写真は、今年7月に撮影した土壌消毒中のビニルハウスの内部。
タダでさえ暑かったのに、締め切った真夏のビニルハウス。
中に入ると100%熱中症です。
このビニルハウス。
面積もたいしたことありませんし、
4年前までは、一切土壌消毒しませんでした。
ところが、ビニルハウスは外気がセパレートされていることから、
肥料は年々残留しますし、
病害虫、病原菌もかなり発生し、
近年は栽培する野菜に限らず、
春の果菜類の育苗でも支障をきたすように…。
そこで、3年前から土壌消毒をしています。
時期は、7月上旬から梅雨明けの直前。
と、いっても、薬品は一切使いません。
使うのは米ぬかだけ。
やり方は
(1)ハウスに米ぬかを前面に土が見えなくなるくらいまく。
(2)土を耕し、米ぬかと土をなじませる。
(3)大量の水を入れて土を湿らす。
(4)古ビニールで土を覆う。
(5)ビニルハウスを締め切り、秋まで放置。
本当は鶏糞を使ってもいいのですが、
ここの土、粘土質であることから元来肥沃。
さらに残留肥料により、土が肥えていたことから、
これ以上肥料をやると窒素過多になると思い、
米ぬかだけにしました。
こうすることで、梅雨明け後の夏のカンカン照りの太陽熱と、
米ぬかの発酵熱で、害虫や病原菌が死滅します。
目安は、ドブのような臭いと発酵の甘い香り。
この臭いがすれば発酵(殺菌)がうまくいった証拠です。
先日、土を覆っていた古ビニールを外し、
野菜を植えれるようにしました。
…と、いっても、意外に土がふかふかしています。
その為、今年はあまり耕さずに無肥料で野菜の種を播こうと考えています。
無肥料である理由は、土壌消毒として仕事した米ぬかが、
そのまま肥料となっているから。
気になる成果ですが、
この方法で土壌消毒をしたら、害虫や病原菌の被害が激減。
夜盗虫(ヨトウムシ)やネキリムシの被害も激減。
菜っ葉類は殆ど害虫が付かず、
キャベツは一番外の葉っぱだけ害虫に食われただけにとどまり、
植えたもの全て結球しました。
レタスなんかわんさか採れて、
食べるのに難儀したぐらいです。
(備考として、キャベツはコンパニオンプランツをしませんでした。
今年はレタスなどのキク科とコンパニオンプランツをしようと考えています。
それで、害虫の被害がもっと減らせそうです。)
また、春の育苗においても、
病害虫、病原菌の被害が激減しました。
これから、このビニルハウスの出番です。
冬が旬の野菜で、霜に弱いものはここで育てます。
また、時期を追って紹介していきます。
画像が悪いことをご容赦ください。
先日、やまと花ごよみ2010で見つけた変わった里芋。
品種は「ブラックマジック」。
観賞用の里芋らしいで、葉っぱはもっと紫になるらしいです。
しかし食べられるのかな?
この紫の色素を時間があれば調べてみます。
10/10(日)~11(月)、
奈良県大和高田市にある大和高田市さざんかホール2階展示室で、
アトリエA芸術祭「アートへのとびら展」を開催しました。
この「アートへのとびら展」は、
僕の出身高校の美術部OBらによるグループが主催している展覧会。
今年で6年目。
もともと高校美術部在校生・OBによる合同展覧会だったのですが、
出身高校が高校再編の対象となり平成16年をもって突然の終焉。
そこで、僕らが引き継ぎ「アートへのとびら展」と、名前も変えて、
一般公募も出来る展覧会に生まれ変わりました。
また、この展覧会は高校美術の恩師が経営する美術教室の展覧会、
「アトリエA芸術祭」の1スペースとして開催しています。
合同展覧会のときに比べて、
展覧会の宣伝も大々的に出来るようになりましたし、
作品のバラエティもより豊富に。
お客様もかなり増えました。
10/10(日)といえば、野菜ソムリエコミュニティ奈良による、
「平城遷都1300人鍋」の日。
本来、こちらに行くべきところでしたが、
今年、この展覧会の副会長に就任。
どうしても都合が付かず、1300人鍋の方は前日の準備で
失礼させて頂きました。
コミュニティ奈良の皆様、申し訳ございません!!!
