気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

スケート場の行方

2008-03-10 21:09:45 | リンク問題
今日の日経新聞に『インタビュー領空侵犯 東京にもっとスケート場を 住友信託銀行会長 高橋温氏』という記事が掲載されていました。
近頃のスケート場の話題といえば、エキサイトニュースのスケート場減少の記事や、大ちゃんを育てた倉敷のウェルサンピア閉鎖と暗いものが多かった。(『倉敷のスケートリンクの存続を願う会』ががんばっています。)
そんな中、この日経のインタビューはスケート場の行方を提案する、ちょっぴり明るい記事です。要約して紹介しますね。

○フィギュアスケートに関する提案
今日本はフィギュアスケートが人気だが、東京に通年で使えるリンクがわずか4つしかない。東京に国際大会を開けるような常設リンクをもっと増やすべき。
○どうしてフィギュアスケートなのか
トリノで荒川静香さんが金メダルを獲得。現在も高橋大輔選手、安藤美姫選手、浅田真央選手と世界の頂点をうかがう選手がいる。欧米が中心で、審判の主観に左右される採点競技で、日本選手がこれだけ存在感を示すのはすごいこと。こんな巡り合わせは50年に一度あるかないか。このエネルギーを循環させる必要がある。
ブームはいずれ下火になるもの。拍手喝采するだけでは、世界レベルの才能が生まれる環境は次代につなげない。選手が引退後にコーチなどとして活躍する場が必要。その象徴として、リンクが活用できればとも考えている。
○冬の競技の施設は維持するだけで大変だが
施設をつくることが、技術革新、コスト低減のきっかけにもなる。リンクを共用できるアイスホッケー界の力を借りたり、2016年の東京五輪招致活動と関連づけるなどの案がある。
○施設をつくれば、おのづと選手も強くなるのか
日本はとかく学校や企業スポーツなどに、競技の普及、強化を任せきりにしてしまいがちだった。1つのルートに頼り切るのではやがて行き詰まる。
老若男女がスケートを楽しむリンクでトップ選手も滑っている。それが子供たちに、自分たちの可能性に希望を抱かせるきっかけになるのではないだろうか。

銀行の会長という、フィギュアスケートとは関連のない経済界の方の提言だからこそ、力強さ・頼もしさを感じました。
日本各地の会長さんや社長さんがスケートに興味を持って、あちこちにリンクを設置・経営してくださらないものでしょうか。閉鎖され(そうになっ)たリンクを買い取って再開してくださるとかね。
活躍している選手の名として、荒川さんの次に大ちゃんの名前を挙げてくださったことが嬉しかったな。

長野メモリアルオンアイスの放送を見ました。荒川さんのNessun Dormaにトリノの感動が蘇ってきてうるっとしました。田村さんのRockyやスルヤ・ボナリーのバックフリップを見られたのも良かった。

IFS、今日届きました。6日に発送したはずだから少し遅め?
大ちゃんの表紙、実物を手に取ってみると感慨深い。日本の雑誌では、大ちゃんの表紙もロングインタビューも慣れてしまったけれど、海外の雑誌だと、『世界のダイスケ』を実感できて。
目次ページを開くと左端に大きく大ちゃん、中央に未来ちゃん、右端にパトリック・チャン。アジア系のスケーターばかり。アジア系スケーターの活躍振りを象徴していますね。白人スケーターだって活躍しているけれど。
大ちゃんのインタビューページを開くといきなりどアップです。ほぼ実物大でこちらを見据えているので、雑誌を手に持ってこの写真を見るとドキドキしちゃう。嬉しいけれど心臓に(いや理性に?)悪い写真です。
アメリカの雑誌なのに、ロングインタビューページ以外にも大ちゃんの写真が載っていて、大ちゃん特集のような一冊です。
ところでリッポン君、GPFのころの写真は髪がナチュラルですね。ストパーかけてたんだ、知らなかった。あのくるくるの巻き毛が彼のチャームポイントだと思うので、自然のままでいいと思う。