goo blog サービス終了のお知らせ 

ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

7月21日 オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業)三田の報告

2025-07-24 13:08:11 | オストメイト
7月21日(祝、月)の午後、オストメイト講習会流(東京都社会適応訓練事業)が東京都障害者福祉会館(三田)で開催されました。

猛暑にもかかわらず大勢の方が参加かれました。
装具メーカーのコンバテック・ジャパンの方も来てくださいました。

今回はがん研有明病院の石川加奈子 認定看護師(WOCN)に初めて講師をお願いしました。

先生は皮膚の構造・機能、皮膚保護剤の機能、ストーマ周辺のスキントラブル・スキンケアに加えて、特に夏場のスキンケアなどについて分かりやすく説明して下さいました。



参加者から非常に多くの質問が出ましたが石川加奈子先生は丁寧に答えて下さいました。





引き続いて装具メーカーのコンバテックジャパン社の方からは新製品の紹介などのお話がありました。


休憩時間にはコンバテックジャパン社の製品ブースで多くの方が説明を受けていました。

休憩後、玉木亜矢子先生やコンバテックジャパン社の方も加わって、オストメイト同士の体験交流を行いました。



各人が自己紹介を行い、保湿剤、人工膀胱の方のカテーテルの扱い、穴あきパンツ、訪問看護師など、様々な話題について予定時間一杯まで話し合いました。

今回も大変有益な会が持てたと思います。

6月22日 イレオストミー講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告

2025-06-29 10:58:49 | オストメイト
6月22日(日)の午後、酷暑の中、中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて「イレオストミー講習会(東京都社会適応訓練事業)」が開催されました。




今回の講師は杏林大学医学部付属病院の磯部聡史先生と医療法人社団永生会 南多摩病院
の齋藤小百合WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)です。


装具メーカーのコンバテック・ジャパンの方も来て頂きました。
最初に、磯部聡史先生のお話がありました。

磯部先生は自分自身 潰瘍性大腸炎にかかり、
一時的にストーマを造設したことがあったとのことです。
先生はイレオストミー(小腸による人工肛門保有者)の特徴や、ストーマの歴史、
イレオストミーに関係する潰瘍性大腸炎などの病気や手術、治療法などについて動画を駆使して分かりやすく話して下さいました。講演の後、多くの質問が出ましたが、先生は分かりやすく答えて下さいました。



コンバテック・ジャパンの方の製品紹介と休憩の後、齋藤小百合WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)のお話がありました。




齋藤WOCNはイレオストミーを中心にストーマ、ストーマ装具、アクセサリー、ストーマケア、オストメイトの食事、などについて詳しく説明してくださいました。

齋藤WOCNにも多くの質問があり、磯部先生や装具メーカーの方、他の参加者も質疑応答に加わって活発な話し合いが行われました。






今回も大変充実した講習会になったかと思います。




5月25日 東京支部総会及びオストメイトの集い (東京都社会適応訓練事業)の報告

2025-05-27 12:05:34 | オストメイト
5月25日の日曜日の午前10時半より港区三田の東京都障害者福祉会館にて、日本オストミー協会東京支部の支部総会と「オストメイトの集い」(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

前日の夜から雨が降りましたが、幸い開催時間の前に雨は上がり、まずまずの天気になりました。
本部副会長の山本氏の司会により、この1年間になくなった方への黙祷の後、支部総会の議事に入りました。
令和5年度の事業報告、決算報告、監査報告、新役員案、令和6年度の事業計画案や収支予算案の説明などがあり、討論の末、全議案が承認されました。

今後も財政難や解決方法などについて様々な意見がでて、近年にない活発な議論が交わされました。
報告後、役員の紹介や装具メーカーの製品紹介などがありました。




昼食時間にはおいしい仕出し弁当を味わいました。
装具メーカー・販売店の展示コーナーで大勢の方が説明を受けていました。


午後の「オストメイトの集い」はオストメイトを対象とした講習会で、東京都の社会適応訓練事業として開催しました。
午後の司会は事務局長の楠氏が担当されました。
最初に中島小百合さんの「若きオストメイトの悩み」と題する御講演がありました。


