joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』 清岡智比古

2007年03月29日 | 語学

去年からフランス語を少しずつ、ホントに少しずつ勉強しているのですが、『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』をとてもなが~い時間かけて読んでみました。

たしかにこの本は入門書としてよくできているのかもしれませんが、僕みたいにこんなに何ヶ月もかけていては実になっていないかもしれない。左脳的にゆっくりゆっくり読むよりもスピードを大事にしてたくさん吸収したほうが語学にはいいとよく聴くし。

まぁ、必要性があって勉強しているわけじゃないので、割く時間も限られてくるわけです。

この本はやはり基本の文法を説明してある本なので、多少は退屈です。これは避けられないのでしょう。やはり大西泰斗さんのような面白い英文法の本は、退屈な文法の知識があって初めて理解しやすいのかもしれない。

でも語り口が親切なので、文法書だけど読みやすいと思います。ドイツ語にはこういうポップな先生は聞かないですね。教えている人は多いはずなのに。

こんなにゆっくり勉強してなんになるんだという想いもありますが、のりかかった船ですから続けてみたいと思います。

“Even So” Bonnie Pink

2007年03月29日 | Music

          公園の木漏れ日



僕はボニー・ピンクの音楽を好きだと自分では思っていたのだけど、“Let go”(2001)以来ずっと彼女の音楽を聴いていなかった。

一つの原因は、その“重さ”に合ったと思う。それまでの彼女の音楽はツボにはまれば最高に興奮するけど、アルバムの途中から重く激しくなりすぎるきらいがあったと思う。よく言えば感情がダイレクトに表れているのだけど、そのガンガンした音と激しいシャウトに聴いていて疲れることがありました。

基本的にはどれも素晴らしい曲ばかりなのに彼女から遠のいてしまったのは、そんなことが積もっていったからだと思う。

久しぶりに彼女の音楽を聴きました。“Even So”(2004)です。“Let go”から“Even So”の間にも二枚ほどアルバムがあるから、どういう変遷を経てきたのか分からないけど、とても軽くってなっている。

歌や楽曲自体は、前から僕の大のお気に入りで、そのクオリティは“Even So”でもしっかり維持されています。でも今回聴いていて思ったのは、アルバム一枚スムーズに通して聴けるということ。以前のアルバムでは途中からとても音が重くなっていたのに。

べつにアップテンポの音楽や明るい音楽が多いわけではありません。にもかかわらず、音から重みが抜けているので、ラクに聴けるのです。

これだけでも、彼女の音楽にじつは大きな変化が起きたのだと思いました。