
昨日の夜見た夢は、何年振りかで見た夢の中で最高に楽しい夢だった。
いつもは、めちゃめちゃ奇妙でシュールな、辛くて苦しさ満載の夢ばっかりで、真夜中にその悪夢から目覚めると、暫くの間、真っ暗闇をただぼんやり見つめることが多くてウンザリするのに、昨日だけはまったく違っていた。
なぜか、女優の川口春奈と恋人同士で、彼女が徹底的に尽してくれるという、現実では絶対にあり得ない素敵な夢だったからだ。至れり尽くせり、ベッタリと寄り添ってくれるのだ。
でもどうして川口春奈なのかは目覚めた今でもよく分からない。特に彼女のファンでもないし、最近映画やドラマで観たという印象もない。まあ、心地いい時間を貰っただけでも夢の神様に心から感謝しないといけない・・・。

というわけで、昨日の夜は「スポーツ・ジム」から帰ってから春の新ドラマを一本観る。テレビ朝日系で放送された連続ドラマ「Destiny」の初回放送である。
主演は、久方ぶりの石原さとみ。テレ朝ドラマはなんと14年振りらしい。
今回のドラマは前評判が高く、脚本がフジテレビ系のドラマ「Dr.コトー診療所」などを手掛けた吉田紀子の完全オリジナル・サスペンス・ドラマだという、そこも大きいだろう。
そしてドラマに関する話題はもう一つあった。
ドラマが始まる前にマスコミが一斉に取り上げた、ドラマ共演者、亀梨和也と田中みな実による熱愛スクープだ。
亀梨和也と田中みな実の年内結婚説もネットや週刊誌で取りざたされていて、この2人の共演には、ドラマを観る前からちょっとシラケてしまった。

ドラマは、主人公である横浜地方検察庁検事(石原さとみ)が、颯爽と地検の廊下を歩く凛々しい姿の映像から始まってゆく。
彼女は中学生の時、検事の父を亡くしてから、母の故郷である長野県に移り住んで地元大学の法学部に進学し、そこで出会った4人の仲間たちと出逢うことで、一生の友だちでいることを共に誓い合う。ところが、卒業も差し迫ったある日、友人2人が乗った自家用車が事故を起こし、そのうちの1人が亡くなってしまう・・・。

「KAT-TUN」の亀梨和也と田中みな実、そして宮澤エマと矢本悠馬の4人が大学の友人役として出演している。
亀梨和也と石原さとみは自然と恋仲になって半同棲生活を送り、それまで亀梨和也に対して密かな恋心を抱いていた田中みな実が、2人へのジェラシーから、思いがけない態度へと変貌してゆく。
でも亀梨和也と田中みな実の熱愛報道記事がどうしても頭を過って離れず、2人が絡んだり会話をし合うシーンになると、実生活とリアルにダブってしまうのだ。
ここがこのドラマ「Destiny」における唯一の難点だろうか。

ただ、ドラマ自体は素晴らしいスタートダッシュ。
伏線が至る所に張り巡らされていて、思わせぶりな行動やセリフ回しがたくさんある。
特に凄いのが、田中みな実の怪演だ!
その狂気の振る舞いがゾクッとする。マジで怖くなる。
こんなに凄まじい狂気を演じているのに、亀梨和也との絡みになると、一瞬で醒めちゃうから参っちゃう。
これまた力演している石原ひとみも、内心もこの熱愛報道には言葉を失っちゃっただろうに。
残念だなあ。ドラマはすんごく面白いんだけど・・・。