野菜ソムリエPro. AndyのBlog

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「タネ」の研究農場を見学へ

2011年11月18日 22時59分42秒 | 野菜&果物
11月17日、野菜ソムリエ協会主催で、
タキイ種苗さんの研究農場に見学に行ってきました。

巷に出回っているタネ、苗の数々。

「どのようにして品種改良されているか?」
「品種改良のきっかけは?」

これを知りたくて、今回参加させて頂きました。

この日は絶好の行楽日和。


まず、ハウス棟を見学。
ハウス棟では、トマト、きゅうり、ナス、メロンの育成の様子を
見学させていただきました。


これは、「ハウス桃太郎」を、葉カビ病耐病性(CF)に品種改良したもの。
生産者を悩ませるトマトの病気の1つである葉カビ病の耐病性にすることで、
減農薬栽培できるように改良したものだそうです。

カビ病は、一度発生すると瞬く間に畑に広がります。

…といっても、見た目は普通の桃太郎トマトとかわりませんね…。


これは、ミニメロン。
手のひらに乗るサイズのメロンです。
風味はプリンスメロンに似ているそうで、
順調に行けば1株で20個くらい実がなるそうです。

いつか、育ててみたいと思います。


そして、今、話題になりつつある子どもピーマン「ピー太郎」
ピーマン独特の青臭み、苦味が非常に少ない、
新しいタイプのピーマン。

ハウスでは他に、千両ナス、きゅうりが展示されていました。


そして、子どもピーマンを試食。
手前が浅漬け、左側が子どもピーマンのコロッケ。
(右上は豚汁)
コロッケは今までのピーマンを覆すほど青臭くなく、
食感もピーマンにきゅうりを足した似た感じでおいしかったです。

ピーマンの風味は歯ごたえを楽しみたいのであれば、浅漬けでしょうか。


これは、赤ミズナ。
アントシアニンが豊富なミズナとして、現在研究栽培中とのこと。
まだ市販されていません。


こちらはからし菜です。
アントシアニンタップリ。
サラダセットでもたまに見かけるようになりましたね。
このほか、葉っぱの刻みがこれより少ないタイプのものと、
多いタイプのものがありました。


次に露地の圃場へ。



茎ブロッコリーです。


紫色のカリフラワー。
アントシアニンの紫色がなんともいえませんね。


珍しい種類の大根です。
右上に写っているのが、その葉っぱですが、
どこが珍しいかというと、葉っぱを注目してみてください。
葉っぱが丸葉で、トゲがほとんどありません。
一見野沢菜みたいですね。


こちらは、赤い大根。
この品種はまだ、市販されていません。
極早生品種で、サイズも少し小さめ。
生食向きだそうです。
形は普通の大根と同じで、中は真っ白。
ラディッシュとカブを足したような感じでした。

生食向きの品種は、生育期間が比較的長いものが多かったですが、
これなら、最短で50日くらいで収穫できるそうです。


にんじんです。
左が、カロテンの含有量が従来より約1.5倍多いにんじん。
右が、カロテンとリコピンの含有量の総和が従来よりも約1.5倍、
リコピンが100gあたり6mgも含まれているそうです。
(一般的なトマトの2倍のリコピンを摂取できるそうです)

ちなみに左が西洋にんじんの改良種。
右が東洋(金時)にんじんの改良種です。

実際に試食。
右側は金時にんじんの風味がしていました。

このほか、カリフラワー、白菜、レタス、ほうれん草、小松菜、春菊、
スイスチャード、緑肥など、
いろいろもありました。


こちらは、お花のコーナー
ビオラ、パンジー、ストック、葉牡丹…など
たくさんのお花がありました。

とはいえ、農場、つまり畑は、ボクが子どものころ、遊び場として
公園よりも多く足を運んでた幼馴染の場所。
つい童心に返ってしまい、やたらしゃべりすぎてしまいました。
参加者の皆さん、失礼しました。

とはいえ、いろいろと勉強になりました。
ありがとうございました。

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