パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

告白 (自作詩)

2020-08-28 22:53:16 | パソコン相撲
笑おうとしても 泣けてきて
泣こうとしても 泣けなかった
偽ることに慣れたころ
夕日は手招きをした

疲れたという形容すらなく
あるような ないような道をゆく
諦観という文字にあたる
慣れないということに 慣れたのです

歩かされたとは思っていません
いいえ 違うのです
そう 違うのです

いいえ 違うのです
いいえ 違うのです
私は 思ったにすぎないのです
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ハーメルンの笛吹き男 (自作詩)

2020-08-28 22:41:13 | パソコン相撲
そこには 音
音が流れる
森から出た音は
幸せと別離を運ぶ

彼の男は吹く
夢と幻の靄のなか
時間は操られる
振り返る事は出来ない

笛の音は道となる
そら 一人が消えた
また 一人と

その音は光の母体
ただ輝くもの
次の一人も
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あしたへと続くであろう階段  (自作詩)

2020-08-28 22:28:36 | パソコン相撲
私は登る
あしたへと続くであろう階段を
右だけで一歩一歩と
萎えた左をかばいつつ

私はよろめいた
転ぶのが自然だった
転ぼうとして転べば良かった
階段はそれを許さなかった

呪いの言葉は響く
どこまでもそうであるよと 声がする
空間は歪んでいる

口には微笑みが浮かぶ
呆けたから幸せだ
次の一段が無かろうと
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ナルシス (自作詩)

2020-08-28 09:07:32 | パソコン相撲
そこにはレーテの水が
あるといえば あるのだろう
ナルシスは溺れる
自分に恋をする

時の間を光が通る
歩かされた人は行きつく
そうなるとわかってる所へ
こんな水辺に

その時 何かを言ったのかもしれない
「こんにちは さよなら」と
声は小さく響いたのかもしれない

深い眠りに入ろうと
「こんにちは さよなら」と
「さよなら さよなら」と・・・・
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聖街 (自作詩)

2020-08-28 08:57:19 | パソコン相撲

昼を忘れた この街を
迷路のなかの聖街という
憑かれた人はここに来る
そして出ようとはしない

媚態は乱舞する
孕み女と孕み猫
笑いだけの空騒ぎ
売女の顔は なおも照る

人はぬくもりを求める
一人の女に百の顔
天使の片鱗もあるという

ここは聖街
夜のなかの溜まり場
思い出の女もいるという

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そして光は ・・・・ (自作詩)

2020-08-28 07:54:29 | パソコン相撲

生まれたばかりの光は
微かに微かに明滅する・・・・
そんなあるような ないような
消え入る光の尾をつかもうとするのです

何億光年の彼方からでも
そこあるヴェールを潜り抜けやって来た・・・・
それを いたいけな稚児の手で
命の元をつかもうとするのです

めぐりめくのが さだめなら
それを輪廻というのなら
光とは 永遠の真理なのでは

光をつかもうした手は
いつしか追われる身となるのです
逃げないがいいのです

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