中島小百合さんは東京支部会員で、ネイティブ英語発音の教師や音楽通訳/翻訳の仕事をされながら、メディアへの出演や医療大学での講義などでオストメイトの啓発活動をされている方です。
中島さんは2016年にオストメイトになった経緯や、自分のような若いオストメイトの3つの悩みとして、「仕事が減る恐怖」、「SNSに振り回される日々」、「この体で恋愛・妊娠・出産やスポーツ、仕事・旅などが出来るかの不安」を挙げ、これらに対して、中島さんは、解決策を探し、相談し、解決に踏み出すという王道で解決していった経験を話して下さいました。オストメイトにとって非常に参考になり、勇気つけられるお話でした。
また質問にも非常に丁寧に答えて下さいました。



休憩後、机をどけ、参加者全員が円座になって体験交流を行いました。全員が自己紹介を行ったあと、各参加者が困っていることなど、判らないことなどを話し合いました。


2品性装具の利点、メーカーと病院の関係、オストメイト用トランクス、装具のテープ補強など様々な話題で話が白熱して予定時間を超過してしまいましたが、無事に集いを終わらせることが出来ました。


4月13日 消化器系ストーマのオストメイト講習会の報告

2025-04-21 15:58:42 | オストメイト
4月13日の日曜日の午後に中野区社会福祉会館(スマイル中野)にて消化器系ストーマのオストメイト講習会が開催されました。
装具販売店に製品に本講習会の案内のビラの同封をお願いしたこともあり、大勢の方に参加して頂きました。
装具メーカーのコンバテック・ジャパンの方も参加されました。
今回の講師は杏林大学医学部付属病院の吉敷智和先生と立川相互病院の細井早霧皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)です。

吉敷智和先生は先生が勤務している病院における大腸癌手術に対する取り組みなどを紹介して下さいました。

・腹腔鏡手術(ロボット手術を含む)による、出血の減少、手術の傷の縮小、合併症削減、
傍ストーマヘルニアにならないための手術の工夫や肥満対策、
高齢者手術における健康障害対策(フレイル)
など様々な取り組みを行っておられるとのことでした。

様々な質問が出ましたが、先生は丁寧に答えて下さいました。





次に、コンパテック・ジャパンからは新製品の紹介などがあり、休憩時間に入りました。

休憩時間にはコンバテック社の展示ブースに集まる人もいました。

休憩後、細井早霧皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)のお話がありました。

細井WOCNはストーマの周辺の皮膚のトラブルへの対処法を中心に、実物を示しながら被膜剤、保湿剤、潤滑・消臭剤等についても詳しくお話しして下さいました。



また、お話の後の質疑応答でも分かりやすくし説明して下さいました。


今回も有益な会になったと思います。

4月5日 東京支部 春の散歩会 舎人公園(足立区)の報告

2025-04-06 13:06:13 | オストメイト
4月5日(土)に足立区の舎人公園にて東京支部の春の散歩会が開催されました。
当日は桜が完全に満開で、しかも晴天の土曜日。
これ以上はないというくらいの絶好の花見日和でした。
11時に日暮里・舎人ライナーの舎人駅に集合。
舎人公園に最も近くの駅は舎人公園駅ですが、舎人駅にしか昼食を買い込むコンビニがありませんので、あえて舎人駅に集合しました。


参加者は13名、初めて散歩会に参加される方も何人もいらっしゃいました。
舎人公園までは10分足らず。舎人公園は面積65ヘクタールの大きな公園ですが、桜が満開で大勢の人が花見に訪れていました。
ネモフィラの花の青いじゅうたんも見られました。

公園の中央の花見広場では、満開の桜に囲まれた中で、花見の宴会が盛り上がっていました。
私達もレジャーシートを敷いて持参の弁当や飲み物を楽しみながら、昼食を取り、飲食を楽しみながら、全員が全員紹介を行い、ストーケアなど様々な話題で歓談しました。








