今、吉野・下市で注目の場所
「KITO FOREST MARKET SHIMOICHI」。
先日、行ってきました。
こちらの施設は、元小学校の校舎。
小学校の再編で改築されたのですが、児童数減少で、わずか数年しか使われず、長らく静まり返った状態でした。
3coinsを初め、アパレルブランドなどを手がけるパルグループが、校舎をリノベーション。
都市部の家族連れをターゲットにした、
吉野ならではの、非日常を体験できる体験型施設に生まれ変わりました。
リノベーションといっても、もともとが木をふんだんに使われている校舎であることから、手を加えられているのは最小限となっています。
割り箸発祥の地、下市。
目の前を流れる川と森。
街を歩けば、木やカンナくず。
そして、そこから漂う木の香り
…など、下市の人々にとっては、ともに、ずっと過ごしていて、「コモディティ」になっているモノ、コトの数々。
それらが、パルグループのブランド力により、旧校舎の中で「スペシャリティ」に生まれ変わっています。
入口。入口横にある歯車のようなマークは、KITOのロゴで、下市の特産「割箸」をモチーフにしているそうです。
目の前は秋野川。
1階にはレストラン&カフェに、マルシェ。
上の写真はマルシェです。
玄関入ってすぐにあります。
洗練とされたレイアウトと陳列。
人の目線も意識されていると思います。
紫色のジャガイモ「シャドークィーン」は、断面を写した写真と食べ方などを記したPOPが掲示されていて、
生活者がメニューを想像しやすいようにしていました。
また、ナスもたくさんの品種がありましたが、商品には品種名が書かれたシールが貼られてました。
KITOオリジナル商品も販売。
写真はプリンですが、ネーミングには
「その土地ならでは」「今しか食べれない」「食べてみたくなる」の3つが含まれてます。
こちらはお土産物売り場。
更に1階には、KITOオリジナル商品である、地元産食材を使ったビールなどの醸造所。
かつて大阪ミナミの直売所で、シビアな(?)庶民相手に仕事していた経験上、マルシェの陳列の仕方やレイアウトなどをつい見てしまいますが、陳列は端から端まで徹底されていて、「商品をつい手にとってしまう」「立ち止まって見てしまう」仕掛けが施されてます。
また、体育館はキッズスペースがあります。
子どもたちが遊べるスペースになってます。
手前はかんなくずを使った迷路。
奥は絵本などが置かれていて、自由に読めるようにされています。
地元ではかんなくずはコモディティどころか、処分に困るほど。
ところが都市部ではかんなくずに触れる機会はほとんどありません。
かんなくずが「その土地ならでは」のモノ、コトとして新しい価値を見出され、
子どもたちが木の感触や香りに親しめるようにし、
「また(KITOに)行きたい」と記憶に残るように工夫されたと推測しています。
2階はギャラリーと体験ルーム。
廊下は特に手を加えられてなさそうです。
ギャラリーには作家やアーティストさんによる、地元産の杉や桧を使った作品の他、家具や雑貨が展示されてます。
三宝など、下市の特産品も展示されています。
3階はレンタルオフィスとイベントスペース。
4階はスタジオなどがあります。
お伺いした日は、レストラン&カフェはお休みでしたので、改めてメニューを味わいたいと思います。
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