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医師不足・老人は都会へ

2006年06月30日 20時44分59秒 | 病気と栄養
 

NHKテレビで「医師不足」と言う番組をみた。

 私が住む約3、000戸の別荘群には700戸ぐらいに永住者がいる。伊豆では有名な別荘だが、私の周りからも70代、80代の老人がどんどん都会へ逃げ出している。

 老人会の会報に「仲間が都会へ移住して寂しくなった。皆老後は永住するを楽しみにしていたのに・・・自分ひとりになった・・・寂しい・・・」などのコメントを見た。

 私の隣の永住者夫婦も最近、東京に引っ越した。介護付きの高級マンションへ。65で定年、老後を温泉三昧で過ごす予定で、ウン千万円で高級な家を新築した。そして80才を越して妻が病気がちになり、医療環境の良い、都下に越したのだ。

 年に1,2回は別荘として訪れるらしい。当初のプランは死ぬまでここで過ごすであった。しかし医療に不安が生じ、東京都に越した。

 私も今、耳鼻咽喉と前立腺で医通いだが、耳鼻咽喉科に悩んでいる。患者が多すぎるのと、医者が勉強した時期が何十年も前で、その後、ほとんど止まる、化石化しているからだ。

 救急車を呼んでも入院できる病室は無いかも知れないと言われている。

 伊豆で1,2の高級別荘地でも老人が逃げ出し、空家が多い。子供達は緑豊、爆発的トリの鳴き声、温泉では来たがらない。つまり65才で別荘購入、永住、75才で都会へ引っ越すがパターン化している。

 当然、古屋がスラム化し、売家りが増える。

 ここで問題が起きる。住民4万弱の町に6万人8万人に見合う税収が当初あった。それが老齢化、医療の貧困で富める老人から順に都会に逃げ出し、税収に狂いが出た。にもかかわらず約50億円で町役場が新しく落成した。いずれ夕張市になるのか。

 地域医療の貧困が町の財政を大きく狂わせ、富める人が落とすお金を当てにした大型店は売上減少で軒並み悲鳴を上げている. 食べ物屋も価格ダウン競争で利益がでない。

 本来ならば自然環境の良い地方で老後を過ごし、命をまっとうするが理想だ。それが医師不足で空気も水も汚い都会に移住する。

 日本は至る所で病んでいる。