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18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

女子選手が甲子園に

2008-03-20 12:41:02 | スポーツ
 甲子園といえば阪神タイガースと高校野球。高校野球連盟の規定では選手は男子と決められていて、女子選手の公式試合出場は認められていない。華陵高校の女子選手が甲子園での練習にさえストップがかけられたことがニュースになっている。


 練習ぐらいならいいじゃないかと思うのだがルールはルールなのだそうだ。


 このページに規定があるが、第5条の「男子生徒」という文字が、あるかないかだけなのだ。



 多くの組織にはその存在理由がある。しかしいつしかその存在理由が忘れ去られ、組織があるから理由が存在するという奇妙な事が起こる。


 ひとつの例が、行政と市民の関係だ。市民の為に行政があるはずなのだが、現実には行政上の理由で市民が不便を強いられている。行政事務手続が複雑化すればするほどに、市民がたくさんの手間をかけなければならない。市民からみれば、そんなルールは無くても良いはずと思うようなことも、存在しているルールそのものは、行政の立場からはなんとも改訂できずに延々と無駄なことを続けている事が多い。

 
 今回の高校野球の規定についてもそうだ。ただしルールを決めているのも、ルールを適用しているのも高校野球連盟という点。だから“自己点検”機能がきちんと働いていれば、こういう“時代錯誤”な規定はとっとと削除できていいはずだが、残念ながらそういうわけにはいかないようだ。



 スポーツ関係のこれらの“連盟”は、いわゆる老獪が多くなかなか開かれない組織。エゴと利権とは言わないが、少なくとも体育会系独特のものがあるのではないかと、こういう側面から感じざるを得ない。


 
 陸上競技連盟、水泳連盟、野球連盟、スケート連盟、スキー連盟・・・これらの発足当時の「発展させよう」という気持よりも、「現状維持」に終始しているのは何とも情けない。スポーツの世界で現役でやってきた人達が重ねた苦労を、現在の若い人達にはさせずに済む方法はないものか?とか、少子化や青少年の健全な育成とスポーツの関係についてもっともっと積極的な活動があっていいと思うのだが、連盟という組織は“規定やルール”を作って運営している“権限団体”だとでも思っているのか、本来の存在意義に則った運営ができているのかどうか怪しい。


 今回の華陵高校の女子選手の件を持ち出すまでもなく、とっとと“男子生徒”をとるべきだ。大義名分がないと・・・なんて行っているから、問題解決に向けてのスピード感が無く、すべての物事が遅々として進まないのだ。大義名分が必要ならば、「規定は必ず年に一回見直す」という規則でも作ればいい。




上村愛子

2008-03-10 22:17:12 | スポーツ
 2008年からの良いニュース復活した上村愛子。最初のオリンピックは長野。高校生だった。ワールドカップで何度か優勝を勝ち取ってからしばらく上位に上がれない、怪我など、さまざまな道を通ってきたが、今シーズンはあっという間にモーグルで日本人初の種目別優勝を果たした。すごい!の一言!

 長野以来ずっと応援し続けてきたので、今日は、長野の時の映像と優勝を決めた映像をごらん頂きます。


種目別優勝を決めたレース 

IBMのCM 長野冬季五輪 

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結局は情熱

2008-02-10 19:09:11 | スポーツ
 ラグビートップリーグ全13節が終了。三洋電機が13勝を挙げて一位で終わった。トップリーグはこの後上位4チームによるプレーオフ戦であるマイクロソフトカップで優勝チームを決める。

 2月3日に開催される予定だった第13節の試合が雪の影響で10年ぶりに延期となって開催された2月9日の試合、数年前のような男達の“熱き戦い”から少し状況が変ってきているように感じたのは自分だけではないはずだ。

 
 特にサントリー対トヨタ自動車の戦い。試合開始から後半3/4ぐらいまでは、淡々と、ただ淡々と進む試合だった。

 前半の三洋電機対NECは、時間を感じさせない熱いぶつかり合いだった。力も入ったし見ていて本当に面白かった。あっという間の80分だった。前半を7対7で終えたというのは、ラグビーをよく見る人には分るだろうが、すごく良い試合である証拠でもある。

 これとは対象的だったのがこの日の第2試合。まるで練習試合のように進むし、練習試合のような緊張感のゆるみからミスそしてトライといった感じで、スタンドからの声援もややおとなしめ。

 トップリーグ2位と6位の試合には見えないぐらい面白くなかった。

 試合の様子が変化したのはサントリーがメンバー交代をはじめてから。つまりこれはあからさまな情報戦。キーとなる選手を温存させ、相手に予測させない狡猾さが見えたのが気に入らない。

 プレーオフ戦の存在がこんな試合をさせるのだとしたら残念だ。

 秩父宮ラグビー場の場内FM放送で、「Jリーグはベストメンバーで試合に臨むことが義務づけられているが、ラグビーはどうか?」とラグビー協会のCOOに訊ねていたが、ラグビーにはそういう規定が無いらしい。これは早番改訂されるべきで、試合を見に来たお客さんには大変失礼な話だ。

