イタリアのトリノで開催している冬季オリンピック。
現時点で「日本女子カーリングチーム」、ちょっと一次予選突破は無理のようだけれど、競合国を相手にかなり頑張っていると思う。
カーリングは全くやったことがないけれど、僕の住む街は「カーリングの街」でもあり、この地で来春、「2007 世界女子カーリング選手権大会」が開催される。
日本映画「シムソンズ」。
正直に言うと、全く期待などしていなかった。
ちよっとカーリング映画そのものに興味があったし、まあいつものように、じゃあ観てみるか、という程度だった。
映画そのものは、偉大なるワンパターン。
スポーツ映画に必ずある、友情、苦難、勝利、という、いつもの予定調和な展開に終始する。
主人公は、北海道常呂町の女子高校生。
街はカーリングによる町おこしと、町民のスポーツ振興に努めているのだが、この女子高校生、そんなことより、男子のカーラーで現在は有名になった選手にお熱で、ただそれだけのためにカーリングを始めるのだ。
友達を丸め込み、チームを立ち上げるのだが、他のチームで浮いている選手を押し付けられ、今は漁師で身を立てる元選手をコーチに当てられてしまう。
ベタな会話。緩い笑い。仲間同士のトラブル。猛特訓。そして大会出場。
これまで作られた数多のスポーツ映画を、この映画も完全になぞっている。
しかし。
この映画を救っているものがあるのだ。
それは・・・。
まず、北海道常呂町の風景の美しさ。
オホーツク海から吹き荒れる海風の音。サロマ湖の色。街の静けさ。太陽の光。そのどれもが素晴らしい。
匂って来る。
それから、コーチ役の大泉洋。これが抜群にいい味を出している。
よくある駄目コーチなのだが、飄々とした演技。
主役の加藤ローサと、チームの残る3人もまた何とも言えずにいい。
正直に言うと、加藤ローサと藤井美菜はとてもきれい。
いくらでも批判が出来る映画である。つまんないという人もいるだろう。
でも、この映画を他のスポーツ映画の悪しきパターンから脱出させているのは、監督の力量に寄るところがあるかもしれない。
佐藤祐市。テレビの「ウォーター・ボーイズ」を演出した人。手馴れている。そして、何処となく優しさが感じられる。
群を抜いた、素晴らしい日本映画ではない。
でも、少しだけ、冷たい心は暖めてくれる。そんな映画だ。
現時点で「日本女子カーリングチーム」、ちょっと一次予選突破は無理のようだけれど、競合国を相手にかなり頑張っていると思う。
カーリングは全くやったことがないけれど、僕の住む街は「カーリングの街」でもあり、この地で来春、「2007 世界女子カーリング選手権大会」が開催される。
日本映画「シムソンズ」。
正直に言うと、全く期待などしていなかった。
ちよっとカーリング映画そのものに興味があったし、まあいつものように、じゃあ観てみるか、という程度だった。
映画そのものは、偉大なるワンパターン。
スポーツ映画に必ずある、友情、苦難、勝利、という、いつもの予定調和な展開に終始する。
主人公は、北海道常呂町の女子高校生。
街はカーリングによる町おこしと、町民のスポーツ振興に努めているのだが、この女子高校生、そんなことより、男子のカーラーで現在は有名になった選手にお熱で、ただそれだけのためにカーリングを始めるのだ。
友達を丸め込み、チームを立ち上げるのだが、他のチームで浮いている選手を押し付けられ、今は漁師で身を立てる元選手をコーチに当てられてしまう。
ベタな会話。緩い笑い。仲間同士のトラブル。猛特訓。そして大会出場。
これまで作られた数多のスポーツ映画を、この映画も完全になぞっている。
しかし。
この映画を救っているものがあるのだ。
それは・・・。
まず、北海道常呂町の風景の美しさ。
オホーツク海から吹き荒れる海風の音。サロマ湖の色。街の静けさ。太陽の光。そのどれもが素晴らしい。
匂って来る。
それから、コーチ役の大泉洋。これが抜群にいい味を出している。
よくある駄目コーチなのだが、飄々とした演技。
主役の加藤ローサと、チームの残る3人もまた何とも言えずにいい。
正直に言うと、加藤ローサと藤井美菜はとてもきれい。
いくらでも批判が出来る映画である。つまんないという人もいるだろう。
でも、この映画を他のスポーツ映画の悪しきパターンから脱出させているのは、監督の力量に寄るところがあるかもしれない。
佐藤祐市。テレビの「ウォーター・ボーイズ」を演出した人。手馴れている。そして、何処となく優しさが感じられる。
群を抜いた、素晴らしい日本映画ではない。
でも、少しだけ、冷たい心は暖めてくれる。そんな映画だ。