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むちゃくちゃな日本語

2006-12-23 01:26:45 | 文化・芸術
 今日、帰宅した時、いつも通りに郵便受けをチェックするとA4サイズのチラシが一枚入っていた。そこには赤字で「ガス工事のお願い」と書かれてあり、ヘルメットを脱いだおじさんがぺこりと頭を下げているイラストまで描かれてあった。

 「ガス工事のお願い」って、「住民にガス工事を手伝えとでもいうのかぁ?」というタイトル。ひどすぎる日本語だ。

 普段周囲の会話や、ラジオ番組などでいわゆる「ら抜き言葉」が多くて、耳に付く事が多いので意識して「ら」付きで話すようにしているほうだから、この日本語は許せない。

 ある人から、「今日、駅でとんでもないアナウンスをしているのを聴いたんです。」という話を聞いた。

 どんな内容かと言うと、駅でのアナウンスで、「危険ですから、駆け込み乗車はおやめ下さい、駆け込み乗車の防止にご協力下さい。」というのがあったのだそうだ。

 「駆け込み乗車の防止に協力」って、つまり、「駆け込んでくる奴が居たら、みんなで電車の入り口で乗車できないようにしろってこと?」と思わず突っ込んでしまいたくなる。

 最近、頭脳系のゲームが増えてきているから、「的を射る」「当を得る」の誤用で「的を得る」があるだとか、慣用句の誤用は知られるようになってきているが、冒頭の2つは、慣用句の誤用ではなくて、完全に日本語の誤りである。

 コンビニのレジなどで支払う時の「1000円からお預かりいたします。」というのもひどい例としてあげられる。使っていてきもちわるく無いのか?おそらく平気で使っているのだから違和感がないのだろうが、そういう奇妙な言葉遣いに対する無神経さは、どこか知性の欠落を感じてしまう。だからこの意味のない「から」はやめるべきだ。

 ブログに書く文章も気を遣いながらも、上手く書けない時もある。いまひとつ意味が通じにくい時もあって人様のことをどうこう言えた義理ではないが、注意することは必要だ。


▲せっかくだから、「ガス工事のお願い」のチラシを写真に撮っておいたので見て、如何に奇妙なチラシなのかを実感してきれいな日本語を書く意識を高めてほしい。


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