 勝利至上主義の下、来場者やファンの期待を無視する感覚が芽生えはじめているとしたらこれは大変な事だ。

 多くのスポーツが、プロ化による発展を遂げている中で、ラグビーはなぜかそこの改革が進まない。多くの老獪が“そんなことをしなくてもラグビーは人気がある”と言っているらしい。そういう風に考えるのは勝手だが、長期的なビジョンが無い発言だとしか思えない。いままでもこんなだったから、これからもこれでいいなんて言うのは、狭い視野での話。

 ちょっと話はそれたが、いずれにしても、見に来る人第一に考えるべきだ。結局サントリー対トヨタ自動車の試合は、後半30分からの20分間が最高に盛り上がったのでまあ満足はしたが・・・。という印象だ。

 たとえば、ホームランバッターばっかり揃えた某プロ野球チームはどんどんとファンが離れていってる。

 今後のラグビーの発展を妨げているのは、ラグビー協会のおえらいさんばかりではなく、勝利至上主義的発想で、試合をやる監督や現場コーチ陣も含まれる。


 勝つことももちろん大切だが、勝つことは目標ではない筈だ。ラグビーというスポーツは大人を子どもにし、子どもを大人にすると言われている。勝つことが目標ではないことを改めてしっかり考える必要があるのではないか。特に早稲田を優勝させてきて、サントリーを2位にまで順位を上げてきたことで、勝利至上主義的になってきている清宮氏には通じない話だろうが。


 結局は情熱をかけて戦ってきたチームや試合のほうが面白い。それがラグビーというスポーツをより盛り上げ、裾のを拡げ、ファンを増やすことに繋がる。








ラグビー延期

2008-02-03 17:04:17 | スポーツ
 少々の事では中止にならないラグビーの試合が、中止延期になった。

 せっかくの楽しみだったラグビートップリーグの最終節。しかもトップ四強による試合。楽しみにしていた人も多いはず。

 天候がよくないのはあらかじめ分っていたので少々早い目に競技場へ到着すべく家をでたが、外苑前駅での案内で、延期を知った。

 試合を観に来るために多くの人が同じように案内を見て、一瞬唖然とした様子。

 そうだよなぁ、まさかラグビーが中止になるなんて思っても見ないよなぁ。




 仕方ないから適当にお茶を飲んで帰ってきたが、雪がさらに降り続きさすがに中止でも仕方がないかと思った。いくらラグビーだといってもこの雪じゃ試合はムリだなぁ。怪我も気になるし。



 毎冬、こんな雪の翌日は歩道が凍ってよくすべって転けるので明日は注意。

 


スポーツの秋

2007-12-03 01:42:32 | スポーツ
 さすがにスポーツの秋というだけあって、全国各地でさまざまなスポーツが行われている。

 まず最新情報としては、北京オリンピック出場をかけた野球では、日本が韓国を下して2連勝!星野ジャパンすごい。

 大好きなラグビーもトップリーグの試合が第5節を迎え、全勝同士の対決、三洋電機対神戸製鋼は、三洋電機が快勝!何しろ得点が高く失点も低くいまどのチームよりも充実している筈。

 前節まで1位だった神戸製鋼は、一気に5位へと順位を落とす結果となった。トップリーグ独特のポイント制で順位がトップだったので、黒星が1つついただけでずっとランクが下がってしまう。ポイント制に乗っ取った試合をしてきた反面、こういうこともあることも改めて認識させられた。

 サッカーはといえば、なんと浦和レッズが優勝に王手をかけながら直前で足踏みして、そのスキをついて鹿島が優勝をさらった。だれもが今年もレッズの圧倒的な強さの前に優勝をあきらめていたのに、シーズン当初の連敗をはねのけて鹿島は最後まであきらめなかった。すごい。

 残念なのはレッズであるが、アジアのクラブチャンピオンの為に相当なパワーを使ってしまったのだろう、J2愛媛に敗れ、来期J2に落ちる横浜FCにも負けて、いやなムードだったが、それがそのまま結果に結びついてしまった。選手達もどこかゆるんでいたのではないかとも思うが、済んでしまったことは仕方がないのと、最後まで何があるかわからないということを教えられた結果だった。

 またフィギュアスケートNHK杯も、安藤が予想外の転倒で優勝を逃した。ここ一番の集中力が出るときと出ないときの差が大きいのが今回は悪い方に傾いてしまったといっていいだろう。いい意味での開き直りができれば・・・と残念である。

 これ以外にもたくさんのスポーツが開催されている。そのスポーツの分だけ選手の努力があるし苦悩もある。そういう事も理解したうえでスポーツを見ると、どんなスポーツだって、どんなに悪い結果だって簡単に片づけられない。選手には本当に敬服する。でもどうせなら努力した分の結果がすべての選手に与えられればと思うのだけども、スポーツの憎らしいところが、順位である。一位があれば最下位もできてしまう。つらいけどもこれが現実。

 必ずしも実力通りの順位がつく訳ではない。だからといって、みんな練習を適当にしたりあきらめたりはしない。そこがスポーツのスポーツたる所でもある。

 そういうことを考えると、スポーツに普段から親しむことは人間性を高める要素もやはりあると言えるだろう。


 観るにしてもやるにしても、人間にスポーツは欠かせないものである。