撲
罪人の声は
いつも震えてます
それは慄然ゆえです
せめての謝辞です

叶わぬ事の多さを
破れる夢の多さを
見まいとしても見てしまう
悲しき業なる罪です

贖うとは
何を捨て
何を償う事ですか

仕方ないと
誰かが言えば
それでいいんです 救われるんです
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