淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

綾瀬はるかの演技が驚嘆に値する。TBS「日曜劇場」ドラマ「天国と地獄 ~サイコな2人~」の第1話が面白かった。森下佳子のオリジナル脚本も凄い。

2021年01月18日 | Weblog
 最近の楽しみは、古~いアメリカの伝説的ドラマ、「ミステリーゾーン(原題はThe Twilight Zone)」のシーズン1を真夜中に独り、部屋を真っ暗にして観ることだ。
 1話30分完結で、白黒。CMを除くと20数分間の短いドラマである。全部で150話以上あって、そのシーズン1だけでも36話ある。

 TV史上燦然と輝く傑作SFミステリー・アンソロジーシリーズで、1959年から1964年まで制作され、その後もTVシリーズとして、1985年、2002年、2019年と何度もリメイクされてきた。
 1983年には、映画「トワイライトゾーン/超次元の体験」が作られ、それは、ジョン・ランディス(あのマイケル・ジャクソンの「スリラー」を監督した人ね)、スティーブン・スピルバーグ、ジョー・ダンテ、ジョージ・ミラーの巨匠4監督によるオムニバス作品だった。もちろん、これも映画館で観た。

 今回は、HD版での日本初放送である。
 白黒だけど画質がしっかりしていて、このシリーズの脚本を数多く手がけたロッド・サーリング自らがオープニング司会役を務めている。次回の予告編までちゃんと流れるという、ファンなら狂喜乱舞すること請け合いだ。

 日本でいえば「ウルトラQ」といったところだろうか。ホラーっぽい話やSFっぽい話、皮肉が効いた人生譚、ファンタジーっぽい話や不思議な体験話もある。
 現在、CSの「スーパー・ドラマTV」で朝の6時から毎日2話ずつ放送されていて、朝は観る時間がないので録画して深夜に蒲団に潜ってこれを観ることが至福の時間となっている(まあ、中々熟睡できないし、いつも悪夢にうなされるので、それなら起きてたほうが賢明だし・・・)。

 昨日もこの「ミステリーゾーン(The Twilight Zone)」を観ようと蒲団に潜ったのだけれど、「TVer」で観ていたTBS「日曜劇場」ドラマ「天国と地獄 ~サイコな2人~」の第1話があまりに面白くてそれに夢中になってしまい、「ミステリーゾーン(The Twilight Zone)」どころの騒ぎじゃなくなってしまった。
「天国と地獄 ~サイコな2人~」第1話は25分拡大版だった。

 物語は残酷な猟奇殺人事件の現場で幕を開ける。
 警視庁の刑事である望月彩子(綾瀬はるか)は、遺体の口に大量のパチンコ玉が詰められたその奇妙な殺人事件の捜査にあたっていた。彼女は殺害された自宅の現場で、掃除されたばかりのような清涼感があることに対して少し違和感を覚え、業務用洗浄剤の製造元の会社を突き止め、社長だという日高陽斗(高橋一生)と面会する。

 ところが望月彩子(綾瀬はるか)は、若手実業家である日高がまだマスコミにも公表していない事件情報をなぜか知っていたことから、彼が長期殺人の犯人だと断定し、満月が輝く夜、逮捕しようと日高陽斗(高橋一生)に手錠を掛けようとした瞬間、2人はもつれ合って転落し、互いに意識を失ってしまう。
 病院で気が付いた望月彩子(綾瀬はるか)だったが、自分の体が日高陽斗(高橋一生)になっていることに気づき、唖然とする・・・。

 観終えてから知ったことなのだけれど、このドラマ、原作のないオリジナル・ドラマなのだとか。
 吃驚した。凄いな。
 さすが、「JIN‐仁‐」や「義母と娘のブルース」を書いてきた脚本家の森下佳子だ。素晴らしい。
 それにしても、こんな入り組んだ設定のドラマ、これからどうやって料理してゆくのだろうか? かなり難しいと思う。

 TBS「日曜劇場」ドラマ「天国と地獄 ~サイコな2人~」の第1話平均視聴率は16.8%。好スタートである。

 とにかく綾瀬はるかの演技が素晴らしいのだ。メジカラが半端ない。
 予告編で、日高陽斗(高橋一生)と入れ替わったサイコパスの綾瀬はるかが、不敵な笑みを湛えて相手を威圧するシーンが映されたんだけど、観ていて、一瞬、ゾクッとしてしまった。

 なんなんだ? この狂気を秘めた凄まじいまでの色気は!
 これを、真のおんなのエロスと呼ばずして何と呼んだらいいんだ!

 





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