禎子さんへ。
しかし久しぶりですね。いきなり、記憶ですか?
「記憶は嘘をつく」という本を読んだことがありますか? なかなか面白い本でした。
そうです。記憶は意地悪なんです。時々、嘘をつきます。よくありますよね。昔遊んだ時は物凄く大きな原っぱだったのに、今来てみたら思ったより小さいとか。
あれって、無意識のうちに頭の中で勝手に物語を創造して、記憶が暴走してしまうことから来るらしいんですよ。
それから、こんなのも事例としてあったなあ。ずーっと長い間、自分の中で、親が妹ばっかり可愛がっていたという記憶に支配されている人がいて、それをその著者が、親や妹に面接して過去を解きほぐしていくっていうやつ。そしたら、全く逆で、むしろ妹の方が蔑ろにされていたという事実が判明したとかね。(ごめん、何年も前に読んだ本なので、事例はちょっと違っているかも。あっ! これも記憶が間違った事実をインプットしていたのかも)
しかし、記憶がどうのって言ったって、結局、禎子さんは書けなかったわけね?
僕は、今日、何年振りかで小説を一編完成させました。明日、ある賞に応募するつもりです。
いやあ、やっと書けましたよ。長い、長い、スランプでした。でもまあ、書けたからって、このジェットコースター的躁鬱から抜け出したわけではないですが・・・。
何たって、今年は僕、正念場なんで。淳一
しかし久しぶりですね。いきなり、記憶ですか?
「記憶は嘘をつく」という本を読んだことがありますか? なかなか面白い本でした。
そうです。記憶は意地悪なんです。時々、嘘をつきます。よくありますよね。昔遊んだ時は物凄く大きな原っぱだったのに、今来てみたら思ったより小さいとか。
あれって、無意識のうちに頭の中で勝手に物語を創造して、記憶が暴走してしまうことから来るらしいんですよ。
それから、こんなのも事例としてあったなあ。ずーっと長い間、自分の中で、親が妹ばっかり可愛がっていたという記憶に支配されている人がいて、それをその著者が、親や妹に面接して過去を解きほぐしていくっていうやつ。そしたら、全く逆で、むしろ妹の方が蔑ろにされていたという事実が判明したとかね。(ごめん、何年も前に読んだ本なので、事例はちょっと違っているかも。あっ! これも記憶が間違った事実をインプットしていたのかも)
しかし、記憶がどうのって言ったって、結局、禎子さんは書けなかったわけね?
僕は、今日、何年振りかで小説を一編完成させました。明日、ある賞に応募するつもりです。
いやあ、やっと書けましたよ。長い、長い、スランプでした。でもまあ、書けたからって、このジェットコースター的躁鬱から抜け出したわけではないですが・・・。
何たって、今年は僕、正念場なんで。淳一