気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

恩田美栄さんインタビュー

2008-03-27 00:35:18 | 女子選手
1年前なら恩田美栄選手と書いたでしょうけれど、今回紹介するインタビューでは恩田美栄さんと書くのがぴったり。いえ、本当は恩田美栄先生とお呼びすべきかしら?
またまたチュッキョフィギュアからのインタビューです。
私は指導する側、振り付けする側から見たフィギュアスケートにも興味があります。指導者としての恩田さんはスタートを切ったばかりですが、指導者としての姿勢には既に貫禄さえ感じました。

<新たな挑戦!恩田美栄さん>
現在プロースケーター、インストラクターとして活躍中。
インストラクターとしての苦労は?
「先生が親身になって引っ張り出す、それがインストラクターだと思うので。本当に根気よく我慢をしながら、根気と根気のぶつかり合いですね。」
教える喜びとは?
「今までは自分がどうやったらできるんだろうとか考えてたりしてたんですけど、今はどうやったらこの子を引き出せるか、というのが探せるじゃないですか。そういうのが今はとても楽しいかな。」
今の夢は?
「来シーズンうちの生徒も試合には出るんですけど。来シーズンから出そうと。ゆくゆくは私のすごい目標としては、全日本のキス&クライに座りたいなっていうのが本当の夢なんですけど。
少しずつ積み上げていくのが私の今までのそのやり方だったので、それを活かして生徒にもいいところを伸ばしてあげたいなあと思います。」
恩田さんは一般にもスケートを教えているということで、本田アナもチャレンジ。最初は恩田さんに手をつないでもらって滑っていました。コツはエッジの真ん中に体重を乗せ、重心を少し前に移すということで、本田アナ「コーチがいいからすごく楽しい!」と笑顔で滑ります。
生徒の募集もしてらっしゃいます。恩田さんの公認サイトyoshieonda.comにお問い合わせを。

これまで選手としての恩田さん、プロスケーターとしての恩田さんしか知らなかったので、インストラクターとしての恩田さんは新鮮でした。引退から1年でもう立派な先生であることが言葉の端々から伺えます。
「根気よく我慢をしながら、根気と根気のぶつかり合い」、どんなことでも教えるってそういうことですよね。本当に根気が要ります。
すごい夢として全日本のキスクラに座りたいと挙げた彼女に、全日本の舞台って出場すること自体が、選手だけでなく指導する側にとっても大きなことなんだと思いました。
いやー、夢はでっかく世界選手権のキスクラに座りたいと挙げて欲しいですねー。

私が恩田さんを生で見たのは昨年PIW豊橋のとき。フィナーレのときに観客席に向かい、「元気か~い!」と叫んで一番元気がよくノリノリでした。アイスショーのときの恩田さんはいつもあんなに元気なのでしょうか?
それまで知っていた恩田さんがテレビで見る試合のときの緊張気味の表情だったので、余りの元気のよさにびっくりしました。
選手、プロスケーター、インストラクター、恩田さんは毎回全く違う顔を見せてくれました。ショーで趣向を凝らしたプログラムを見せてくれるプロスケーターとしての彼女ももっと見たいけれど、全日本のキスクラ、選手の隣での笑顔の恩田さんも見たくなりました。