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出生届が拒否されること

2006-10-08 00:29:16 | ニュース
 タレントの向井亜紀さんと格闘家の高田延彦さんが、体外受精卵での代理母による出産で子どもをもうけたが、品川区が出生届の受理を拒否、その後の裁判の判断で受理を認めるような判決が下されたことに、法務省が、品川区に対して上告を奨めているというニュースがあったが、開いた口がふさがらない!とはまさにこの事だ。

 法務省のコメントとしては、最高裁による判断が必要とのことらしいが、品川区が上告するかどうかは品川区が決めればいい。

 そもそも、「出生届の受理を拒否」というのが信じられないのだ。

 法律は、国籍も住民票も持てない子を作るのか?法律は私たちの生活を守るために存在しているのではないのか?

 どこかの法律バカは、法律が法律がと、すぐに法律を盾に取りたがる。いや、もしかしたら自らが判断できないから、出来る能力がないから、「法律」で言ってることを適用することで、「わたしには責任はありません。だって法律できまっているんだもん。」という責任回避をはかろうとしているのかもしれない。

 そもそも、個人的判断、私的判断が入ってはならない行政手続きというのがあるから、ある程度はそういう考えになるのも認めなければならないが、困るのは今回のようなケースである。

 つまり、品川区も、「受理すると法律違反になるかもしれない、法律がそういってる」から認められないと言っている。これはすなわち「品川区は区として区民を守る前に、法律がそういってるから仕方がない。それを越える権限が品川区にはどうも無いように思います。」ということを言っているのだ。区民を守れない区。アホまるだしである。

 では結局だれが判断するのか?ということになるのだが、それが裁判にまで広がり、今回の法務省のバカな対応にまでなるのだ。

 品川区は、判決を不服としてというのなら上告するのもいいが、もともと「自らの判断」が存在せずに、他人に任せたのだから、今回の判決通りに出生とどけを受理するべきだ。それを上告して法務省のいうとおりに最高裁の判断を・・・などというのは区がやるべきことではない。

 さて、これがもし最高裁にまで進んだとして、万が一「受理の拒否」が支持されたとすると、いったいこの子ども達はどうなるのか?最高裁の判断を得て国民がよろこぶのだろうか?ええ加減にしろ!と言いたい。法務省!いったいおまえらは何のために存在しているのだ?法律のために存在しているのか?国民の方を向いた仕事ができないのならそんな省庁は解体再編しろ!

 そういう法律はいったい誰のために存在しているのかを考えるべきだ。なぜダメなのか?を合理的に説明できたとしても、それは何のためになるのか?そんなことをして、住民票がない子どもつくって何になるのだ。

 こういうことは絶対におかしい。あってはならない。なぜ人よりも法律が優先されるのか?法務省も、品川区も行政だし立法府に近い存在だから”法律の範疇”でものごとを考えざるを得ないのだろうが、そういうところが、”お役所仕事”いわれるゆえんである。一般に暮らしている人が、困るような法律などとっとと改正すればいい。

 今回のことでも、明確に法律で問題ないとなっていれば品川区も法務省も何も文句は無いはずだ。つまり法律を盾にして一般市民をこまらせていることになっているのだ。こまるのが分かっていて、法律を適用させ、出生届けを受け付けないというのはバカもいいところだ。そんな行政区が存在してそれが国民の為なのか?

 法務省は、品川区にそういうばかなことを奨めているひまがあったら、法律改正をすべきだ。法務省の怠慢で、こどもが不幸になるのだ。そういうことがあっていいはずがない。国民の生活を守る為に法律が存在している。法律はもっともっと時代に合わせて改正されてゆかなければならないはずなのに、さぼっている怠慢な法務省の犠牲に、一般市民がさらされている。

 そういう法務省こそ訴えられるべきである。



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