淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

全米で高い評価を得ている人気TVドラマ「マッドメン」シーズン1をやっと観た。

2009年12月03日 | Weblog
 アメリカで「LOST」を抑え、全米テレビ界のアカデミー賞と称されるエミー賞で、ドラマ・シリーズ部門最多となる16部門にノミネートされて6部門を受賞し、それだけでは止まらずに、ゴールデングローブ賞で2年連続ドラマ・シリーズ部門賞を獲得したという、話題のアメドラ「マッドメン」を観た。

 うーん。
 何とも渋いというか、重厚というか、スタイリッシュというか、「セックス&シティ」っぽいというか・・・。

 このドラマ、数話だけ観ると、そのまま投げだしちゃう人も結構多いのではないだろうか。
 テンポも決して速いとは言えないし、次々とハイテンションで物語が乱高下するというわけでもない。
 「LOST」や「24」なんかが大好きな御仁には、余りにも優雅過ぎて肌が合わないんじゃないかなあ。

 ドラマ「マッドメン」は、1960年代が舞台である。
 ニューヨーク広告業界を舞台に、カリスマ広告マンである主人公を中心に、男女間の欲望や様々な嘘や現実を、スタイリッシュに描いてゆく。
 かなり際どいシーンも続出するし、男と女のドロドロもそれなりに深く描いている。

 この「マッドメン」は、アメリカ本国でも、そんなに仰々しく話題性に乗ってスタートしたわけではないようだ。
 ドラマ性があり、1960年代という時代設定が話題を呼んで、シーズン1の最終回は300万人が全米で視聴するまでにブレイクしたらしく、現在はシーズン3まで進んでいる。

 本当はどうだったのかよく解らないけれど、1960年代の広告業界って、ここまで凄かったのだろうか?
 仕事中でも酒を飲み、セクハラや不倫はヤリ放題と、まるで盛りのついた犬の如くなのだ。

 広告業界で働いているドン・ドレーパーという男は、やり手の有能な広告マンである。
 彼は、家庭的な一面を見せながら、自由な生き方をしているイラストレーターと不倫関係を続けていた。
 しかし彼は、誰も知らないある秘密を抱えていたのだった・・・。

 広告業界に蠢く様々な人間たちをじっくり描きながら、一方で、人間が抱えている闇の部分を静かにあぶり出してゆく、そんなドラマと言ったらいいのだろうか。
この「マッドメン」、ゆっくり、そしてジワリジワリと効いてくる。まるでボディブローのように・・・。
 なので、少しずつ小出しに観ると、そのまま途中で止めちゃうかもしれない。
一気に観た方が無難である。
 面白さが倍増する。



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「NOT SIMPLE」 | トップ | 「One Of These Nights」 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事