最後に全員集合写真を撮ってお開きになりましたが、酔いつぶれた方もいらっしゃいましたので、一部の方々は介護をしながら2次会を楽しみました。

参加した方々は充実した楽しい1日を過ごせたかと思います。

12月21日 オストメイトの体験交流と個別相談(東京都社会適応訓練事業)船堀の報告

2024-12-29 12:03:21 | オストメイト
12月21日(土)の午後に江戸川区の船堀タワーホールにて東京都社会適用事業によるオストメイト講習会「オストメイトの体験交流と個別相談」が開催されました。

車いすの方やオストミー協会の元会長である笹岡氏、講師の山本悦秀先生の奥さんも出席されました。


最初に金沢大学名誉教授でオストミー協会副会長である山本悦秀先生のASPOA(Asia & South Pacific Ostomy Association、アジア・南太平洋オストミー協会)の総会に関するお話がありました。
山本先生は「シンガポールでの下見観光とASPOAでの発表」と言う題目で
2023年の10月にシンガポールで行われたASPOAに出席されて講演された時の様子や、その前の3月に下見観光をされた内容を話して下さいました。


山本先生の発表内容の作成に協力して下さったオストミー協会の元会長である笹岡氏も補足説明をしてくださいました。



休憩の後、参加者全員で体験交流を行いました。
体験交流と並行して、昭和大学病院の皮膚・排泄ケア認定看護師である永田 有理先生が別室で希望者と一人ずつ、ストーマの悩みなど様々な相談を行ないました。皆さん大変熱心に話しておられました。

体験交流では、各人が自己紹介を起った後、傍ストーマヘルニア、洗腸への賛否、老後の不安、一時的ストーマを戻すか否か、などの様々な話題について、大変活発な話し合いが行ないました。



最後に永田 有理先生の挨拶がありお開きとなりました。

今回も有意義な会になったと思います。

11月23日泌尿器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)三田の報告

2024-11-25 13:38:03 | オストメイト
11月23日(祝、土)に三田の東京都障害者福祉会館にて泌尿器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

今回の講師はがん研有明病院の藤原遼Dr.と東京慈恵医大病院の江川安紀子 皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)です。
天気も良く多くの方が参加して下さいました。


最初に、藤原遼Dr.の御講演がありました。

藤原先生は膀胱がんやその治療方法、手術支援ロボット「ダヴィンチ」やそれを用いた膀胱がん手術、になどについて動画も交えて詳しく説明してくださいました。
最近は部抗がんに対する化学療法、」免疫療法の進歩が大変著しいということです。
又、ロボット支援手術は医者による手術が容易で、患者の負担も少ないことから大変普及しており、がん研有明病院では膀胱全摘手術の9割がロボット支援手術になっているとのことです。またがん研有明病院では術後の早期体力回復強化プログラムERASが導入されて、術後合併症の減少に効果を上げているとのことでした。
膀胱全摘出時に造成する人工膀胱や代用膀胱(新膀胱)などの術式についても詳しく話してくださいました。
患者にそれぞれの長所短所を十分説明して、適切な尿路変向を選択することが必要とのことでした。
多くの質問が出ましたが、先生は丁寧に答えてくださいました。









休憩の後、江川安紀子先生の御講演がありました。

先生は新人看護師の頃に日本を代表するETナース(現在のWOCN)と出会って
皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)になることを志した経緯や、
ストーマケアの歴史や皮膚保護剤の働き、剥離剤(リムーバー)等について
大変面白い話をしてくださいました。
今ではストーマ装具に必須である皮膚保護剤が導入されたのは今から40年前で、
現在主流になっている「柔らかい凸面型装具」が発売されたのは10年前とのことです。
災害時の備えなどについても大変実用的なお話がありました。
江川先生のお話にも多くの質問があり先生はわかりやすく答えてくださいました。







今回も有意義な講習会になったと思います。


11月16日 秋の散歩会 葛西臨海公園の報告

2024-11-17 16:05:18 | オストメイト
11月16日(土)に江戸川区の葛西臨海公園で東京支部の秋の散歩会が開催されました。参加者は8名で初めての方も2名参加されました。
10時半にJR京葉線の葛西臨海公園駅から徒歩1分の葛西臨海公園サービスセンターに集合。
葛西臨海公園はJR葛西臨海公園駅の駅前から東京湾に掛けて広がる大きな公園です。

