現在持っている交換して比較する Nu:Tekt 用のオペアンプの石は 3 つ。
左から JRC NJM4580D, JRC MUSES01, BB OPA627AP.
Nu:Tekt 真空管ヘッドホン・アンプのキットに付属で付いてきたオペアンプは、
JRC NJM4580D と
JRC MUSES01
の 2 個です。
2 個と言うのは入れ替えて違いを聴き比べるようにという配慮かと思います。
これらの実売価格は、
NJM4580D が¥30 です。
MUSES01 は¥3,500 です。
素人考えで 100 倍以上も高価な MUSES01 の方が良いに決まっているという先入観があり NJM4580D は聴いていませんでした。
個人の好みもあるし、やはりそれは聴いてから判断すべきと、
NJM4580D へ挿し換えて聴き直してみることにしました。
『低インピーダンスでのドライブ力を望むなら NJM4580D に勝るオペアンプはなかなか無い。』
という情報もあります。
また出力も NJM4580D が少しだけ大きいです。
確かに以前いろんな2回路アンプ試していたとき、15元だったかの、ビデオOPAが心地よい音だった事がありました。
オーディオに特化した音を聴いた後の、聴き疲れしない開放感(BGMでラジオ聴いているような感覚)が疲れを癒やしてくれる時もあるのではないかと思います。
でも音の細部特に高音域のその先の音(私には本来聴こえない聴覚音なのだが)雑音となって消えるのか、楽器の音色として消えるのかに、差があると感じます。
聴き疲れしない音って、聴く必要のない音はボカシておく方が楽なんでしょう。目も同じで見え過ぎるより適度にボケた方が目が疲れない、それを無理にメガネで矯正するから見てしまい、結果疲れてしまう。変な比喩ですがこんな感じではないのかなと。
> OPAは価格ではない・・・
ですよね。
そもそも価格というのは性能に比例することもあればそうでもないこともあるでしょう。
人気のオペアンプが大量生産されれば単価は下がるでしょうし。
NJM4580D ¥30 と言えば「チロルチョコレート」か「うまい棒」が3個分ですが、¥30 のオペアンプが如何に価値が有るかを実感します。
>聴き疲れしない開放感
グラフや数値に出ない音もあるでしょうね。
要するに本人が満足感が得られるか?
真空管アンプに酷評で「何を今更真空管」と言う批評家もいますね。
データだけで戦えば今のオペアンプには真空管など全く敵わないのは分かっています。
でも真空管とかディスクリート・アンプに永遠に褪せない輝きを求めたいです。
昔の初恋の女性に永遠の輝きを
と言う事でオペアンプ 8DIP ソケットに挿せるディスクリート構成の 8 ピンの DIP8 構造のアンプを注文しました
再販されるか疑問の MUSES03 なんぞ待っている場合ではないと気付きました。