18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

おつかれさま

2004-09-05 00:02:32 | 
 癒し系なる言葉がはやって久しいが、結構長続きしているのをみると日本全体、やはり疲れているのかなあと考えてしまう。韓国ドラマが大変な話題で、NHKの収支を大きく伸ばすことになった”冬のソナタ”はその癒し系の代表なのだそうだ。もはや日本の”スレきった”若手俳優やタレントには期待できないとでも言いたいほどの韓国俳優人気である。私としては、ちょっとひねくれているのかもしれないのだが、日本人と同じ顔立ちに、”洋画風の吹き替えによるセリフの言い回し”にどうしても違和感があって、ドラマに専念できずにいる。かといっていわゆるドラマが嫌いという訳ではけっしてない。いまだに「東京ラブストーリー」のDVD(これは買った)を見て目頭を熱くすることも少なくない。奥さんからは、「わかるけど、やめて。」と言われている。それもわかるけど・・・。たまには涙腺の掃除も必要なのだ。

 さて、癒しの話だが、仕事の関係で月に最低一度は東京と大阪を往復するのだが、東京での仕事を終えて大阪に帰ってくるのがだいたい夜の10時から11時ぐらい。まあ最終電車に間に合えば・・・という気持ちで帰りの新幹線を選択しているのからなのだが、ちょうどまもなく新大阪に到着しようかというあたりに高島礼子嬢による”清酒黄桜”の大きな看板が立てられている。

 東京から大阪方面の下り新幹線を何度か利用されたことのあるかたなら”ああ、あの看板ね”とすぐにも理解していただけるくらい目立っているが、その看板にはさりげなく”黄桜”とかかれているほかに、大きく”おつかれさま”と書いてある。
その看板の落ち着いた感じの着物に身を包んだ高島礼子嬢の醸し出す雰囲気と、ただ”おつかれさま”と縦書でかかれた文字が、なんとも疲れた気持ちを”いやしてくれる”のである。なんの変哲もない看板といってしまえばそれまでだが、たった一つの看板が、出張帰りのビジネスマン諸氏の疲れを癒してくれるのであればそれは大変価値のあることであると私は思う。こんな大きな看板でなくても普段はそれほど気にしていないさりげない景色に実は癒されているのかもしれない。


コメント
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