病気と栄養。誠にそのような毎日だ。
妻が入院している。
安心、犯罪防止入院とも言われているものだ。
つまり老老介護で、殺人が出ないための介護者を楽にする処置だ。
しかし妻は誤えん性肺炎と言う、山口洋子さんが死亡した病気だ。
飲み込みが悪く、食べ物が肺に入り、死亡するのだ。
看護師が一番恐れるのは食事の世話だ。
だから病人に任す。
患者は食べない。
入院3日目で顔色が土色に変わり、目もうつろになる。
あと胃に穴を開けるか、管をつなぐか延命処置だ。
それでも私は妻に病院食を食べさせに通う。
1日1食でも100%食べれば、多少命は持つ。
病院関係者は私を、食事を食べさせる名人だと言う。
ある時、担当医から、お前は殺人者だと怒鳴られた事もある。
全ての家族は医師の命令に従う。
そして延命治療に莫大なお金が流れる。
今や胃に穴を開ける手術も年間40例に厚労省は制限している。
1000床ある、大病院で年間、40名しか許可しないと命令している。
それでもやる場合は全額自己負担だ。
医療は断末魔の世界に入りつつある。
神も仏もいないわけだ。
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