まだ終わらないよ

さて困った。
何に困ってるかって？

アレですよ。アレ。








ヘ・ル・メ・ッ・ト（はーと）


あの後落ち着いてから改めて見てみると、受けたエネルギーは大きかったみたいで、
左眉の上辺りのシェルが割れていた。
もっとよく見たら、ツナギの肩の部分に付いているビスの跡まで付いていたよ！
どんな風にコケたのか見てみたかったなぁ。

ステッカーでも貼ってごまかそうと思ったけれど、大将が
「車検で１００％ばれるからやめた方がいいよ」
って言うんだよね。

やっぱりだめかぁ。
そりゃそうだよね。ヘルメットをチェックする係りの人いるもんな。


使えないとなったら仕方ない。
新しいヘルメットを調達するしかない。
調達するには資金をどうするかだ。
隠し資産は前回のＴＴで底をついたどころではなく、マイナスになっちゃたし…。

こうなったらお嫁様に正直に話して、お金を出してもらおう！




「あのね、ヘルメット落としちゃってもう使えないんだ。
新しいの買わなきゃレース出れない」


流石は僕のお嫁様。
お願いしたお金をすぐに出してくれたよ。」


家庭内ローン、鬼の10回払い(小遣い天引き）だけどね。



何とかヘルメットをGETし、後は当日無事に走り切るだけだ。







で、当日。
この日もOさんに迎えに来てもらう。
家の近くのローソン前で記念写真を撮って出発。

練習のときもそうだったのだけれど、来ている服は2人ともスカジャン。
Oさんは2人でスカジャンは恥ずかしいなんて言っていたけれど、
良いと思うけどなぁ。

スイスイと車は進み、予定時間通り筑波へ着きそうだ。
その前に朝ごはんを調達しようと、コンビニへ入ると見たことのある車が。
大将の車だ。
アレっと思っていると、応援のＨさん達も来たよ。
結束が硬いなぁ。(←その頃真面目なＧさんはすでに筑波に着いていた）


筑波に着いて用意をしていると、
大将「あれ？2人ともスカジャンだね。どうしたの？」
Oさん・僕「僕らはスカジャンがチームウェアーなんだ。何でＧさんは着てないの？」(←ムチャクチャ）
Ｇさん「すみません…」
僕「あの駅の近くに良い店があるから、次回までには用意しておいてよね」
ホントに買ってくるかな？


テントも張り、バイクにゼッケンをつけて準備OK！
練習走行も始まった。
Oさん、Ｇさんが走りに出る。
バイクの様子見があるし、頭に血が昇ってコケると悪いから僕は練習走行なし。
椅子に座ってボーっとする。
ボーっと…。


寒いよっ！！風が強いよ！
ガクガクブルブルしているうちに練習走行終わり。
Ｇさん「走ってるとすっげー寒いっスよ」
寒いのヤダなぁ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寒さに震えながらスタートを待って次回に続く