まずはパークトレインに乗り込みました。

トレインからは広大な森の中に大きな池がある鳥類園や有無を挟んだ葛西海浜公園、国内2位の大観覧車などを身近に観ながら25分かけて園内を一周しました。ディズニーランドも遠望することが出来ました。


次に丘の上の展望レストハウス「クリスタルビュー」に。

ガラス張りの建物の上からは東京湾などの景色が広がり、眼下の芝生広場にはコスモスの花が咲いていました。

クリスタルビューから降りて近くから見る赤、桃、白の満開のコスモスの花は更に美しく感じられました。
芝生広場の一角で、皆で昼食を取りました。ビールなどを飲みながらの食事ではアルコールの勢いもあり大いに話が弾みました。

昼食後、水族園の前で集合写真を撮った後、水族園に入り、マグロの餌やりなどを見物して解散しました。


飲み足りない方は水族園の中の野外レストランで2次会を楽しみました。

曇り空でしたが雨は降らず、暑くも寒くもない過ごしやすい天候に
参加した方々は、良い1日を過ごされたと思います。


10月20日 杉並・中野・新宿オストメイト体験交流会の報告

2024-10-30 15:46:17 | オストメイト
10月20日(日)の昼、「北海道」新宿西口店にて恒例の杉並・中野・新宿オストメイト体験交流会が開催されました。会費は4000円。「北海道」は海鮮料理や郷土料理のお店で昨年も使用したお店です。

まずまずの天気に恵まれ、一昨年、昨年と同じく11人の方が参加されました。杉並区2人、中野区4人、新宿区2人に加え。世田谷区、中央区、品川区など他区の方も参加して下さいました。
ランチは飲み放題のコースを頼み、美味しい海鮮料理に加えて、ビール、ワイン、日本酒、ワインなどを2時間以上飲み続けて楽しみました。



食事飲み会が1時間ほど経過した頃から各自順番に自己紹介を行いました。
体験交流では、ストーマ給付券の給付方法の話、ストーマケア、会に出られないオストメイトのうわさ話など様々な話題がでて話が弾みました。


支部長からはストーマ装具の支給額見直しなどの活動の紹介などの話がありました。新宿区に続いて杉並区も給付額増額
最後に全員の集合写真を撮ってお開きとなりました。

今年も大変楽しい会になりました。
会の開催・運営に協力して頂きました皆様のご協力に大変感謝いたします。

9月23日 消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)中野の報告

2024-10-01 15:35:22 | オストメイト
9月23日の祝日(月曜日)に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

残暑も一段落し、晴天にも恵まれたためか、予想以上の大勢の方が参加して下さいました。


今回の講師は日本医科大学病院の横山康行医師と同じく日本医科大学病院の稲田浩美WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)です。
最初に東京支部の支部長から9月11月に足立区、江戸川区、新宿区、などで開催される地域集会や散歩会の紹介がありました。

次に横山康行先生の御講演がありました。

先生は大腸癌の手術などに手術の術式の選択、ストーマ造設を選ぶか否などについて大変面白い話をしてくださいました。
又、多くの参加者の質問にも丁寧に答えて下さいました。



休憩時間の後に、日本医科大学病院の稲田浩美WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)のお話がありました。

稲田WOCNはストーマ装具の交換方法や各種の合併症やその対処方法などについて大変わかりやすいお話をしてくださいました。


稲田WOCNのお話にも多くの質問があり、両先生は丁寧に答えて下さいました。








今回も有意義な講習会になったと思います。

7月15日 イレオストミー講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告7月15日 イレオストミー講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告

2024-07-20 09:29:22 | オストメイト
7月15日(日)の午後、酷暑の中、三田の東京都障害者福祉会館にて「イレオストミー講習会(東京都社会適応訓練事業)」が開催されました。


今回の講師は間遠医院の間遠一成医師と千葉大学医学部付属病院の柳橋美幸WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)です。
最初に、間遠一成先生のお話がありました。


