ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

上野の美術展へ

2014-02-13 19:48:22 | 散歩
2月9日の日曜日に上野の東京国立博物館と国立西洋美術館へ
雪が降り止んだ日曜日に近くの中学校で都知事選の投票を済ませた後、中野駅に出てJRで上野に。

東京国立博物館ではクリーブランド美術館展と人間国宝展が開催されている。


クリーブランド美術館展は同館の日本絵画のコレクションが中心。

有名な雷神図屏風「伊年」印や河鍋暁斎の地獄太夫図、雪村の龍虎図屛風、渡辺始興の燕子花図屛風、曽我蕭白の蘭亭曲水図などの名画が堪能できた。
雷神図屏風「伊年」印

河鍋暁斎の地獄太夫図

雪村の龍虎図屛風

渡辺始興の燕子花図屛風

曽我蕭白の蘭亭曲水図

クリーブランド美術館の近代西洋絵画のコレクションも展示されていた。
アンリ・ルソーのトラとバッファローの戦い

クリーブランド美術館の日本美術コレクションは全米屈指の規模と質とのこと。
GHQの美術顧問を勤めた東洋美術研究者のシャーマン・リーが収集したものが中心。
日本占領期に数多くの日本の美術品がアメリカに渡ったのは残念な気もする。

平成館では人間国宝展も開催されている。
人間国宝の方々の104人の名品を展示。

第一章では国宝・重要文化財を含む工芸の古典の名品と、重要無形文化財の保持者の代表作とを並べて展示してある。国立博物館の豊富な所蔵品があるからこそ可能なのだろう。

古美術の名品を選んで展示するコーナーもある。

第二章は新たな表現を求めた作品を展示。
人形「抱擁」

第三章は伝統に新たな枠組みを提示して可能性を広げた、より革新的な作品を展示したとのこと。

余りの名品ぞろいに疲れたので法隆寺宝物館の喫茶室でコーヒーを飲む。
近くには旧因州池田家の表門を移築したという黒門がある。重文とのこと。


帰りに国立西洋美術館に。

企画展は箱根のポーラ美術館と共催のモネ展が開催されている。

モネだけでなくマネやピカソなど関連する作品も展示。
実は去年、箱根のポーラ美術館に行ってみたのとほとんど同じ展示なのだがずいぶん違う印象。
舟遊び、睡蓮、ロンドンの風景など風景画が素晴らしい。



上野駅から山手線に乗り新宿によってから中野に帰る。