まず入口。
アトリエAの子どもたち(生徒)の元気よく、ほのぼのとした作品が
出迎えてくれました。
会場に入るとこんな感じです。
アトリエAの子どもたちが描いた絵画
アトリエAの子どもたちが描いた油絵
アトリエAの子どもたちが制作した工作
こちらは、アトリエAの大人絵画教室受講者の作品コーナー
毎年プロ顔負けの大作・力作が揃います。
中には、画家さんが応募される公募展で受賞された方もいらっしゃいます。
こちらは、「ラブリーマイペット展」。
これは、葉書サイズのかわいいペットの絵葉書の公募展。
今年で17年目。
今年は読売新聞でも応募案内して頂いたため、
例年以上に作品が多かったとのこと。
そして、こちらが、「アートへのとびら展」
絵画と一言で言っても、写実画だけでなく、抽象画など、
いろいろな種類の絵画が毎年並びます。
左から陶芸、彫塑、お皿に絵を描いたもの、
お皿の作品の手前が分かりにくいですが、オブジェです。
これは僕の作品。
左が静物画、右は抽象画です。
お陰様で、2日間でのべ470人以上のお客様に来ていただきました。
また、この展覧会の開催にあたり、以下の7社がスポンサーになってくださりました。
・豊田税理士事務所様(大阪市中央区谷町9丁目)
・お好み焼き『きらら工房』様(奈良県橿原市葛本町)
・神楽フラワーセンター様(奈良県橿原市神楽町)
・情熱うどん 荒木伝次郎様(奈良県田原本町千代)
・教材奈良様(奈良県三郷町信貴ヶ丘)
・犬のしつけ教室 トイ・トイ・トイ様(奈良県葛城市疋田)
・出張 編み物教室様
スポンサーの皆様、ご協賛有難うございました。
取り急ぎこの場を借りてお礼申し上げます。
なお、今回のアトリエA芸術祭全般については、
アトリエAさんのWebサイトで11月に紹介されるそうです。
Webサイトが出来次第お知らせします。
現在、河合町と広陵町にまたがる「馬見丘陵公園」にて、
「第27回全国都市緑化ならフェア やまと花ごよみ2010」
が開催されています。
先日、行ってきました。
その中で、社団法人 日本種苗協会奈良県支部が、大和野菜を紹介されていましたので、
ご紹介します。
「下花春まな」
吉野郡下北山村の地方品種。
主にめはり寿司につかわれるそうです。
また、下北山村の商工会が、「春まな漬け」という漬物を通年販売しています。
めはり寿司だけでなく、漬物、味噌和え、すき焼きにしても美味しいです。
「大和丸ナス」
正倉院文書によると、ナスは平城京の時代には食べられていたそうです。
肉質はよくしまり、煮崩れしにくく、焼いても炊いてもしっかりとした食感が特徴。
焼き物、煮物がおいしいです。
「紫とうがらし」
大和高原(奈良市の東部、曽爾村、御杖村、山添村など)の地方品種といえます。
一番の特徴が花弁と実の色が紫色であること。
殆ど辛くありません。
なお、この紫色の色素は熱を加えると薄黄緑色に変わります。
また、完熟すると赤くなります。
佃煮、てんぷら、炒め物がおいしいそうです。
でも、この紫色。
アントシアニンなど含まれてそう。
今後、生食できるか試してみたいです。
「早生今市カブ」
奈良県特産の小カブ。
肌が柔らかで肉質が良いのが特徴。
根は直径4~5cmくらいの扇円形。
葉っぱは立性で大きく、25~30cmくらいある。
根っこだけでなく、葉っぱも美味。
春と秋に種を播くことが出来、約1ヶ月で収穫可能。
浅漬けや煮物がおススメ。
新米と早生今市カブの浅漬けは美味でしょう。
「大和きくな」
今度、野菜ソムリエコミュニティ奈良で行う、
平城遷都1300年祭・1300人鍋の特選素材(?)の1つです。
室町時代末期に渡来した野菜。
香りが柔らかで葉っぱが大きく、切れ込みの深い中葉種。
鍋物、すきやき、おひたしがおすすめです。
「ひもとうがらし」
伏見甘長とうがらしとししとうの雑種から選抜されたそうです。
実の大きさは10cm前後、太さは鉛筆より細い5~6mm。
実は沢山成り、濃緑色で皮の柔らかい甘味とうがらし。
若どり収穫して食べるのが一番おいしい。
油いため、てんぷら、つけ焼き、煮浸しなどがおススメ。
「大和真菜」
これも野菜ソムリエコミュニティ奈良で行う、