先生は各種の論文などを引用して、イレオストミー(小腸による人工肛門保有者)や合併症、新しい技術などについて話して下さいました。

印象に残った内容は次の通りです。
(1)イレオストミーの方は近年増加している。主な原因は、直腸癌や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患が増えており、これらに対し肛門を残す手術を行い、小腸で一時的ストーマを造る方が増えている。この時一時的ストーマのつもりが永久ストーマになる人も多い。
(2)新技術として、折り畳みバッグ、チタンなどによるふた付ストーマ装具などが研究開発されている。
先生の話に対して、一時的ストーマは小腸で作るべきか大腸で作るべきかや狭窄を防ぐ方法など多くの質問があり、間遠先生は丁寧に答えて下さいました。



休憩の後、千葉大学医学部付属病院の柳橋美幸皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)のお話がありました。

先生はイレオストミーの特徴、装具選択、起り易い皮膚トラベルや対策のポイントや関連するアクセサリーについて分かりやすく話して頂きました。
柳橋先生にも皮膚保護材をつける方法やプールなどに入る方法など約10件の質問があり、柳橋先生も真摯に答えて下さいました。





会場の皆様からの多くの意見やアドバイスがあり会場一体となった活発な意見交換が行われました。
今回も大変充実した講習会になったかと思います。

6月16日 オストメイト講習会と体験交流(東京都社会適応訓練事業)船堀の報告

2024-06-18 11:57:50 | オストメイト
6月16日(日)の午後にタワーホール船堀にてオストメイト講習会流(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。
タワーホール船堀での夏の開催は初めてかと思います。

今回の講師は北里大学病院の看護師でオストメイトでもある塚本斗美(ますみ)さんです。

塚本さんは北里大学病院で看護師を長年務められてから、卵巣癌になり、手術して人工肛門のオストメイトになった方で、現在は北里大学病院に復職して、オストメイトを含む患者さんのケアをされています。

先生は癌と判ってからの不安、手術時の不安、抗癌剤治療の苦しみ、復職してからは癌体験を生かして患者に接することを心掛けているとなどの切実な体験の話をしてくださいました。塚本先生のお話にはたくさんの質問があり、先生は丁寧に答えて下さいました。



装具メーカーのコロプラストの方は、無料郵送情報誌「ゆうじん」やそのオンライン版の紹介などを話して下さいました。

休憩中、コロプラストの製品ブースに参加者が集まっていました。

休憩後、塚本斗美先生も加わって、オストメイト同士の体験交流を行いました。


各人が自己紹介を行った後、公衆浴場などの入浴方法やレッグバッグの悩みなど、様々な話題について話し合いました。東京支部会員の山本氏からは山本氏が開発に参加された入浴用シールの紹介などもありました。

今回も大変有益な会が持てたと思います。

5月26日 東京支部総会及びオストメイトの集いの報告

2024-05-31 12:02:45 | オストメイト
5月26日の日曜日に日本オストミー協会東京支部の支部総会と「オストメイトの集い」(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

昨年に続き、今回も港区三田の東京都障害者福祉会館にて午前10時半より、開催されました。
今回も天候に恵まれたこともあり大勢の方が参加して下さいました。
事務局長の楠氏の司会により、この1年間になくなた方への黙祷の後、支部総会の議事に入りました。

令和5年度の事業報告、決算報告、監査報告、新役員案、令和6年度の事業計画案や収支予算案の説明などがあり、承認されました。

今後も財政難が続く見込みであり、対策を講じる必要があるなどの報告がありました。
総会では、若い人向けの企画を充実すべき、インターネットによる広報活動を改善すべき、講習会の「社適」という言葉が分かりにくいので改めるべき、など様々な意見が出され活発な討論がありました。
報告後、役員紹介や装具メーカー・販売店の製品紹介などがありました。


昼食時間にはおいしい仕出し弁当を味わいました。
装具メーカー・販売店の展示コーナーで大勢の方が説明を受けていました。
ここ1年の散歩会や講習会などの写真も展示されていました。

