joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

バレエ 『「ジゼル」全2幕』

2006年10月27日 | バレエ

バレエの映像作品『バレエ「ジゼル」全2幕』ジャケット)を観ました。ボリショイ劇場での公演で、1990年に収録されたものです。ちょうどロシアが大変動を迎える直前の時期だと思うのですが、それでもこうやって優雅にバレエを鑑賞している人たちがいるというのも不思議です。


ジゼルを観るのは、僕は初めでだったけれど、舞台と衣装の色がとても見事です。前半のジゼルの住む森の中を現す舞台では、緑の中に淡い紅葉が混じり、村娘たちの衣装もそれに合わせたような柔らかくそして暖かい色です。

それに対して後半では一転して幻想的な夜の森を表し、暗いのに繊細な緑の森と、女性たちの白く透き通るようなドレスとが、静かで鮮やかな舞台を演出していました。

この劇は、話がとてもシンプルで、舞台もシンプルなのが、僕にはとてもよかったです。話自体を取り出すと、自分の好きな男が実は婚約していたと言う事実を知り、狂ってしまうという悲しい話なのですが、そのストーリもバレエという作品を見せるための道具立てに過ぎず、悲劇なのに美しいお話に見えてしまうのです。

とりわけ後半の女性ダンサーたちの群舞は、その幻想的な薄暗い舞台と、その中で映える白いドレスとのコントラストをより鮮やかに表現して、見ていてうっとりしてしまいます。

主役・準主役の人たちの踊りも見事でした。絶妙なコンビネーションでピタッと遭った踊りを見せ、当たり前のように高度な技(に見える)を繰り出していきます。

僕はまだまだバレエについては知らないことが多いのですが、ジゼルはとてもシンプルな構成であるだけに、とても親しみやすいバレエなんじゃないでしょうか。凝った演出もなく、鮮やかな色を見せる舞台とドレスのみで、ダンサーたちの華麗な踊りをそのままに見せてくれているように感じました。

とても楽しめた作品でした。


涼風

北海道日本ハム優勝

2006年10月27日 | スポーツ



日本ハムが日本一になりました。おめでとうございます。

ところで、「日本ハム」「日本ハム」と言っていると、「日本ハム」が日本ハムという会社のチームであることを忘れそうになりますね。

北海道という思いっきり首都圏から離れたところに本拠地がある点でも、なんだか「日本ハム」は日本ハムという会社のチームである前に、まず北海道の人たちのチームへとどんどん変貌を遂げているような印象を受けました。

福岡にしても、あれだけ東京から離れているので、企業のチームであると同時に、やはりその土地のチームであるという印象を受けます。

千葉もそういう感じがしますね。なんだか、近年になってから地方に移転したチームというのは、地元密着型チームのように見えます。

ファンの数なら、中日や阪神のほうが断然多いかもしれない。僕は阪神ファンですけど、でも、中日や阪神に比べると、日本ハムやロッテのほうがファンに愛されているチームに見えました。

僕はチームの数を減らすことには反対で、むしろ積極的に数を増やしてもいいんじゃないかと思う方です。でも、交流戦の数は増やして欲しい。パ・リーグの強いチームって魅力的に感じる。


涼風