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小話  キラキラ美女、サリーちゃんに遭遇    前編

2024-05-09 18:48:33 | 小説

私は引き寄せの法則は、にわかには信じてはいないのですが、でもね。
これは結果的には、そうなったって事でしょうか。不思議な体験をしました。
なんと、ブログでお気に入りのキラキラ美女のサリーちゃんに出会った。
旅好きの私が、静岡は富士山の見える町のコンビニで買い物をしてたとき。
その女性は、アイスのまわりで、真剣に大きな可愛い目をしていた。パッチリと。
 
・・・・あれっ、どっかで見たことがある、ブログの、そう、あのマスコット。
・・・・サリーちゃんの自分紹介のネコ耳画像と似ている、もしや彼女は。
 
女性に声を掛けるのを、大の苦手としており、ナンパなどは当然、無理無理。
そんなんじゃなく、清き心で大真面目に、お声をお掛けしました・・・・
 
私     「あのー、もしかしたら、スイーツ大好きの、サ・・・・」
サリーちゃん「そー、どうしてわかったのー、私サリー、あなた何か、あるのー」
私     「プログのサリー言葉と同じだ、やっぱりサリーちゃんでしたか」
      「私ねえ、前から気になっていまして、静岡のどこかで会えないかと」
      「富士山の写真、あれ良く撮れてますね、この町からと思ってました」
サリーちゃん「そー、じゃあー、あの写真の角度でわかったのー、すごーい」
私     「良かったら、ここでは何ですから、外に出ませんか、お話しを」
サリーちゃん「ええ、いいけどー。あなた誰だかわかったわ。フォロワーさんね」
      「ちょっと待って、このPアイスクリームを二つ買うねー、食べよー」
 
この方、サリーちゃんに出会えて嬉しいばかりか、これからの展開がどうなるのか。
女性にうとい私としては、わからん。東京から3連休で来ている。宿は取れている。
予約してあるホテルに、人数変更の電話をする事になるのかならないのか、どっち。
 
サリーちゃん「あのサリー言葉はやめるわね、あなた、藤原てるてるさんでしょ?」
      「何となくわかったわ、好奇心旺盛な感じね、カンで当てたのね」
私     「ええ、その通りです。なかなかいいブログやっていますね」
サリーちゃん「スイーツやアイス紹介はね、特にを選んでやってるの、好きなのよ」
私     「私は旅先のパン屋によく行きます。昔、パン屋で働いていました」
サリーちゃん「そう、はい、このアイスどうぞ、このコンビニいいのあるわよね」
私     「どうも。このアイスのこと、ブログに書きました。あなたに宛てて」
サリーちゃん「わかってる、いいねは付けなかったけど、たしかに美味しいもんね」
      「あなた、旅行の途中でしょ、これからどこ行くの、一緒にどう?」
私     「明日は、富士宮の白糸ノ滝に行きます。今日はこの町に泊まって」
サリーちゃん「じゃあ、明日の朝、9時ならいいわ、このコンビニで待ってるわ」
私     「えっ、それは喜んで、では明日、お待ちしています、今日はどうも」
 
 
ホテルに一人で帰ってから思った。誘えばよかったのか、もう遅い、しょうがない。
肩透かしをくらった感も無きにしもだが、明日に備えて体をゴシゴシと洗う。
深酒している場合ではない、エッチネットどころじゃない、来ると信じて寝よう。


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