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(記事を全面改訂) OPA627AP へ載せ替え出来るか?

2021年11月12日 23時59分00秒 | オーディオ
今年の 4 月、Nu:Tekt のキット製作から始まった底無し沼からも遂に抜け出れます、たぶん …
最終回は Nu:Tekt 真空管ヘッドホンアンプ BB OPA627AP を 2 個を改修して本格搭載します。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さて今日の製作最初から~
DUAL 化基盤の上に薄膜高分子積層フィルム・コンデンサをはんだ付け、
高価な薄膜高分子積層フィルム・コンデンサの先端を容器から出すときにニッパーで切ってしまいました。

麦粒ほどのこんな小さなコンデンサは ¥80 します。
こんなこともあろうかと余分に買ってて良かった。

このフィルム・チップ・コンデンサは熱に弱く熱を加えるほどに劣化するようです。
この基盤に BB OPA627AP と 8DIP を組みます。

⇧ 縦置きオペアンプを横置きへ 90° 方向変換 ( 右向け右) しました。
この半田付けしたオペアンプの足 ( 指矢印部分 ) が突き出ていますが、
ここはカットしておかないと縮めた時に 8DIP ソケットと接触する危険性があります。
ジュンフロンETFE 線で配線するとかなりスッキリすると思いますが、スッキリしすぎて上の基盤の足とソケットが接触する危険性があり、ジュンフロンETFE 線の場合は間に絶縁体を噛ます必要がありそうです。


上と下の基盤が配線だけでつながっているのを
グラグラしないように UV 接着剤で固定
矢印の様にオペアンプの突き出た足をカット  

これで BB OPA627AP を 2 個搭載して蓋も締まり、内装の電池も使えます。
この通り横から見てもケースからオペアンプは飛び出していません。
真横の直角にしてみます。

ほんの少しだけオペアンプの  上面が見えますがほぼ面一だと思います。
蓋とケースに少し隙間があるのは意図的な設計のようで、これはオリジナルです。
 
電源は内装 2 本、腹に抱えた  外装 4 本の計 6 本を、
2 本づつ並列 Ni-MH 電池で 2.6V, 7500mA の容量となりました。
また BB OPA627AP を装着したまま、外付け電池を外し、内装電池 2 本だけで持ち歩くことも出来るようになりました。

他のオペアンプは次の出番までシリカゲルの中で待機です。


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横から見た感じ。⇩ 90 °の方向変換が完成。
Dual 化基盤は隣のコンデンサと干渉しないようにヤスリで削って、
Dual 化基盤と 8DIP の位置が左右に少しズレているのは搭載時の空間を最大利用するためと、
Dual 化基盤と 8DIP 上下間の不意な接触を防ぐためです。

これが Vic 流のアニメ「鬼滅の刃」の『手鬼』オペアンプです。

♪ 超筋肉質の『手鬼パワー』の音を求めて ♪
ずは、
John Coltrane ♪♪ A Love Supreme ♪♪ ~

各種乾電池で真空管ポタアンを駆動 (その2)

2021年11月12日 12時12分12秒 | オーディオ
Nu;Tekt 真空管式アンプはポタアンなので内装電池は必須ですが、
内臓の電池ケース構造を無視した数種類のオペアンプを導入したばっかりに内装の電池は使用しないことを基本とすることにしました。
単3専用外付けの電池ケースは、電池の交換間隔を伸ばすために単3の 4 本用のケースを改造して2本ずつ並列にして 3 V 仕様にしました。
これで単 3 電池駆動で更に長持ちの 2 倍の電池容量 2.6V / 5000mAh になりました。

Discrete Amp だと前回の電流量の計測にて 430mA という流量で単 3 並列 4 本 ( 2 本づつパラ ) でも 5000mAh なので Max 11 時間しか持たないことになります。充電池の繰り返し充電による劣化を防ぐために、半分の容量になったら電池を充電すると仮定すると 5 時間ごとに電池交換が最良の選択になります。

または電流消費の一番少ない JRC 4850D だと 4 本の充電池駆動で 連続 38h 駆動可能、電池の容量の半分まで減ったら再充電するとしても半分の 19 時間の連続駆動が可能です。

OPA627AP へ載せ替え出来るかな? (その3)

2021年11月11日 11時11分11秒 | オーディオ
ディスクリート・アンプへの載せ替えも済みましたが、
OPA627AP に戻って OPA627AP 2 個をケースに押し込む作業が残っています。
今回 VR と干渉する基盤の部分と VR も少し削りました。
以前は基盤が VR と干渉して挿せない状態でした。

それを今回 ⇩ ソケットの金属の地が見えるまで削り、
 ⇩ VR 側も削って、

その状態で強引に挿入

それで解決したかに見えるけど、
内装の電地は基盤の反対側が当たるので使用できないので外部の電池のみの運用になります。
それともう一つ、蓋が数ミリほど締まらない。
私はマジックテープで蓋を押さえる方法にしているので蓋の固定はできますが、
課題はつづく ...