午後の「オストメイトの集い」はオストメイトを対象とした講習会で、東京都の社会適応訓練事業として開催しました。
午後の司会は山本氏が担当されました。

最初に済生会済生会加須病院の板橋道朗先生(日本大腸肛門病学会評議員・指導医・専門医、日本大腸検査学会評議員、日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会及び大腸肛門学会理事長の御講演がありました。

先生は大腸癌やその診断方法、治療方法、ストーマ(人工肛門)合併症や治療方法などについて、動画などを駆使して分かりやすく話して下さいました。


大腸癌もストーマ合併症も、最近の技術の進歩により治療成績が向上しているとのことです。
板橋道朗先生の話には多くの質問があり、先生は分かりやすく答えて下さいました。


休憩後、机を配置替えし、人工肛門グループと人工膀胱グループに分かれて体験交流を行いました。
各グループでは自己紹介と共に、各参加者が困っているいることなどを話し合い、意見の交換を行いました。
話が白熱して予定時間を超過してしまいましたが、なんとか無事に集いを終わらせることが出来ました。


4月14日 消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)の報告(ブログ用)

2024-04-20 12:54:16 | オストメイト
4月14日の日曜日に中野区社会福祉会館(スマイルなかの)にて消化器系ストーマのオストメイト講習会(東京都社会適応訓練事業)が開催されました。

会場前の中野通りに桜吹雪が舞い散る暖かい晴天に恵まれたためか、講師を含めて40名もの方が参加して下さいました。装具メーカーのコンバテック・ジャパンの方も参加して下さいました。

今回の講師は杏林大学病院の小嶋幸一郎Dr.と昭和大学病院の高野真理WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)です。
最初に東京支部の支部長から昨年度の新宿区、世田谷区に続き、本年度は港区、足立区などの6つの区でストーマ装具の給付金が増額になったとの報告がありました。但し増額された区は23区の内1/3に過ぎず、増額をしても増額幅が十分なない区もありますので更に積極的に各区に働ける必要があること、陳情への参加など皆様の御支援をお願いするとの話がありました。
次に小嶋幸一郎Dr.の御講演がありました。
先生は「腸活」―腸内の環境を整えて健康を増進する―というユニークなお話をしてくださいました。加齢により腸内の善玉菌が減少して悪玉菌が増えると大腸癌や感染症、認知症、自閉症など様々な疾患を引き起こす原因となるとのことでした。


先生の講演に直接関係がないストーマの悩みなどを含め、大勢の方から多数の質問がありました。


コンバテック・ジャパンの方からはホームページの紹介などの話がありました。

休憩時間には装具メーカーの方の展示に人が集まっていました。

休憩時間の後に、昭和大学病院の高野真理WOCN(皮膚・排泄ケア認定看護師)のお話がありました。

高野WOCNはオストメイトストーマケアや福祉制度、災害対策などについて分かりやすいお話をしてくださいました。

高野WOCNのお話にも沢山の質問がありました。


今回も有意義な講習会になったと思います。

3月28日 東京支部の春の散歩会(飛鳥山公園)の報告

2024-03-30 13:58:31 | オストメイト
3月28日(木)に北区の飛鳥山で日本オストミー協会東京支部の春の散歩会が開催されました。」参加者は12人。初めての方も2人参加されました。
JR京浜東北線の王子駅の中央改札口に集合。

飛鳥山公園は駅前の低い丘にあります。
モノレールがあり無料で利用できますが、歩いて上り、広い園内を回りました。
今年は桜の開花が遅く、当日は、いくつの木で数輪咲いているだけでしたが、比較的暖かかったので、園内のあちことで花見(つぼ見?)の宴会が盛り上がっていいました。

私達も講演の中央に陣取りレジャーシートを敷いて持参の弁当や飲み物を楽しみながら、オストメイトの集いやストーケアなど様々な話題で歓談しました。



最後に全員集合の写真を写してお開きになりました。


飲み足りなかった方は駅前の焼肉屋で二次会を楽しみました。
桜は十分見られませんでしたがtのしい会になりました。