平城遷都1300年祭・1300人鍋の特選素材(?)の1つです。
奈良時代初期にごろから栽培されていた、
日本の野菜の中でもっとも古い野菜の1つ。
大和真菜は原始系に近い品種で、
葉っぱは大根葉に似た切れ込みがあり、
濃緑色で肉質はやわらかく、甘みに富む。
特に霜にあうと独特のうまみがいっそう増します。
煮物、漬物、おひたしがおススメです。
「祝だいこん」
大和では雑煮に使われていたそうです。
ちなにみ大和の雑煮は、円満を意味した輪切りの大根、人参、
里芋と、角をそぎ落とした豆腐を白味噌仕立てにします。
輪切りにして使うことから、
主に、種まきから40日程度経過し、直径3cmくらいが食べ頃だそうです。
煮物、雑煮がおススメです。
地方品種の野菜&果物は、外国産の交配種(F1)に押されがちですが、
その地域でしか出来ない、いわばブランド物だと思います。
いつまでも残って欲しいですし、もっとPRしていきたいと思います。
「第27回全国都市緑化ならフェア やまと花ごよみ2010」
が開催されています。
先日、行ってきました。
その中で、社団法人 日本種苗協会奈良県支部が、大和野菜を紹介されていましたので、
ご紹介します。
「下花春まな」
吉野郡下北山村の地方品種。
主にめはり寿司につかわれるそうです。
また、下北山村の商工会が、「春まな漬け」という漬物を通年販売しています。
めはり寿司だけでなく、漬物、味噌和え、すき焼きにしても美味しいです。
「大和丸ナス」
正倉院文書によると、ナスは平城京の時代には食べられていたそうです。
肉質はよくしまり、煮崩れしにくく、焼いても炊いてもしっかりとした食感が特徴。
焼き物、煮物がおいしいです。
「紫とうがらし」
大和高原(奈良市の東部、曽爾村、御杖村、山添村など)の地方品種といえます。
一番の特徴が花弁と実の色が紫色であること。
殆ど辛くありません。
なお、この紫色の色素は熱を加えると薄黄緑色に変わります。
また、完熟すると赤くなります。
佃煮、てんぷら、炒め物がおいしいそうです。
でも、この紫色。
アントシアニンなど含まれてそう。
今後、生食できるか試してみたいです。
「早生今市カブ」
奈良県特産の小カブ。
肌が柔らかで肉質が良いのが特徴。
根は直径4~5cmくらいの扇円形。
葉っぱは立性で大きく、25~30cmくらいある。
根っこだけでなく、葉っぱも美味。
春と秋に種を播くことが出来、約1ヶ月で収穫可能。
浅漬けや煮物がおススメ。
新米と早生今市カブの浅漬けは美味でしょう。
「大和きくな」
今度、野菜ソムリエコミュニティ奈良で行う、
平城遷都1300年祭・1300人鍋の特選素材(?)の1つです。
室町時代末期に渡来した野菜。
香りが柔らかで葉っぱが大きく、切れ込みの深い中葉種。
鍋物、すきやき、おひたしがおすすめです。
「ひもとうがらし」
伏見甘長とうがらしとししとうの雑種から選抜されたそうです。
実の大きさは10cm前後、太さは鉛筆より細い5~6mm。
実は沢山成り、濃緑色で皮の柔らかい甘味とうがらし。
若どり収穫して食べるのが一番おいしい。
油いため、てんぷら、つけ焼き、煮浸しなどがおススメ。
「大和真菜」
これも野菜ソムリエコミュニティ奈良で行う、
平城遷都1300年祭・1300人鍋の特選素材(?)の1つです。
奈良時代初期にごろから栽培されていた、
日本の野菜の中でもっとも古い野菜の1つ。
大和真菜は原始系に近い品種で、
葉っぱは大根葉に似た切れ込みがあり、
濃緑色で肉質はやわらかく、甘みに富む。
特に霜にあうと独特のうまみがいっそう増します。
煮物、漬物、おひたしがおススメです。
「祝だいこん」
大和では雑煮に使われていたそうです。
ちなにみ大和の雑煮は、円満を意味した輪切りの大根、人参、
里芋と、角をそぎ落とした豆腐を白味噌仕立てにします。
輪切りにして使うことから、
主に、種まきから40日程度経過し、直径3cmくらいが食べ頃だそうです。
煮物、雑煮がおススメです。
地方品種の野菜&果物は、外国産の交配種(F1)に押されがちですが、
その地域でしか出来ない、いわばブランド物だと思います。
いつまでも残って欲しいですし、もっとPRしていきたいと思います。