P.S.
ローレット加工の VR ツマミはとても快適です。

オペアンプの電流流量を計測してみた。

2021年11月10日 07時07分07秒 | オーディオ
Discrete Amp は透明の蓋を被せていますが、触ると暖かい。
たぶん、真空管の熱よりも Discrete Amp のトランジスタと FET 部分が発熱量が多いようだ。
そういえば Discrete Amp の時、電池の持ちが悪い、電池の消費からの予想で他のオペアンプの 3 倍くらいの電流が流れていそう。
計測してみました。

 JRC 4580D --------- 130mA
 JRC MUSES01 ------- 170mA
 Twin BB OPA627AP -- 260mA
 Discrete Amp ------ 430mA

Discrete Amp は 4580D の何と 3.3 倍の電流量でした。

なるほどね、Discrete Amp の電池の消耗が激しい訳だ。
ちなみに流れる電流は VR の位置には左右されず一定量です。
ということでポタアンで使用中に VR 絞っても最大音量で聴いても消費電力は同じです。
Discrete Amp は卓上の暖房器として活躍することになりました。

角電池でディスクリート・アンプを駆動する。(最後に大事な追加記事)

2021年11月09日 09時09分09秒 | オーディオ
遂に念願の
三菱電機の 3V 仕様のデカい FM-5K 角電池で、
ディスクリート構成のオペアンプを駆動します。



まずは Wolfgang Amadeus Mozart の
♪♪ Turkish March トルコ行進曲  ♪♪

この曲は小学生高学年の頃に
地元のレコード屋さんへ行って
LP 買ってソノシート教材用のレコード・プレーヤー
で聴いていました。
☆☆☆
このディスクリート構成のアンプ
たぶん想像ですが
ポタアンなどの電源だと
いくら電池を大容量に増やしても
基本的に電源回路のコンバータ容量に
不足があるのか?
VR 半分以上に上げると
電流不足っぽい歪が生じます。
よくラジオで電池切れ前に
音が歪む
そんな感じです
なので
電源回路に余裕がある
アンプ
に繋ぐ必要がありそうです。
VR 半分以下ならいい感じですけど。
計測器無しの素人耳判断ですから
当てにはなりませんけど。


ディスクリート構成のオペアンプ ( 最後に大事な追加記事 )

2021年11月08日 12時00分00秒 | オーディオ




ヴォリュームのツマミも滑らない ⇩ ローレット加工のツマミに交換

まずは
Johann Sebastian Bach の
♪ 主よ、人の望みの喜びよ ♪ 
☆☆☆
このディスクリート構成のアンプ
たぶん想像ですが
ポタアンなどの電源だと
いくら電池を大容量に増やしても
基本的に電源回路のコンバータ容量に
不足があるのか?
VR 半分以上に上げると
電流不足っぽい歪が生じます。
よくラジオで電池切れ前に
音が歪む
そんな感じです
なので
電源回路に余裕がある
アンプ
に繋ぐ必要がありそうです。
VR 半分以下ならいい感じですけど。
計測器無しの素人耳判断ですから
当てにはなりませんけど。

何の変哲も無い電子部品を手に入れました。

2021年11月07日 06時00分00秒 | オーディオ
今回はマルツさんの店舗へ直接行き、何の変哲も無い電子部品を手に入れました。
前回品切れだったポリバリコンのダイアル、ローレット加工のツマミ、単 3 が 4 本入る電池ケース、接点復活王、クリスタル・イヤホンなど。


そして懐かしい山水のトランス ST-30A

子供の頃に戻って遊びます。

VPN は雑音を発生させるのか?

2021年11月06日 06時00分00秒 | オーディオ
Windows 10, iTunes で音楽を聴いていると時々「ぶちッ、ぶちッ」と雑音が混じります。
ヘッドホンで聴いていると顕著に感じます。
ひょっとして原因の一つは常時接続の VPN ( Virtual Private Network ) か?

この VPN を OFF にすると、
「ぶちッ、ぶちッ」はだいぶ雑音が減るけど完全に無くなるわけではなさそう。

加えて CPU の負荷を下げるようにアプリを iTunes だけにするとだいぶ雑音は聴こえないような気がする。

ヘッドホン・アンプ、定番の石に戻ってみる。

2021年11月05日 06時00分00秒 | オーディオ
現在持っている交換して比較する Nu:Tekt 用のオペアンプの石は 3 つ。
左から JRC NJM4580D, JRC MUSES01, BB OPA627AP.

Nu:Tekt 真空管ヘッドホン・アンプのキットに付属で付いてきたオペアンプは、
JRC NJM4580D と
JRC MUSES01
の 2 個です。
2 個と言うのは入れ替えて違いを聴き比べるようにという配慮かと思います。
これらの実売価格は、
NJM4580D が¥30 です。
MUSES01 は¥3,500 です。
素人考えで 100 倍以上も高価な MUSES01 の方が良いに決まっているという先入観があり NJM4580D は聴いていませんでした。
個人の好みもあるし、やはりそれは聴いてから判断すべきと、

NJM4580D へ挿し換えて聴き直してみることにしました。

『低インピーダンスでのドライブ力を望むなら NJM4580D に勝るオペアンプはなかなか無い。』
という情報もあります。 
また出力も NJM4580D が少しだけ大きいです。