土曜日は仕事だった。
そして日曜日もまた朝から一日、仕事があった。
気が滅入るような、そんな内容の仕事が終わったのが夕方の6時過ぎ。
まだ明るい外を、自転車を漕ぎ、俯きながら帰る。
日曜日は朝から青空が広がっていた。
風が強く吹いていたけれど、澄み切った青空が気持ちよかった。でも仕事があったので、太陽の下を走ることさえ出来なかった。
結局こうしてまた、身体を動かすことの出来ない日々が重なってゆく。
その日は横浜町で「菜の花マラソン大会」があって、職場の同僚たちの何人かもエントリーしていると聞いていた。
「ああ、今頃、みんな走ってんだろうなあ・・・」、仕事場のオフィスの窓から澄み切った空を眺めながらそんなことをふと思う。
あとで聞いたら、現地は風が吹いていて、お世辞にもいいランニング・コンディションじゃなかったということだったけど・・・。
今日の月曜日もまた、朝から忙しい。
色んな対応に追われて、クタクタに疲れ果てる。
ここずっと、風邪らしい風邪をひいたことなんて無かったのに、久しぶりに咳が止まらない。
疲れてるんだろう。
踏んだり蹴ったりだ。
仕事が終わり、逃げるように家に帰って音楽を聴く。
疲れた心と身体を癒してくれるそんな音楽。
明日からまた何とか歯を食い縛って生きてゆくために、必要な音楽。
それがいま、聴きたいんだ。
ブルース・スフリングスティーンの「アルバム・コレクションVol.1 1973-1984」を聴こう。
ブルース・スフリングスティーンは1973年にデビューした。
第2のディランと呼ばれたその年のデビュー・アルバム「アズベリー・パークからの挨拶」から、驚異的な大ヒットとなった1984年「ボーン・イン・ザ・USA」までの、全7作品(2枚組があるのでCDにすれば8枚ですが)スタジオ・アルバムをリマスターしたボックスセット、それが「アルバム・コレクションVol.1 1973-1984」だ。
完全生産限定盤である。
「アズベリー・パークからの挨拶」、「青春の叫び」、「明日なき暴走」、「闇に吠える街」、「ザ・リバー」(このアルバムが2枚組)、そして「ネブラスカ」、「ボーン・イン・ザ・USA」。
そのボックスを、ファースト・アルバム「アズベリー・パークからの挨拶」から順番に聴いてゆく。
力強い音である。
歯を食い縛って耐えている音である。
拳を強く握っている音である。
いったい、いつになるのだろう、あの場所にいつ到達できるのかさえ分からない。
あの場所は、俺たちが本当に辿り着きたいと思っている場所、太陽の当たる場所だ。
でもそこに辿り着くまで、俺たちのような放浪者は、ただひたすら突っ走るしかないんだ。
ただひたすら突っ走るしかないんだ!
ブルース・スプリングスティーンが叫んでる。
そして日曜日もまた朝から一日、仕事があった。
気が滅入るような、そんな内容の仕事が終わったのが夕方の6時過ぎ。
まだ明るい外を、自転車を漕ぎ、俯きながら帰る。
日曜日は朝から青空が広がっていた。
風が強く吹いていたけれど、澄み切った青空が気持ちよかった。でも仕事があったので、太陽の下を走ることさえ出来なかった。
結局こうしてまた、身体を動かすことの出来ない日々が重なってゆく。
その日は横浜町で「菜の花マラソン大会」があって、職場の同僚たちの何人かもエントリーしていると聞いていた。
「ああ、今頃、みんな走ってんだろうなあ・・・」、仕事場のオフィスの窓から澄み切った空を眺めながらそんなことをふと思う。
あとで聞いたら、現地は風が吹いていて、お世辞にもいいランニング・コンディションじゃなかったということだったけど・・・。
今日の月曜日もまた、朝から忙しい。
色んな対応に追われて、クタクタに疲れ果てる。
ここずっと、風邪らしい風邪をひいたことなんて無かったのに、久しぶりに咳が止まらない。
疲れてるんだろう。
踏んだり蹴ったりだ。
仕事が終わり、逃げるように家に帰って音楽を聴く。
疲れた心と身体を癒してくれるそんな音楽。
明日からまた何とか歯を食い縛って生きてゆくために、必要な音楽。
それがいま、聴きたいんだ。
ブルース・スフリングスティーンの「アルバム・コレクションVol.1 1973-1984」を聴こう。
ブルース・スフリングスティーンは1973年にデビューした。
第2のディランと呼ばれたその年のデビュー・アルバム「アズベリー・パークからの挨拶」から、驚異的な大ヒットとなった1984年「ボーン・イン・ザ・USA」までの、全7作品(2枚組があるのでCDにすれば8枚ですが)スタジオ・アルバムをリマスターしたボックスセット、それが「アルバム・コレクションVol.1 1973-1984」だ。
完全生産限定盤である。
「アズベリー・パークからの挨拶」、「青春の叫び」、「明日なき暴走」、「闇に吠える街」、「ザ・リバー」(このアルバムが2枚組)、そして「ネブラスカ」、「ボーン・イン・ザ・USA」。
そのボックスを、ファースト・アルバム「アズベリー・パークからの挨拶」から順番に聴いてゆく。
力強い音である。
歯を食い縛って耐えている音である。
拳を強く握っている音である。
いったい、いつになるのだろう、あの場所にいつ到達できるのかさえ分からない。
あの場所は、俺たちが本当に辿り着きたいと思っている場所、太陽の当たる場所だ。
でもそこに辿り着くまで、俺たちのような放浪者は、ただひたすら突っ走るしかないんだ。
ただひたすら突っ走るしかないんだ!
ブルース・スプリングスティーンが叫んでる。